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9/8【全日本】赤髪・宮原が15周年記念試合で激勝 惜敗・安齋は本田と合体

『#ajpw ジャイアントシリーズ2023』国立代々木競技場 第二体育館(2023年9月8日)
宮原健斗デビュー15周年記念試合 ○宮原健斗vs安齊勇馬×

 赤髪に変貌を遂げた宮原がデビュー15周年記念試合で安齊とのシングル初対決に勝利。惜敗した安齊は本田との合体を果たした。

 今年2月11日に15周年を迎えた宮原。その記念試合として自ら指名した安齊とのシングル初対決がこの日実現した。新世代勢の壁となることを決意した最高男は安齊の前に“キラー宮原健斗"となって立ちはだかる構えを見せ、「完全に叩き潰す」と予告。負けじと安齊も「最高締めはさせない。俺のほぼデビュー1周年記念試合にする」と予告していた。

 宮原は髪を真っ赤に染めて記念試合に登場。健斗コールの中、ブレークを無視して首4の字固めで締め続けたり、フロントハイキックを何発も連発したり、エプロンパイルドライバーを敢行したりと赤鬼と化したかのような厳しい攻めをみせた。

 それでも安齊はフロント、ダブルアーム、ジャーマンと各種スープレックスで反撃し、ジャンピングニーを前後から連発。初公開のドラゴンスープレックスで攻め込み、何度も安齊コールを起こした。が、宮原はスタンドブラックアウトで返り討ち。最後はシャットダウン・スープレックス・ホールドを爆発させて3カウントを奪った。

 宮原が熱戦の末に安齊とのシングル初対決に快勝。15周年記念試合を自身の勝利で飾った。安齊の奮闘もあって叩き潰すまでには至らなかったものの、これまでになかったキラ―宮原ぶりを存分に発揮。戦いを通じて高い壁となる強さを示した。

 健斗コールの大合唱で15周年を祝福された宮原は「2008年2月にプロレスラーとしてデビューし、紆余曲折あり、今ここに全日本プロレスの真ん中に立っている男、それがスーパースター・宮原健斗だ」と豪語すると、「まだまだプロレス界にはたくさんの夢のカードが溢れてるよな。誰と戦うことが見たいんだ?」と投げかけた。様々な選手の名前が客席から飛ぶ中、宮原は「16年目の俺にも期待するよな。俺はこの全日本プロレスとともに、さらにさらに上へ突き進んでいくからな。これからもこの全日本プロレスと、スーパースター宮原健斗から目を離すなよ」と宣言し、「最高!」の叫びで代々木大会を締めた。

 一方、善戦むなしく敗れ去った安齊が新展開を迎えた。「完敗だ。でも、気持ちは最高だ。勝手にデビュー1周年記念試合ってうたって、宮原健斗に挑んだけれど、手も足も出なかった。でも、あんなに強くて、カッコよくて、最高な男が身近にいるんだ。俺はもっともっと強くなれる。そして、いつか必ず宮原健斗に追いついてみせる」と悔しさとともに前を見た安齊の前に本田が現れた。

 「俺に持ってないものをたくさんお前は持ってるんだ。ただ、宮原健斗、青柳優馬と一緒に戦ってちゃ、いつまでも時代は変わんねえだろ。おい、安齋勇馬、俺と一緒に組んで、全日本プロレス、時代を変えてやろうぜ」。そう本田が呼びかけると、安齊も握手に応じて共闘に合意。「デビュー約1周年、節目でも何でもない、ただの通過点。俺は必ずトップに登ってみせる」と誓ってみせた。

【宮原の話】「この通りだ。俺の15年を応援してくれるファンがたくさんいて、リングの中心に俺がいる。これが俺の15年の全てだ。俺は18歳でこの世界に入り、佐々木健介、北斗晶のもとで生まれ、もとで育ち、そして全日本プロレスに羽ばたき、今がある。俺は自分の過ぎてきた過去を全て背負って、今この全日本プロレスの中心にいるからな。過去から目を背けるつもりはない。今このプロレス界の最先端を行く男だ。プロレスファンは今日も最高だったよ。また明日からプロレスラー宮原健斗はさらに、さらにさらに全日本プロレスとともに……ここが大事だ。全日本プロレスとともに歩く。それが俺のプライドだ」


【試合後の安齋】
▼安齋「ああ、負けた。完敗だ。でも、気持ちは最高だ。勝手にデビュー1周年記念試合ってうたって、宮原健斗に挑んだけれど、手も足も出なかった。でも、あんなに強くて、カッコよくて、最高な男が身近にいるんだ。俺はもっともっと強くなれる。そして、いつか必ず宮原健斗に追いついてみせる。必ず追いついてみせる」

※本田が現れると

▼本田「おい、安齋。試合見てたよ。お前はデビューして約1年でここまでやれるなんて、俺に持ってないものをたくさんお前は持ってるんだ。ただ、宮原健斗、青柳優馬と一緒に戦ってちゃ、いつまでも時代は変わんねえだろ。おい、安齋勇馬、俺と一緒に組んで、全日本プロレス、時代を変えてやろうぜ」

※本田が手を差し出すと、安齋は応じて握手する

▼安齋「デビュー約1周年、節目でも何でもない、ただの通過点。俺は必ずトップに登ってみせる」

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