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7/26【新日本】聖地で大激闘…初日・石井がキングストンへ猛ゲキ 「日本のプロレス追求しろ」

『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 33』後楽園ホール(2023年7月26日)
Cブロック公式戦 ○石井智宏vsエディ・キングストン×

 聖地・後楽園ホールで大激闘の末にキングストンを粉砕し、石井が4戦目でG1初日を迎えた。石井はキングストンをライバルと認め、「日本のプロレスをもっと追求してみろ。体感してみろ」とゲキを飛ばした。

 3敗の石井と2勝1敗のキングストンがG1公式戦で対決。両者は昨年の5・14ワシントン大会、AEW9・4シカゴ大会で激闘を展開し、ここまで1勝1敗のイーブン。決着戦とも言えるべき日本では初めての一騎打ちが後楽園ホールで実現した。

 日本のプロレスに強い思い入れを持つキングストンが聖地でのっけから奮闘。石井と真っ向から逆水平を打ち合って場内を沸かす。石井はショルダータックルからサッカーボールキックを連発して先制。強引にバックドロップで引っこ抜いた。

 キングストンは中腰になった石井の後頭部にダイビングニードロップを落とすと、マシンガン逆水平、エクスプロイダーと日本の影響が色濃い大技ラッシュで巻き返す。再び逆水平合戦に突入すると、キングストンはショルダータイツを脱いで上半身裸になり、正面から打ち合った。両者の胸板は真っ赤に腫れ上がるが、キングストンが競り勝つと、場内は「エディ」コールに包まれる。

 キングストンはハーフネルソンスープレックスからアメリカンD(スライディングエルボー)を発射。チャンスを掴む。しかし、続くバックフィスト・トゥ・ザ・フューチャー(裏拳)を避けた石井は投げ捨てジャーマン2連発で反攻し、2人はリングで倒れ込んだ。

 先の読み合いからキングストンはラリアットを振り抜くと、急角度のバックドロップをズバリ。ストレッチプラムでギブアップを迫る。これを耐え抜いた石井はなりふり構わず頭突きを乱射。ジャンプしてまでねじ込んで逆襲に成功した。キングストンの逆水平を仁王立ちで受け止め、延髄斬りを一閃。キングストンのジャンピングハイキックに被弾してもラリアットを連続してぶち込んだ。

 キングストンは粘りに粘って重低音ストンピングを巻き起こし、バックフィスト・トゥ・ザ・フューチャーを連発したが、石井も意地のキックアウト。絶叫したキングストンはノーザンライトボムを狙うも、石井は片足コードブレイカー、スライディングラリアットで立て直すと、垂直落下式ブレーンバスターで突き刺して熱戦に終止符を打った。

 後楽園ホールを揺るがす激闘を制して石井が初日。敗れたキングストンにも大きな拍手が送られた。

 石井は「アイツ、日本のプロレスが好きなんだろ? 憧れなんだろ? だったらそれをもっと追究してみろ。体感してみろ。好きとか憧れだけで終わらせんじゃねぇぞ。ものにすんだよ。自分自身に」とキングストンにゲキを飛ばし、「そのためだったら、何度でも対戦してやるよ。そして何度でも組んでやるよ。アイツとの関係はこれからも続く。アイツとの旅は始まったばかりなんだよ」とライバル関係継続を明言した。

 次戦は7・30名古屋大会。石井はEVILと対決するが、「年々痛々しくなってんな、アイツ。哀れだよ、哀れ。名古屋では、さんざんな目に遭わしてやるよ」と予告した。一方、敗れたキングストンはマイキー・ニコルスと対戦する。

【石井の話】「まさか、まさか日本で、エディと試合するとは思わなかったよ。分かんねぇもんだな。アイツ、日本のプロレスが好きなんだろ? 憧れなんだろ? だったらそれをもっと追究してみろ。体感してみろ。好きとか憧れだけで終わらせんじゃねぇぞ。ものにすんだよ。自分自身に。そのためだったら、何度でも対戦してやるよ。そして何度でも組んでやるよ。アイツとの関係はこれからも続く。アイツとの旅は始まったばかりなんだよ。分かったか? 次は、EVILだな。オイ、年々痛々しくなってんな、アイツ。哀れだよ、哀れ。名古屋では、さんざんな目に遭わしてやるよ」

【キングストンの話】「(首のあたりを冷やしながら入ってくるも、氷のうを落としてしまい、ヤングライオンの中島を呼んで)ここだ、アイスを拾ってここに当ててくれ。(中島が氷のうを拾って首を冷やすと)アリガト、アリガト。……負けた……。俺は負けたんだ。言えるのはそれだけだ。負けたんだ……。行かなくては。医者に診せないといけない。……ハァ……、負けた……」

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