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7/26【新日本】タマが怒りの雪辱成功も…初黒星フィンレーが公開処刑

『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 33』後楽園ホール(2023年7月26日)
Cブロック公式戦 ○タマ・トンガvsデビッド・フィンレー×

 タマが逆転勝利でフィンレーに怒りの雪辱を果たした。しかし、G1初黒星を喫したフィンレーが試合後に大暴走。シレイリ(アイルランドのこん棒)でタマを公開処刑して憂さを晴らした。

 NEVER王者のフィンレーは無傷の3連勝を果たしてCブロック単独首位に。独走に待ったをかけたのが雪辱に燃えるタマだ。今年3月のNEW JAPAN CUP準決勝、5・3博多大会でのNEVER王座戦でフィンレーに連敗を喫しているだけに、今年3度目のシングル戦に向けて「仕返しの時間だ」と報復を予告していた。

 先に入場したタマはフィンレーを入場ゲート付近で襲撃。ひな壇席にフィンレーを叩きつけて、執ように殴りつける。さらに、ステージ席から断崖式ブレーンバスターを狙ったものの、逆にフィンレーが突き飛ばして逆襲。イスなどを使うラフファイトでタマを暴行した。タマがステージ席から突き落とされた際に左足を痛めたのを見逃さず、一点集中攻撃を展開する。

 攻め込まれても闘志が燃え盛るばかりのタマは正攻法で逆襲。串刺しジャンピングボディアタックなどヒザのダメージを感じさせない動きを披露する。フィンレーの反撃をものともせずに、デスバレーボムを決めると、シュプリームフロー(ダイビングボディプレス)で突っ込んだ。これは剣山で迎撃され、ヒザ攻めに苦もんしたものの、プランチャ、シュプリームフローの空中技連発でチャンスを掴んだ。

 しかし、タマのガンスタンもDSDも不発に終わり、逆にフィンレーがブルーサンダー、カナディアン式フェイスバスターと大技ラッシュ。ローリングエルボーを連続してぶち込むと、スピアーを突き刺した。そして、必殺のINTO OBLIVIONにつなげるべくパワーボムの構えに。だが、タマは起死回生のウラカンラナでクルリ。必死に押さえ込み、逆転の3カウントを奪った。

 タマが全勝のフィンレーを止めて3勝目を獲得。2連敗の雪辱を果たすとともに、フィンレーからシングル初勝利を挙げた。怒りのフィンレーは即座にタマに襲いかかり、パワーボムで叩きつけると、シレイリで殴打して公開処刑。憂さを晴らしてリングをあとにした。

 フィンレーは1敗を喫して単独首位から転落。EVIL、タマの3人が並ぶ形に。報復を受けたタマだったが、「だが、俺は勝ったぜ。一日中でも殴られてやるよ! 受けてやる」と言い放ち、「フィンレー、どうやら邪魔しちまったようだな? お前の負けなしの全勝はこれで終わった」と勝ち誇った。次戦は7・30名古屋大会。タマは鷹木信悟、フィンレーはHENAREと対戦する。

【タマの話】「(両肩を担がれた状態で)だが俺は勝ったぜ。一日中でも殴られてやるよ! 受けてやる。俺が回復するところを見ることもないくらいにな! ……フィンレー、どうやら邪魔しちまったようだな? お前の負けなしの全勝はこれで終わった」

【フィンレーの話】「(向けられたカメラを手で払いのけて)俺の顔にカメラを近づけるな!」

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