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8/27【全日本】「一人でやりたい」 無念準V・本田がGOA卒業を宣言、永田は全日本に「区切り」

『#ajpw 王道トーナメント 10th』名古屋国際会議場(2023年8月27日)
決勝戦 ○小島聡vs本田竜輝×

 本田が王道トーナメント準優勝に終わり、「一人でやりたい」とGUNGNIR OF ANARCHY「卒業」を宣言。永田は全日本での戦いに「区切り」をつけた。

 2年連続出場となった本田は1回戦で三冠王者・青柳を撃破。続く2回戦では昨年覇者・宮原にも勝利し、「俺に期待するしかねぇだろ!」と豪語してみせた。

 そしてこの日の準決勝では今の全日本の象徴的存在といえる諏訪魔と激突。猛攻をしのいでラリアットからのファイナルベントで勝利を決めた。決勝戦でも小島相手にスピアーやラリアットで攻め込んだものの、ファイナルベントに持ち込めず。最後は豪腕ラリアットの前に沈み、3カウントを聞いた。

 準優勝に終わり、シングル初栄冠はお預けとなったものの、本田は今大会で三冠王者、エース、象徴と全日本のトップ3をことごとく撃破。トップ戦線に食い込む実力を証明し、これからの躍進を予感させる活躍ぶりを見せた。試合後は「優勝しなきゃ何の意味もない」と涙ながらに悔しさを爆発させた本田だったが、永田から「お前の人生はまだまだ長い。プロレスラー人生、まだまだ長い。はい、顔を上げて立て。しっかり胸を張って、明日に向けて吠えろ」と叱咤されると、「今日負けて、やっとわかった。しばらくは1人でやりたい」とキッパリ。「俺の入っているユニット・GUNGNIR OF ANARCHYを俺は卒業する」と宣言し、9・8代々木大会での「卒業マッチ」を要求した。

 一方、本田の指南役となってきた永田は「三冠王者を破り、ここの大黒柱・宮原を破り、準決勝で重鎮の諏訪魔を破り、そして決勝で小島聡に力尽きたかもしれないけど、お前は全日本プロレスの大黒柱の3人を倒したんだから。胸を張れ」と絶賛。「お前は十分1人でもやっていける。俺が見て、はっきりそう断言してやる」と太鼓判を押した。

 自身は昨年から1年2ヵ月、全日本に参戦。その間、諏訪魔更生に始まり、三冠王座初戴冠によるグランドスラム達成などキャリア31年にして全日マットで存在感をいかんなくみせつけてきた。が、永田は「一度、今日で区切りを付ける。俺のホーム・新日本プロレスにどうやら俺の居場所があったようだ。次からずっと対戦カードが組まれている。新たなテーマができたことだし」との意向を示した。

 GOA卒業と永田の区切りによって、本田はこれから“独り立ち"してトップを目指していくことになる。

【試合後の本田、永田】
▼永田「大丈夫か? よく頑張った」

▼本田「優勝しなきゃ何の意味もない。(涙ながらに)何の意味もないのはわかってる。悔しい……クソ」

▼永田「本田、胸を張れ。三冠王者を破り、ここの大黒柱・宮原を破り、準決勝で重鎮の諏訪魔を破り、そして決勝で小島聡に力尽きたかもしれないけど、お前は全日本プロレスの大黒柱の3人を倒したんだから。胸を張れ。お前の人生はまだまだ長い。プロレスラー人生、まだまだ長い。はい、顔を上げて立て。しっかり胸を張って明日に向けて吠えろ」

▼本田「はい」

▼永田「お前はまだまだ若い。俺らとは大違いだよ。お前はもう十分1人でもやっていける。本田、お前は十分1人でもやっていける。俺が見てハッキリそう断言してやる」

▼本田「今日負けて、やっとわかった。しばらくは1人でやりたい。俺の入っているユニット・GUNGNIR OF ANARCHYを俺は卒業する。おい、会社。9月8日の代々木で卒業マッチ組んどけよ。俺はとりあえず1人でやっていきたい。永田さん、ありがとうございました」

▼永田「よく頑張った。1人でやれるよ、お前なら。いい決意だ。というわけで、俺も1年2ヶ月、全日本プロレスに参戦してきたけど、一度、今日で区切りを付ける。俺のホーム・新日本プロレスにどうやら俺の居場所があったようだ。次からずっと対戦カードが組まれている。新たなテーマができたことだし。本田、お前なら1人でやれる。本田、お前は俺と同じルーツがあるだろ? やっていけ。しっかりいけ! 頑張れ!」

▼本田「ありがとうございました」

▼永田「ご苦労さん。安心しろ。アンチ永田裕志の全日本プロレスファンの諸君。俺はとりあえずここで全日本プロレスのリングに区切りをつける。俺はホームに戻る。どうか遠慮なく永田裕志が去ったあとに、全日本プロレスに観戦に来てくださいね。と言っても、ちょっとだけの微々たるアンチ永田裕志だから、大して観客動員にはつながらないだろうけど。言われて悔しければ、みんな全日本プロレスにお金を払って観戦しに来なさい。俺はこの場を去ります。以上」

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