プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

8/3【DRAGONGATE】箕浦が“三度目の正直"でKING OF GATE初制覇 8・20大田区でドリーム王者・菊田に挑戦

『KING OF GATE 2023』後楽園ホール(2023年8月3日)
優勝決定戦 ○箕浦康太vsBIGBOSS清水×

 箕浦が三度目の正直で悲願のKING OF GATE初制覇。シングルナンバーワンの称号を獲得し、8・20大田区大会でドリームゲート王者・菊田円に挑戦することが決定した。

 今年は32人参加のトーナメント形式で行われた「KING OF GATE」。箕浦は準々決勝で昨年の優勝決定戦とドリームゲート戦(7・31神戸ワールド)で連敗を喫していた吉岡勇紀に雪辱すると、準決勝ではくせ者H・Y・Oを撃破。3年連続で決勝戦へと駒を進めてきた。対戦相手は準決勝でドリームゲート王者・菊田を下した清水。勢いで清水優勢は明らかだったが、箕浦の執念がそれを上回った。

 どちらが勝利しても初優勝となる一戦は箕浦が先手。序盤戦をリードしたが、清水が持ち前のパワーを発揮して活路を開き、大技合戦に持ち込むと、箕浦のお株を奪うファルコンアローや豪快なスクラップバスターで試合を五分に持ち込んだ。

 試合はさらにヒートアップ。箕浦は雪崩式ダブルアームスープレックスから得意のR-301で叩きつけるも、清水は沈まない。逆に餅つきパワーボムで大ダメージを与えると、素早くコーナーに上がってBIGBOSSプレスを投下した。今度は箕浦がキックアウトすると、場内はさらに熱を帯びる。清水はこのトーナメントで圧倒的な破壊力を見せてきた砲丸投げスラムで勝負に。

 完璧に決まったものの、箕浦はニアロープに救われ、足が届いて九死に一生を得る。清水のラリアットに被弾しながらも、BIGBOSSプレスを自爆に追い込み、2度目の砲丸投げスラムも阻止。必死に食らいついて執念を燃やす。清水が奥の手ラ・マヒストラルで丸め込んできても間一髪で肩を上げると、その直後に豪快なジャンピングニーでカチ上げる。そしてよろめく清水をGolden Rose(変型ファイヤーサンダー)で突き刺して3カウントを奪った。

 箕浦が“三度目の正直"を成就させ、悲願のKING OF GATE初優勝。自身の身長ほどの高さがある大トロフィーを受け取ると、「後楽園! KING OF GATE、ついに制覇したぞ!」とマイクで喜びを爆発させた。

 「去年、おととしと2年連続準優勝で悔し涙を飲んできたけど、今年こそ三度目の正直、優勝することができました。トロフィーもこんなに立派になって。今回、KING OF GATE、シングルナンバーワン、制覇したってことは、横入りなしで正々堂々挑戦してもいいよな?」と続けた箕浦は、「準決勝で負けたドリームゲートチャンピオン出てこい」と王者・菊田を呼び込んだ。

 両者は今年4月の後楽園大会でドリームゲート王座挑戦権を懸けて対戦している。菊田が先に挑戦表明をぶち上げていたものの、箕浦が横やり。それを受けて一騎打ちを行い、菊田が勝利して5・5名古屋大会でのドリームゲート王座初戴冠につなげていた。

 箕浦は「4月の後楽園ホールで横入りして菊田とドリームゲート次期挑戦者決定戦やって負けたけど、今回はこのDRAGONGATEのシングルナンバーワンとして菊田、お前のドリームゲートに挑戦する。次の挑戦者はこの俺だ」とアピールした。受けて立つ立場の菊田は「俺が優勝できなかった『KING OF GATE 2023』優勝したのは箕浦、お前だ。何の文句もねえよ。KING OF GATEの主役はお前だ」と素直に箕浦を称賛したうえで、「ただな、夏はまだ終わってないぞ。夏の主役、そしてDRAGONGATEの中心はこの俺だ」と豪語。「お前が挑戦者で何の文句もない。お前のドリームゲート挑戦受けてやろう」と箕浦の挑戦を受諾した。

 斎藤了GMも即決し、8・20大田区大会でのタイトルマッチが正式決定。箕浦は「三度目の正直で今年KING OF GATEを制覇した。次にドリームゲートに挑戦するのも3回目だ。ということは、俺が三度目の正直でドリームゲート巻くしかないよな!?」と再度の“三度目の正直"実現を誓い、「いいか。KING OF GATEを制覇したこの勢いと自信のまま、大田区、ドリームゲートに挑戦して、そのままベルトを獲る。夏の主役…いや、DRAGONGATEのこれからの主役はこの俺だ!」と主役奪取を予告した。

 KING OF GATEが巻き起こした熱は冷めることなく、大田区決戦へとつながっていく。23歳の王者・菊田と24歳の挑戦者・箕浦。頂上決戦となる令和新世代対決を制し、DRAGONGATE夏の主役の座を掴むのは果たして――。

☆8/20(日)東京・大田区総合体育館『DANGEROUS GATE 2023』15:00開始

▼オープン・ザ・ドリームゲート選手権試合
[挑戦者]
箕浦康太
vs
菊田円
[第37代王者]
※菊田2度目の防衛戦

【箕浦の話】「KING OF GATE 2023、やっと、やっと3年目にして制覇することができました。これは一つの通過点であり、次はドリームゲート。ドリームゲートも3度目の挑戦になるから、KING OF GATEと同じで三度目の正直で必ずベルト獲ります。そして、DRAGONGATEのこれからの主役はこの俺だ」

プロ格 情報局