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9/23【全日本】青柳が本田にリベンジで三冠熱戦V4 宮原名乗りで10・21後楽園で迎撃へ

『#ajpw ジャイアントシリーズ2023』後楽園ホール(2023年9月23日)
三冠ヘビー級選手権試合 ○青柳優馬vs本田竜輝×

 青柳が本田に雪辱を遂げて三冠ヘビー級王座V4に成功。パートナー・宮原健斗が挑戦を表明し、全日本旗揚げ記念日となる10・21後楽園大会でのタイトルマッチが決定的となった。

 7・2後楽園大会での初戴冠から83日が経過し、三冠王者・青柳が初めて聖地・後楽園大会での防衛戦を迎えた。相手はこれが2度目の挑戦となる本田。4月のチャンピオン・カーニバル公式戦、8月の王道トーナメント1回戦と連敗している青柳は自ら挑戦者に指名し、雪辱戦を迎えた。

 20代対決による三冠戦は一進一退の激しい攻防が繰り広げられた。本田に攻勢を許した青柳はエプロン上でのロックスターバスターで逆襲。ナガタロックIIにつかまってもファイナルベントは決めさせず。ジャーマンでぶん投げた次の瞬間、本田のスピアーを食らった。

 無数のエルボー合戦でさらに意地を張り合うと、青柳がエンドゲームで捕らえた。そして、雪崩式ロックスターバスター、THE FOOLを連発したが、本田は沈まない。狂ったようにエルボーを乱れ打って青柳をコーナーにねじ伏せ、エクスプロイダー、ラリアットで一気呵成。満を持したファイナルベントを爆発させた。

 勝負あったかに思われたが、青柳は王者の意地で肩を上げた。聖地が大きく沸き返る中、青柳はスピンキックをさく裂。ショートレンジラリアットを連打する本田をスピンキックで返り討ちにすると、ロックスターバスター、THE FOOLの必勝コースで3カウントを奪った。

 青柳が本田に雪辱を遂げ、三冠王座4度目の防衛を果たした。20代同士による三冠戦は新時代を象徴する激闘となり、王道トーナメントで青柳、宮原健斗、諏訪魔を連破した本田の勢いが際立ったが、それを跳ねのけての会心の防衛劇となった。

 この2ヵ月半で4度とハイペースな防衛ロードを歩んでいる青柳の次なる大勝負は10・9角田大会での世界タッグ王座V4戦。初の地元凱旋となるSAITO BROTHERSを迎え撃つ。青柳は「来月は旗揚げ記念シリーズなんで、三冠戦と世界タッグ同日開催をやりたいと思う!」と改めて宣言した。

 「今日は誰が来るか? 誰も来ないでほしいな」としていた青柳の前に次なる挑戦者が現れた。世界タッグを保持するパートナー・宮原だ。「次のチャレンジャーは俺だ。おい、青柳。ついにこの時が来たな。チャンピオン青柳優馬、チャレンジャー宮原健斗。ついにこの時が来たようだ」と前置きした宮原は「プロレス界には世代交代がつきものだ。どうやら、宮原健斗には世代交代は通用しないようだ。その三冠ベルトを懸けて、青柳優馬と宮原健斗が戦うのは、この全日本プロレスの歴史的な日、旗揚げ記念日、10月21日、ここ後楽園ホールで俺の挑戦を受けてくれないか?」と舞台を指定したうえで表明した。

 「せっかくの記念日だ。全日本プロレスの新たなステージをお見せする戦いのためにも、チャンピオン・青柳優馬は挑戦者・宮原健斗の挑戦を受けて立つ」と受諾。「今日ここで本田竜輝を倒し、全日本プロレスの先頭に立っているのはこの俺、青柳優馬ということを証明してやった。次は宮原健斗を倒して、宮原健斗ファンにしっかりと突きつけて、このベルトを掲げたい」と予告してみせた。

【青柳の話】「危ないところだったぜ。なんとか本田竜輝を相手にこの三冠のベルトを守ることができたぞ。俺のほうがキャリアも上で、先輩でチャンピオンなのに、まさか今日初めて本田竜輝超えになるとはな。プロレス人生、まだまだ何があるかわからねえな。そして、ついにやってきたな。後輩に土下座しろ云々かんぬん言って楽しんでいる、大人げない団体のエース様がよ、ついにやってきたな。もうなんか腹立つんだよな。ああやって、後輩をパワハラするように土下座させて。俺は一度三冠チャンピオン獲ったからみたいな感じで、一周回った感出されるのが腹立ってしょうがねえ。次の旗揚げ記念シリーズ、10月21日、後楽園ホールで受けて立ってやろうじゃねえか。おい、宮原健斗。もう全日本プロレスは諏訪魔、宮原健斗だけじゃねえぞ。本田竜輝だっているしな、安齋勇馬だっている。なんだったら、青柳亮生も、ライジングHAYATOも、田村男児もいる。いっぱいいるんだ。そして、その先頭に立っているのはこの俺、青柳優馬だ。それを証明してみせよう。宮原健斗は終わりだ」

【本田の話】「青柳優馬に負けた。クソ。今、自分のできることを全てやって、青柳優馬に負けた。悔しいな、おい。ただ、これが終わりじゃない。始まりだ。俺はこのまま全日本プロレスのトップに必ず立つぞ。クソ」

【宮原の話】「リング上で言った通りだ。リング上で言った通り、史上最高のチャレンジャーだ、チャンピオン・青柳優馬。そして、青柳優馬と宮原健斗の戦いの舞台を、俺はリング上で言った通り指定した。10月21日、全日本プロレスが旗揚げした日。ここ聖地・後楽園ホールで、全日本プロレス、チャレンジャーとして組んでくれ。そして、10月21日、プロレスファンよ。前売り券を必ずすぐ買え」

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