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9/23【全日本】2年目初戦の安齊が鈴木と初対決 「もっとやりたい」

『#ajpw ジャイアントシリーズ2023』後楽園ホール(2023年9月23日)
△安齊勇馬&石川修司vs岩本煌史&鈴木秀樹△

 2年目最初の試合となった安齊が鈴木と初対決。「もっともっとやりたい」と続きを熱望した。

 今月18日にデビュー1周年を迎えた安齊。この1年間で最強タッグ出場、三冠挑戦、NOAHのN-1出場など濃密な経験を重ねてきた。

 2年目に突入してから初めての試合となったこの日、安齊は鈴木との初遭遇を果たした。グラウンドでのポジション争いで鈴木にコントロールされた安齊はその後、エルボーを連発して立ち向かったが、スリーパーに捕まってしまう。エルボー合戦でも圧倒された。

 それでも安齊は終盤、鈴木の猛抵抗を執念で振り切ってお株を奪うダブルアームスープレックスでぶん投げた。石川の加勢を受けてドロップキック、フロントスープレックスの波状攻撃に出たが、鈴木はジャンピングニーをキャッチしての変型裏アキレス腱固めで捕獲。その体勢で後頭部にエルボーを何発も振り下ろした。負けじと安齊はジャンピングニーを連射したが、鈴木が卍固めで絞め上げたところでタイムアップとなった。

 安齊が鈴木と刺激的な初遭遇。「デビュー1周年を抜けて最初の試合。絶対勝ちたかった」と悔しさをにじませながらも「岩本選手も鈴木選手も初めてだったけど、もっともっとやりたいです」と続きを熱望した。一方、厳しい攻めを随所で見せた鈴木は「スーパールーキーっていう設定にするのか、スーパールーキーになるのかは自分次第ですから。それを試合で向こうに伝えた」と投げかけていた。

【試合後の石川&安齋】
▼石川「久しぶりの鈴木秀樹。あのやりにくさ、逆に貴重かなっていう感じしますね。あのやりにくさ、あのエゴさ。フリーに大事な要素を持っていると思うんで。やってて、やりにくいけど、手強くて、楽しかったです」

▼安齋「デビュー1周年を抜けて、最初の試合。絶対勝ちたかったけど、仕方ないですね。岩本選手も鈴木選手も初めてだったけど、もっともっとやりたいです。ありがとうございました」

▼石川「岩本煌史、全日本に帰ってきたんだったら、新世代の安齋がどんな感想だったか知りたいしね。戻ってきたんだったら、ちゃんと全日本で主張してほしいなと思います」

【試合後の鈴木&岩本】
▼鈴木「疲れた」

▼岩本「お疲れ様でした。なんすかね」

▼鈴木「パワーついたんじゃない?」

▼岩本「僕っすか? ありがとうございます」

▼鈴木「だって、本物のヘビー級だもん」

▼岩本「まあ、そうっすね」

▼鈴木「それと、もちろんきついところもあるけど」

▼岩本「まあ、そうっすね。きついところがあるんですけど、最後の画を見てたら、こっち2人が立ってるから」

▼鈴木「必死よ。強がり」

▼岩本「向こうは寝てるから。まあ、結果はドローですけど。ゼンニチ新時代って言われている1つが安齋勇馬なのかなと思って、今日はそれを体感しましたけど」

▼鈴木「どうでした?」

▼岩本「まだわかんないですね」

▼鈴木「俺もそう」

▼岩本「わからないです」

▼鈴木「わからない」

▼岩本「何を持って新時代なのかもわからないし」

▼鈴木「あとはスーパールーキーですか」

▼岩本「そうっすね。今と比較してのどこが新時代って言うのか。今の先頭に立っている選手たちとの違いはまだわかんないですね」

▼鈴木「岩本煌史も新世代」

▼岩本「いやいやいや」

▼鈴木「また全日本に戻ってきて、新世代じゃないですか」

▼岩本「再起動です、再起動」

▼鈴木「そう。いつも再起動。すぐエラーばっかり出る。すぐシャットダウンする」

▼岩本「トライ・アンド・エラーですよ、ホント」

――鈴木選手は安齋選手とかなり激しくやり合っていた。安齋選手のダブルアームスープレックスも食らってしまったが、どう感じた?

▼鈴木「別に。みんなやってますから。スーパールーキーっていう設定にするのか、スーパールーキーになるのかは自分次第ですから。それを試合で向こうに伝えたと思います」

――逆に鈴木選手はダブルアームスープレックスを出さなかったが?

▼鈴木「勝つためにはどうするかって考えただけで。ダブルアームスープレックスじゃないと僕は勝てない選手じゃないんで。サブミッションで取れるかなと思ったら潰されちゃったけど。そんなに思い入れないっすよ。はっきり言いますよ。自分の技に1個も思い入れないです。だって俺の技じゃないですもん。人の技。人の技を自分の技かのように、感情を込めて仕留めるのが詐欺師です。プロレス界はほとんど詐欺師」

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