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7/1【GLEAT】敗北・60secondsが解散 BULK ORCHESTRAは絆確認で関係修復

『GLEAT Ver.6 -旗揚げ2周年記念大会-』TOKYO DOME CITY HALL(2023年7月1日)
G PROWRESTLING 60seconds vs BULK ORCHESTRA 敗者ユニット解散マッチ ○田村ハヤト&河上隆一&チェック島谷&KAZMA SAKAMOTOvs頓所隼&佐藤恵一&井土徹也×

 敗北した60secondsの解散が決定。亀裂が発生していたBULK ORCHESTRAは絆を確認し、関係修復を果たした。

 BLACK GENERATION INTERNATIONALを率いる石田凱士の提案を受けて、吉野正人コミッショナーが決断して組まれたBULK ORCHESTRAと60secondsの敗者ユニット解散マッチ。椎葉おうじが怪我のため欠場となり、3対4と60secondsが圧倒的不利な状態となるが、気がかりはBULK ORCHESTRAのリーダー・河上とKAZMAの亀裂。誤爆が続き、さらには河上の独断専行にKAZMAが苛立ちをあらわに。不穏な空気が漂う一戦となった。

 BULK ORCHESTRAが先手を取り、井土に連続ラリアットを浴びせるが、河上の逸る気持ちが空回りして急ブレーキ。河上のショルダータックルも田村に誤爆してしまい、暗雲が立ちこめた。一方、人数で劣る60secondsだったが、こちらは連係がしっかり機能して必死の応戦を見せる。井土がエプロンからランニングローキックを連発すると、頓所はトペコンヒーロで続いた。

 その後も60secondsの闘志が上回り、主導権を渡さない。田村にトリプルドロップキックを発射。頓所の合体式不知火、恵一のダイビングボディプレス、井土のバズソーキックが立て続けに田村にさく裂すると、井土のローリングバックエルボーもクリーンヒットした。

 大技の連鎖からBULK ORCHESTRAが流れを奪い取ったかに見えたが、河上と田村のサンドイッチラリアットが痛恨の同士討ちに。それでも仲間割れせずに田村とKAZMAは河上にゲキを飛ばすと、4人でのサンドイッチボディアタックをさく裂。田村と河上のサンドイッチラリアットが今度こそ火を吹いた。

 粘る井土は田村のジャックハマーを腕ひしぎ逆十字固めで切り返すと、三角絞めで絞めに絞めたが、田村は強引に抱え上げてのパワーボムで執念の脱出。ハイキックで棒立ちになりながらも、ラリアットを前後から連発する。そして、ジャックハマーを爆発させると、最後はハヤトオーケストラ(キン肉バスター)でダメ押しして3カウントを奪った。

 BULK ORCHESTRAが激勝し、60secondsの解散が確定。勝利を手にした田村は「勝ったぞ! お前らのことはモヤシみたいで大嫌いだけど、今日の試合でお前らハンディキャップマッチでやって、俺たちにもファンのみんなにもお前らの覚悟は確実に伝わったよな」と60secondsを称えたうえで、「そしてBULK ORCHESTRAが生き残ったぞ。俺らでもう1回しっかり団結して、もう1回GLEATの中心に立つぞ」と意気込んだ。河上が喜びを爆発させると、KAZMAは「そういう調子に乗るところがダメなところ。でも、みんなわかってるよね。こういうところが嫌いじゃない。BULK ORCHESTRAはこういうところが好きなんだよ。お客さんもそうでしょ?」とアピール。仲違いを経て結束が強まった。

 田村は「相変わらずだな、リーダー。俺たちみんな大好きだから、これからもしっかりバルクでやっていこうぜ。俺は井土から3カウントを獲って60secondsを解散させたけど、俺も決断したから。すぐにでも俺は動き出すから、楽しみにしててくれ」と宣言。「もう1回言うけど、お前たちのことはモヤシみたいで大嫌いだけど、俺たちの世代でこのGLEATを盛り上げていこうぜ!」と60secondsの面々にエールを送ると、恵一はリングに背を向けて去っていったものの、井土と頓所はBULK ORCHESTRAの面々と握手を交わした。

 BULK ORCHESTRAは全員でコメント。ストームが「納得がいかない」と河上に詰め寄る場面も見られたが、ガチムチ軍団らしく一騎打ちで気持ちを確認し合うことになった。一方、60secondsサイドは恵一が握手に応じた頓所に怒りをあらわ。こちらも一騎打ちが浮上した。

【試合後の河上&田村&KAZMA&ストーム】
▼田村「勝ったぞ!」

※全員で「オイ、オイ」と叫んで喜びを爆発させると

▼ストーム「ハヤト! BULK ORCHESTRAを守ってくれて、本当にありがとう! でも、リーダー! まだ納得できない!」

▼河上「なんでだよ?」

※2人が揉め始めると、KAZMAが割って入る

▼KAZMA「ちょっとちょっと。納得できてなかったからさ、次の大阪大会でケジメマッチで1対1、マノ・ア・マノ、やればいいんじゃねえか? ケジメつけようぜ、ここでしっかり」

▼ストーム「OK!」

▼河上「男と男で白黒決めようぜ! 俺がちゃんと勝ってストームを取り戻して、ガレノも入れて俺たち6人でBULK ORCHESTRAだ! (全員で雄叫びを上げると)なぜなら! (他のメンバーも『なぜなら』と続くと)回りくどいから俺が言うぜ! なぜなら、俺たちが今世紀最高のガチムチバディ集団……」

▼田村「(割って入って)BULK ORCHESTRAだ!」

▼全員「(ハイテンションで『オイ! オイ!』と叫ぶと)ウ〜、ボキッ! だ!」


【試合後の井土&頓所&恵一】
▼恵一「負けは負け。3カウント取られた。負けは負け。60secondsは今日で終わり。でもさ、終わり方ってあると思うんだよね。2人さ、握手してなかった? どういう意味? 終わり方ってあると思うんだよ。俺らが積み上げてきたもん、あれで終わり? どういうことよ。井土待て。頓所、お前に聞いてんだよ。どういう意味だよ? あの握手」

▼頓所「俺たち60seconds、今まで一緒にやってきただろ。今日で終わりかもしんないけど、心はみんなつながってんだろ?」

▼恵一「心が1つならバルクと握手する必要あったのか? どこに理由があるんだよ? 握手するよ。そういうとこだよ。芯がブレてるよ」

※恵一が先に去っていくと

▼頓所「なんだ? あいつ」

▼井土「俺はまだ60は解散したけど、頓所が言った通り、心はつながっていると思ってるから。サトケイと確かめたら」

▼頓所「そうだな。次、大阪。佐藤恵一、お前シングルだ。俺とシングルやれよ」

▼井土「それと(椎葉)おうじ。ごめん。帰れる場所を残しておけなかった。そして、60を応援してくれたファンのみんな、本当に残せなくて、結果も何もちゃんとした形で残せてなくて本当にごめん。でも、60は解散したけど、俺ら、そしてファンのみんなの心はつながっていると思ってるから。GLEATの一員として盛り上げていこうぜ」

▼頓所「ああ」

▼井土「たった今、60secondsは終わりだよ。でも、GLEATの一員として盛り上げよう」

▼頓所「OK」

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