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7/30【新日本】無敗のコブに土…矢野が消毒スプレー噴射から速攻料理

『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 33』愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ/名古屋市)(2023年7月30日)
Dブロック公式戦 ○矢野通vsジェフ・コブ×

 矢野が顔面への消毒スプレー噴射からコブを料理。わずか109秒で今G1初勝利を挙げるとともに、開幕4連勝中だった無敗のコブに土をつけた。

 開幕から無傷の連勝でDブロック首位に立つコブと、対照的に4連敗中の矢野が公式戦で対決した。過去戦績はコブの2戦2勝。昨年の公式戦ではコブが両手をテーピングで固定されながらも勝利を奪っており、5連勝に絶対の自信を示していたが、試合は矢野が掌握した。

 矢野は不自然にTシャツの腹部を膨らませて登場。そのまま試合開始になると、襲いかかったコブがボディチェックに持ち込む。Tシャツの中からは缶ビールやおつまみが。矢野はスキを突いて金的攻撃を狙うも、防いだコブはアスレチックプレックスをズバリ。矢野が持ち込んだ缶ビールを飲んで満足げな笑みを浮かべると、その場飛びムーンサルトプレスを投下した。

 矢野は剣山で迎撃。コブはたまらず口に含んだビールを吹き出してしまう。すかさず矢野は首固めや急所蹴りからの逆さ押さえ込みで3カウントを迫った。

 間一髪で肩を上げたコブはカウンターのドロップキックで鎮圧。赤いパイプイスに手を伸ばす矢野を強引に引きずる。レフェリーがパイプイスを没収して視線を逸らした瞬間、矢野は消毒スプレーをコブの顔面に噴射。即座に再び丸め込み、技ありの勝利を奪った。

 矢野がわずか109秒で速攻勝利。5戦目でようやくG1初日を迎えた。一方、コブは不覚を取り、開幕からの連勝がストップしてしまった。

 してやったりの矢野は花道でビールを飲み干し笑顔。バックステージでも「ローソンのビール、ゴールドマスター最高!」と満足げだった。一方、コブは目を押さえて錯乱。「どういうつもりだ! G1とは思えない! これはG1なんだぞ、ヤノ! 真面目にやれ! ヤノ、俺のボスを知ってるか? 気をつけるんだな。お前は事の大きさを分かっていない」と怒り心頭だった。次戦は8・2広島大会。矢野はシェイン・ヘイスト、コブは後藤洋央紀と対戦する。

【矢野の話】「(缶を見せながら)ローソンのビール、『ゴールドマスター』最高!(と立ち去りながら)ああ、怖かった!」

【コブの話】「イタイ! アー! カオガ、ヤバイ! (と叫びつつ目を押さえながらインタビュースペースに入ってくる。目が開けられず、正面がどちらか分からないまま)何をやってるんだ! どういうつもりだ! G1とは思えない! これはG1なんだぞ、ヤノ! 真面目にやれ! ヤノ、俺のボスを知ってるか? 気をつけるんだな。お前は事の大きさを分かっていない。(控室に向かおうとしながら)ヤングボーイ! トイレ! (オスカー・ロイベが『ハイ』と返事すると)トイレ、ナガシマス!(ロイベに支えられながら控室へ)」

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