7/26【新日本】鷹木“パンピングボンバー固め"で星取り五分に 「本当の意味でG1スタートした」
『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 33』後楽園ホール(2023年7月26日)
Cブロック公式戦 ○鷹木信悟vsマイキー・ニコルス×
鷹木がニコルスとの肉弾戦を“パンピングボンバー固め"で制して連勝。G1の戦績を2勝2敗の五分にし、「これでやっと鷹木信悟の本当の意味でのG1がスタートした」と気合いを入れた。
鷹木はまさかの開幕2連敗となったが、3戦目で石井智宏を下して初日。「逆襲の鷹木信悟を見せてやる」と宣言した。4戦目の相手は同じく1勝2敗のニコルス。シングル初対決となった。
ショルダータックル合戦、エルボー合戦と肉弾戦で幕開け。ニコルスはリング内、さらには場外からエプロンめがけてバックドロップを連発して先制した。滞空式ブレーンバスターもさく裂。かみつき攻撃も披露する。
鷹木はスライディングラリアットを回避すると、左腕ラリアットを振り抜いて反撃開始。怒とうの連続攻撃から「来た来た来た!」と絶叫すると、串刺しパンピングボンバー、スライディングラリアットと立て続けに右腕を唸らせた。
ニコルスは鷹木の動きを意識するようにDDTで流れを変えると、連続串刺しラリアットから雪崩式ブレーンバスターをコーナー最上段から敢行。エルボーや頭突きを真っ向から打ち合うと、傷口が開いて額から流血したニコルスはデスバレーボム、スライディングラリアットで勝機を掴んだ。
負けじと鷹木はデスバレーボムでお返し。ニコルスがラリアット、鷹木がパンピングボンバーを振り抜き、互いにカウント1でキックアウトして意地を爆発させる。ラリアットの相打ちからヘッドバットも打ち合い、肉弾戦が続いて、どちらもフラフラになったが、鷹木はパンピングボンバーを放ったまま強引に押し潰して押さえ込み、3カウントを奪った。
肉弾戦を制した鷹木が2連勝。これで2勝2敗のイーブンに。「ある意味、これでやっと、鷹木信悟の本当の意味でのG1がスタートした」とアピールした鷹木は、次戦となる7・30名古屋大会でのタマ・トンガ戦に言及。1982年生まれという共通点を指摘し、「俺はな、同い年とか同年デビューとかメチャクチャ意識してるんだよ。分かるか? タマちゃんよぉ、日本長いかもしれないけどな、これからおいしいところは、日本人のこの俺が全てもらってく」と予告した。敗れたニコルスはエディ・キングストンと対戦する。
【試合後の鷹木】
▼鷹木「勝ちは勝ちだオラ! オイ、言ったろ? 初心をしっかり思い出すって。プロレスの初心は! 3カウントだ。ガッチリ! カマしてやったぜ。技じゃねぇ! 気持ちだ、気持ち。これで! 開幕2連敗からの2連勝だ。2勝2敗だ。ある意味これでやっと! 鷹木信悟の、本当の意味でのG1がスタートしたわけだ。こっからだ、こっから! オイ、俺はまだまだ動けるぞ。マイキー! そんなんじゃ満足してねぇよな。今日の結果じゃ満足できねぇだろう? いつでもやってやるからな、コノヤロー! オイ、2勝2敗といってもまだ、勝ち越してねぇからな。次は名古屋でタマ・トンガ。タマちゃんだ。オイ岡本! タマちゃんと言えば何か分かるか? 共通点があるだろう」
▼岡本記者「どちらも昭和57年生まれです」
▼鷹木「おう。アイツの国では昭和57年という概念はないかもしれないが、お前の言う通りだよ。なぁ、今日上がってる選手、ジェフ・コブも、内藤もそうだけど、タマ・トンガも1982、日本式で言えば昭和57年生まれだ。オイ俺はな、同い年とか同年デビューとかメチャクチャ意識してるんだよ。分かるか? タマちゃんよぉ、日本長いかもしれないけどな、これからオイシイところは、日本人のこの俺が全てもらってく。名古屋、(頭を指差して)戦略は! すでにあるぞ」
【ニコルスの話】「3連敗だ。抵抗することは俺にとっていいことなのかもしれん。それが俺の全てだ。分かるか? それだけなんだ。俺はG1に相応しい選手だということを証明してみせる。前にも言ったように、勝っても負けても引き分けでも、最高のマイキー・ニコルスが必要とされている。俺はリングの心、魂、血のようなものだ。なぜなら、The Mighty Don't Kneelなのだから」