プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

9/24 大和ヒロシが君津市議選に当選、議員レスラーに

 大和ヒロシが24日、君津市議会議員選挙に当選した。

 大和は「故郷である君津市を盛り上げたい。君津市の魅力をもっと発進、もっと発見、もっと開発できれば絶対に盛り上げられるはず」と地元・君津市政に携わることを決意し、市議選に無所属で立候補した。

 君津市議選は定数22で26人が出馬した。この日、投票が行われ、即日開票。大和は1641票を獲得し、見事4位当選を果たした。市議会議員レスラーとなった大和はX(旧Twitter)アカウントで「この度、君津市市議会議員に初当選させて頂きました! 大和ヒロシを信じて票を入れてくださいました皆様、本当に有難うございました! これからまた君津市のため、『努力に勝る力なし!』の言葉と共にさらに精一杯働かせて頂きますので、どうぞよろしくお願い申し上げます! 努力に勝る力なし!」と当選を報告。永田裕志、高木三四郎、菊タローらも祝福の投稿を寄せている。

 1989年に参議院議員となった故・アントニオ猪木さんを筆頭に、馳浩(衆参両院)、大仁田厚(参議院)、西村修(文京区議会議員)など議員レスラーは数多く誕生してきたが、大和もその仲間入り。任期は4年で、出馬時に掲げた5つの公約を果たしていくつもりだ。その一つが「プロレスラーとしての知識と経験を発揮できるスポーツを通じての取り組み」。君津でのスポーツイベント開催はもちろんのこと、慰問活動の一環として体操教室を行ったり、自身がNESTA認定パーソナルフィットネストレーナーの資格を持っていることもあり、市内のジムでフィットネス教室を行うことも考えている。

 二つ目は農業問題。君津市ではイノシシやシカなどの害獣被害が深刻で、「そこの対策もいろいろやってはいるんですけど、行き届いてないんです。それで農業をやるのが追いつかなくて農業をやめる人も出てきています」という。その対策を強化しつつ、「ジビエとしても人気が出てきているんで、君津の新しい資源として有効活用できないかなというのも模索しながら、いずれは資源として完全に活用していくところまでやりたい」と描き、母校である東京農業大学の協力を得て模索している最中だ。ほかにも子供たちの教育、誰もが住みたくなる街づくり、企業誘致を公約に掲げている。

 これから大和は地元・君津市の発展、活性化に尽力していくことになる。4位当選を果たしたことで君津市民の期待を実感しており、「皆様の期待を背負っている分、責任も背負っているということを肝に銘じて活動していきたいと思っております」と誓っている。


【大和の話】
――このたびは君津市議選ご当選おめでとうございます

▼大和「ありがとうございます」

――市議として目指している方向性をお聞きしたいのですが?

▼大和「公約で掲げたのがプロレスラーとしての知識と経験を発揮できるスポーツを通じての取り組みですね。それもスポーツのイベントだけではなく、ちょっとした体操教室とかを慰問で行ったりとか。あとは君津市内にもジムがたくさんできてきているんです。私もトレーナーの資格を持っていますので、それを活かしてフィットネス教室を行うのも取り組みの一つだと思うんです。私だけでなく、他のレスラーやトレーナーの力もお借りして君津に来ていただくことでイベントも盛り上がるかなと。まずそういったイベントを行っていくことですね。二つ目が今、君津の農業っていわゆる害獣って言われるイノシシ、シカなどにすごく打撃を受けてるんです。そこの対策もいろいろやってはいるんですけど、行き届いてないんです。それで農業をやるのが追いつかなくて農業をやめる人も出てきています。その対策を早急にやりましょうと。さらに細かく言うと対策もしながらジビエとしても人気が出てきているんで、君津の新しい資源として有効活用できないかなというのも模索しながら、いずれは資源として完全に活用していくところまでやりたいなと。そのへんを今、東京農業大学とも個人的に連携を取りながら進めていますので、そこも面白い取り組みができるかなと思います。3つ目が子供たちの教育ですね。先生として直接かかわるっていうよりも、今、子供たちが社会に出た時にすぐに役立つような実践的な経験、知識を学べるキャリア教育という授業があるんですね。いろんな人の話を聞いたりとか、農業を体験したりとか、工芸的なものを体験したりとか、そのへんに力を入れて君津市内の小中高と連携を取ってやっていきたいですね」

――農業をやめる人が出てきているということでしたが、子供のうちからそういった体験をすれば、農業をやりたいという若者も増えるかもしれないですね

▼大和「そういうのを子供のうちからかかわっていないからこそ、農業も離れる人が多いと思うんです。選択肢が減っちゃうわけですね。将来的に選択肢を増やすためにも今のうちにいろいろ経験しておいてもらいたいですね。あとは誰もが住みたくなる街づくり、企業誘致。この5つが私が掲げている公約です。この公約を中心にやっていきますけど、そこに固執せずに、その都度、問題はいろいろ出てくると思うんです。例えば4年前で言えば大型台風が君津を直撃して、停電したり、屋根の瓦が飛んで行ってしまったりとか。こういうことが起きた時に、その最優先しなければいけない対策が出た時はすぐに臨機応変にそちらに取りかかりますよということですね」

――その公約を中心に君津市の活性化を目指していくということですね。大和ヒロシ君津市議会議員の活躍を期待しています。

▼大和「プロレスだけじゃなく、そちらでも活躍できるように頑張ります。活躍できないと問題ですからね。4番目の当選ということで期待されているということですから。期待されている分、失敗した時の反動が大きいんで、そこは皆様の期待を背負っている分、責任も背負っているということを肝に銘じて活動していきたいと思っております」

プロ格 情報局