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7/27【新日本】大流血・ファンタズモがKENTAを電撃19秒殺 ゴング前に“ハードコア"大乱闘

『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 33』大田区体育館(2023年7月27日)
Bブロック公式戦 ○エル・ファンタズモvsKENTA×

 ゴング前にハードコア流の大乱闘を繰り広げ、流血に追い込まれたファンタズモだったが、正式に試合がスタートした直後に電光石火の首固めで19秒殺。因縁のKENTAを下し、今G1で2勝目を獲得した。

 1勝3敗のファンタズモと2勝2敗のKENTAがG1公式戦でシングル初対決。両者はかつてはBULLET CLUBで共闘していたが、今年3月にファンタズモが追放に。この時にKENTAは直接ファンタズモに制裁を加えており、遺恨を引きずる一戦となった。

 ゴング前、KENTAはなかなかリングに上がらず、のらりくらりとファンタズモをけん制する。怒ったファンタズモはコーナーから鉄柱越えプランチャを敢行。場外戦になると、客席に設置されたフェンスからムーンサルトアタックを放った。

 ファンタズモはKENTAをひな壇席に連行してさらに暴行。ひな壇席へのCRIIまで狙うが、リバースされて逆に肩を痛打する。ここぞとばかりにKENTAはひな壇席めがけてDDTを強行。荒ぶるKENTAはファンタズモの額を殴りつけて流血に追い込んだ。ファンタズモに壁に叩きつけられても、床へのDDTをズバリ。バックステージから持ち込んだ竹刀でメッタ打ちにする。

 これにブチ切れたファンタズモは竹刀を奪い取り、脳天に振り下ろして報復。リングサイドでエルボーやビンタを激しく打ち合うと、KENTAはクロスカウンター式掌底から掌底を連発する。ファンタズモはサドンデスで逆転してテーブル攻撃を狙うも、KENTAは金的攻撃で鎮圧。テーブルめがけてDDTで突き刺した。ここでKENTAがフラフラのファンタズモをリングに入れると、ようやくゴングが打ち鳴らされる。

 一気に動いたKENTAは串刺し顔面ドロップキックで攻め立て、go 2 sleepの構えに。しかし、ファンタズモは首固めでクルリ。19秒で大逆転の3カウントをもぎ取った。

 敗れたKENTAがファンタズモに襲いかかったものの、あとの祭り。血まみれにされながらもファンタズモが2勝目を獲得した。

 首の負傷を告白しながらもファンタズモは「2勝! あと2戦だ! 上に上がるためのたくさんの祈りだ! ELPが準々決勝に進出するところが見られるだろう」とブロック突破に執念を燃やすばかり。次戦は8・1高松大会。ファンタズモはタイチと対戦するが、「お前のことはよく思ってるぜ、タイチ! リスペクトしてる。タイチ、頼む、引き出してくれ。俺の残りの闘志をさらに引き出してくれ!」と呼びかけていた。一方、敗れたKENTAはメインでオカダ・カズチカと対決する。

【ファンタズモの話】「なぁ、俺がなぜ『G1 CLIMAX 33』で最高のスタートを切れなかったのか、少しはわかっていただろう。だが、今それが明白になった。長い間心の奥底に閉じ込められていた闘志が現れ始めている。KENTA、俺はクソ長い間これを待っていたんだ! 酷い首の怪我が俺を悩ませていた。2勝! あと2戦だ! 上に上がるためのたくさんの祈りだ! ELPが準々決勝に進出するところが見られるだろう。お前らがあの歓声を聞いたかはわからない。オータクホールの皆があの3文字を耳にした。何よりも騒々しく魅了された。あぁ、神様! 心の底から言う! 続けさせてくれてありがとう!! そしてもうひとつ、クリスサン(スタッフのこと)! 『G1 CLIMAX』で最速の勝利を上げたと言いたい! わからないが、10秒か? 15秒か? おそらく最短記録だろう。あぁ、神様、これはいいぞ! クリスサン、ツイートした方がいいな! そういうステップがほしい! 次は誰だ? タイチ、タイチだ。お前のことは良く思ってるぜ、タイチ! リスペクトしてる。タイチ、頼む。引き出してくれ。俺の残りの闘志をさらに引き出してくれ! オネガイシマス」


【KENTAの話】「いや(3カウント)入ってねぇだろ、ふざけんなよ! 何だよ? あのレフェリー。あぁ!? ふざけんなよ、おい、てめえ太ってんな、おい、ふざけんな! (フォールを)返しただろ! 何だ? あのレフェリー! てめえの知り合いか? おい! 親戚? あれ。ふざけんなよ! お前の仲間だろ? あれ! ふざけんな! いとこ? ふざけんな! はとこ? 調子に乗んなよ! 返しただろ! ふざけんなよ! 何がELPだよ。ふざけんなよ。ELTだろ? 俺たちの世代は。ふざけんなよ。(片ヒザを突いて)これは全部何でかってお前が来てるからだろ。太ってんな! お前の(来る順番の)通り、負け・勝ち・負け・勝ち……負けてんじゃねぇかよ! ふざけんなよ! (四つん這いになり)何なんだよ! 何なんだよ! ふざけんなよ……。(立ち上がって)次、オカダかよ。ちょっと待て。(指を折りながら)負け・勝ち・負け・勝ち・負け……次、勝ちじゃん! 次、勝ちじゃん! お前、絶対来いよ、次! (カメラ、うなずく)な! 絶対勝ちモノにすっからな、一緒に。ざけんなよ。何だ、ELP。ざけんな、あいつ、覚えてる? 何かここでコメントやった時、あいつ俺の誕生日だからって何くれたか知ってる? 知らねぇだろ。何かここでみんなの前でやっすいプロテインドリンクくれやがってよぉ! ふざけんなよ! いらねぇよ、あんなんだったら! ふざけんなよ、手拍子も何か独特の手拍子してたじゃん! ああいうのとか、もうずっと鬱憤溜まってたの。ふざけんなよ。ふざけんな。ほんで今日また何、やられたの? 信じられない。信じらんねぇよ。でも、この流れで次、次もうオカダに勝つからな、お前絶対来いよ! ふざけんな。あぁ腹立つわ。(小声で)冷静になんないと。結局、俺が何が言いたいかっていうと、冷静になって考えたら3つ入ってたかも、ってこと」

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