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7/7【DRAGONGATE】元ディアマンテのルイス・メサが聖地で素顔披露 シュン排除で再来日約束

『KING OF GATE 2023』後楽園ホール(2023年7月7日)
○ドン・フジイ&ウルティモ・ドラゴン&ドラゴン・キッドvs望月ススム&神田ヤスシ&望月ジュニア×

 マスカラ金網5WAY戦に敗れて素顔をさらした元ディアマンテのルイス・メサが後楽園ホールに電撃登場。改めて素顔を披露し、シュン・スカイウォーカーに「メキシコに帰れ」と執ようにののしられたものの、ドロップキックで排除。「メキシコでたっぷりと休養を取ったら、この後楽園ホール、DRAGONGATEに帰ってくる」と再来日を約束した。

 ディアマンテは7・2神戸ワールド大会で行われたマスカラ・コントラ・マスカラ金網5WAYマッチに出場。最後はZ-Bratsの盟友だったシュンに裏切られて敗北を喫した。マスクを失い、正体がメキシコ・コアウィラ州出身、33歳のルイス・メサであることが明らかに。ウルティモとの抗争も終わり、握手を交わした。その後、ディアマンテとしてエントリーしていた『KING OF GATE 2023』を自ら辞退。今後の去就に注目が集まっていた。

 この日、ウルティモはキッド&フジイと組んで、M3Kのススム&神田&ジュニアと対戦し、安定感ある動きでツインゲート王者のススム&神田を翻ろう。最後は前日に53歳の誕生日を迎えたばかりのフジイがグラウンド卍固めでジュニアを沈めた。

 試合後、禍中のディアマンテが私服&マスク姿でサプライズ登場。後楽園ホールの観客から大歓声が巻き起こると、ウルティモはロープを開いてリングに迎え入れる。2人は感極まった表情で握手し、抱擁を交わした。

 「ミナサン、コンバンハ」と日本語であいさつしたディアマンテは、ウルティモの通訳で今の思いを吐露する。「自分はマスクを失ってしまった。でも、それは私の人生にとって非常に大きな出来事で、自分の心の痛みは皆さんに想像がつかないと思います」と語りかけると、「この後楽園ホール、東京のファンの皆さんは、私が初めて来日した時から私のことを受け入れてくれて、応援してくれた。私は後楽園ホールのファンの皆さんにマスクを取られたことを報告したくて、今日ここに来ました」とアピールした。

 ここでZ-Bratsの面々を率いたシュンが乱入。盟友から怨敵に変わったシュンから「情けねえなあ」と嘲笑されたディアマンテだが、気にせず。「今日は皆さんの前で私の素顔を見せます。皆さんは私にとって尊敬すべき人たちです。そして、これまでこの私をファミリーのように応援してくれて、本当にありがとうございました」と感謝しつつ、改めてマスクを脱いでルイスとしての素顔を披露した。後楽園ホールに「ルイス」コールが鳴り響く。ウルティモが「神戸でも言ったけど、こいつイケメンじゃない?」と指摘すると、女性ファンから早くも黄色い声援が飛んだ。

 シュンはそんなルイスをなおも糾弾。「どうだ、嬉しいか。顔面を誉められて嬉しいか。情けねえ姿だな。マスクも失って、試合にも負けて、KING OF GATEにも出ないらしいな。メキシコに帰るか? 帰れよ。お前なんか日本に帰ってこなくていい。弱い人間が上がるリングじゃねえんだよ。わかってるか? 早くメキシコに帰れ、お前みたいなヤツはマスク捨てて」とまくし立てた。

 ウルティモが「お前が岐阜に帰れ」と横やりを入れても、シュンの舌鋒は止まらない。「こいつが戦うのはここじゃねえだろ。お前はメキシコに帰れ。そして、一生このリングに上がってくるじゃねえよ」と執ように罵り続けた。

 業を煮やしたルイスは実力行使に出る。詰め寄ったシュンを華麗なドロップキックで場外に排除。観客の溜飲を下げると、「ミナサン……今、私はマスクを失ったばかりで、休みが必要です。メキシコに帰って、家族たちにマスクを取られたことをまず報告したい。そして、メキシコでたっぷりと休養を取って、エネルギーをチャージしたら、この日本、東京、後楽園ホール、DRAGONGATEに帰ってくる」と約束。場内は大歓声でルイスを支持した。

 シュンとの遺恨はくすぶっているが、ルイスは一旦メキシコに帰国。充電期間に入る。日本に帰ってきた時は“テクニコ"として再起することになり、大きな声援を集めそうだ。

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