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9/28【全日本】斉藤ブラザーズが明かす『TAXIめし』撮影裏話 初の地元・角田凱旋へ「でかくて強くて怖いところを見せてやる」

 斉藤ジュン&斉藤レイの斉藤ブラザーズが『TAXIめしリターンズ』の撮影裏話を公開。初の地元凱旋となる10・9角田大会へ向けて「でかくて強くて、そして怖いってところをしっかり見せてやるよ」と世界タッグ王座初戴冠を誓った。

 昨年9月に海外遠征から凱旋してから1年が経過。斉藤ブラザーズはブードゥー・マーダーズの一員となって頭角を現し、現在はGLEATのG-INFINITY王者に君臨。存在感あるビジュアルと、巨体をフル活用した戦いぶりでヒールながら人気も高まる一方だ。

 それをさらに後押ししているのが『TAXIめしリターンズ』への出演といえる。ミヤギテレビの情報番組『OH!バンデス』内のコーナーで、二人は今年7月からレギュラー出演。宮城県内の駅前でタクシー運転手に紹介してもらった“安くて美味い店"を直撃取材するものだ。毎週水曜放送で、番組のYouTube公式チャンネルでも毎週金曜に配信されて好評を博している。

 見どころは何といってもジュン&レイの食べっぷりだ。訪れた店では必ずといっていいほど大盛りで注文。「大盛りを注文すると、その大盛り以上にして持ってきてくれるところがあるから、それはメチャクチャうれしいよ」というようにデカ盛り状態もザラで、それをペロリと平らげている。

 食前に「俺たちは簡単に美味しいと言わない」と前置きしておきながら、一口目で即座に「美味しい」と感想を述べるのも定番となりつつある。理由は「美味しくなかったら、本当に美味しくないって言っちゃうんだけど、必ず毎回美味しいから、美味しいって言っちゃうんだよ」(ジュン)と単純明快。これからも美味しい店に出会うたびに繰り返されることになりそうだ。また、レイは無類のビール好き。石巻の雲雀(ひばり)餃子を筆頭に、料理の美味しさに触発されてビールを注文し、豪快な飲みっぷりを披露している。これにはジュンも「朝からビールはよくないから、せめて夕方ぐらいから飲むようには言ってるんだけど、スキあらば飲もうとするからな」とあきれ気味だ。

 「編集でスムーズにいってるように映ってるが、俺たちの姿を見た時から明らかに警戒して走り去っていくタクシーもたくさんいるからな」(レイ)という苦労話もあるものの、『TAXIめし』は二人の素顔が垣間見え、好評を博している。加えて今月10日には角田市PR大使に就任。地元密着化が進む中、10・9角田大会で初の地元凱旋が実現する。

 当日は世界タッグ王者・宮原健斗&青柳優馬に挑戦する。レイは5・29後楽園大会で諏訪魔と組んで第95代王者・拳王&征矢学に敗れて以来、約5ヵ月ぶりの挑戦。斉藤ブラザーズとしては凱旋2戦目となった昨年9・19後楽園大会で第91代王者・芦野祥太郎&本田竜輝に挑んで以来、1年ぶり2度目となる。

 勝って世界タッグ初戴冠を果たせば、まさに故郷に錦を飾ることになる。「去年帰ってきてから最強タッグも正直あまりいい結果が出なかったし、俺たちの本領を発揮できるような機会がなかった」と振り返ったレイだが、「最近はGLEATのG-INFINITYのベルトも獲って防衛重ねて、どんどん調子が上がってきてるから、このままいきたいな」と勢いを実感。ジュンは「まだこの手に世界タッグを持っていないのが信じられないっていうぐらいだから。必ず獲って斉藤ブラザーズが世界タッグ王者になってやる」と予告してみせた。

 そこで『TAXIめし』が二人の追い風となる。『OH!バンデス』は1995年の放送開始以来28年も続く長寿番組。ジュンいわく「『笑っていいとも』。あれの宮城版みたいな感じで、夕方になったら宮城県民みんながあの番組を見てるっていうぐらい有名な番組」だ。その番組内にレギュラーコーナーを持ったことで宮城県内における二人の知名度は一気に高まった。実際に「宮城に帰ったらコンビニだろうがスーパーだろうが駅だろうが、寄るところで必ずと言っていいほど声をかけられる」(ジュン)という。

 となれば、10・9角田大会でも“TAXIめし効果"が期待される。『TAXIめし』で初めて二人の存在を知り、興味を持ったプロレスファン以外の一般層が観戦に訪れる可能性もあるからだ。その中でジュンとレイが見せるのはもちろん大暴れ。『TAXIめし』ではヒールらしからぬ姿をいくつも見せてきたが、レイは「どうしても最近は『TAXIめし』のイメージが強いからな。リング上の俺たちはまたちょっと違って、でかくて強くて、そして怖いってところをしっかり見せてやるよ」と宣言した。

 “宮城の有名人"となった斉藤ブラザーズは初の角田凱旋で“地の利"を追い風に世界タッグ初戴冠を遂げる。


【斉藤ブラザーズ インタビュー】
――世界タッグ王座に挑戦する10・9角田大会凱旋が迫ってきましたが、今の心境はいかがですか?

▼ジュン「やっとって感じだな。日本に凱旋したのが1年前で、まだこの手に世界タッグを持っていないのが信じられないっていうぐらいだから。必ず獲って斉藤ブラザーズが世界タッグ王者になってやる」

▼レイ「去年帰ってきてから最強タッグも正直あまりいい結果が出なかったし、俺たちの本領を発揮できるような機会がなかったな。だけど最近はGLEATのG-INFINITYのベルトも獲って防衛重ねて、どんどん調子が上がってきてるから、このままいきたいな」

▼ジュン「まだまだ満足はできていないが、やっと斉藤ブラザーズが少しずつ力を見せられてきた感じだな」

――地元で世界タッグ初戴冠を果たせば、お二人にとって特別な日になりそうです。

▼レイ「正直それはうれしいな。ヒールとしてこういうこと言うのもどうなのかわかんないけど、俺たちの地元・角田市で全日本プロレスの興行。しかもタイトルマッチができるってのは素直にうれしいし、運命みたいなものを感じるな」

▼ジュン「そうだな。宮原健斗と青柳優馬が今のチャンピオン。あいつらの試合を見に来てるヤツもいるかもしれないけど、当日は俺たちが世界タッグを獲ることをみんなが望んでるだろう」

▼レイ「10月9日、当日の主役は間違いなく俺たちだ」

――当日は『TAXIめし』がきっかけでお二人を知って会場に足を運んでくれる人もいるかもしれないですね。

▼ジュン「確かに最近は宮城県に行った時は必ずどこでも声をかけられるな」

▼レイ「『TAXIめし』だと、だいぶ優しい斉藤ブラザーズを見せてしまってるけど、リングの上では一味違うってことをしっかり見せてやる」

――『TAXIめし』はYouTubeでも配信されて全国で視聴可能で、コメント欄を見ていると好評のようです。撮影中のことをお聞きしますが、苦労話はありますか?

▼レイ「これ言っていいのかわからないけど、結構タクシーの運転手さんに逃げられるな。編集でスムーズにいってるように映ってるが、俺たちの姿を見た時から明らかに警戒して走り去っていくタクシーもたくさんいるからな」

▼ジュン「そうだな」

▼レイ「ちょっとビビってんだろうな」

――レイ選手はビールを飲みたがることが多いですが、やはり料理が美味しいからビールを欲するようになるんですか?

▼レイ「シンプルにミヤギテレビさんがお金を出してくれてるから。タダでビール飲めるって、そんなうれしい話はないからな(笑) それは冗談として、もちろんメシがうまいってのがあるな」

▼ジュン「スキがあれば必ず飲もうとするからな。朝から飲もうとするもんな」

▼レイ「ジュンに止められて、なかなか飲むことができないけどな」

▼ジュン「やっぱり朝からビールはよくないから、せめて夕方ぐらいから飲むようには言ってるんだけど、スキあらば飲もうとするから」

――収録は昼過ぎぐらいからですか?

▼ジュン「基本は朝からだな」

――ジュン選手は移動中のタクシー車内で「店の肉を全部食ってやる」といった威勢のいい発言が多いですね。

▼ジュン「やっぱり食べるのが好きだからな。うれしいのがお店で大盛りをだいたい頼むんだけど、大盛りを注文すると、その大盛り以上にして持ってきてくれるところがある。それはメチャクチャうれしいよ」

――これからも大盛りを注文し続けると?

▼ジュン「必ず大盛りで頼んじゃう」

▼レイ「俺たちのポリシーみたいなもんだ」

――お二人とも食べる前に「簡単に美味しいと言わない」と言っていますが、いつも一口目で「美味しい」とあっさり言ってますね。

▼ジュン「いや、美味しくなかったら、本当に美味しくないって言っちゃうんだけど、必ず毎回美味しいから、美味しいって言っちゃうんだよ」

▼レイ「それはしょうがない」

▼ジュン「美味しくなかったら、これからはちゃんと美味しくないって言うつもりだけど、いつもだいたい美味しいからな」

――中でも特においしかったメニューは?

▼レイ「いろいろあったけど、もし一つ挙げるとすれば、ビールをたくさん飲んだ回。石巻の雲雀(ひばり)さん。あそこのボリューミーな餃子。あれがメチャクチャうまかった。もちろん、ほかにも美味しいものはたくさんあったけど、あれがビールに特に合ったという印象が残ってるな」

▼ジュン「そうだな。『TAXIめし』はどっちかというと中華が多めなんだけど、俺が食ったルーローハン。台湾の丼が美味しくて、あの柔らかい肉はなかなか衝撃だった。あれはぜひ『TAXIめし』を見た人は石巻に行って、あの店で食べてもらいたい」

――二人が大盛りにしたり、追加注文しているので、安くて美味い店を紹介するコンセプトが崩れてきている感もありますが?

▼ジュン「全然、関係なくなってきてるな。美味いのは美味いけど、全然安くはないな」

▼レイ「そうだな。俺たちがバクバク食ってしまうからな」

▼ジュン「大盛りをいくつか注文してるからな。それにビールを何杯も注文してるからだよ」

▼レイ「それはこれからちょっと気をつけるよ(苦笑)」

――宮城県内で声をかけられるということでしたが?

▼ジュン「宮城に帰ったらコンビニだろうがスーパーだろうが駅だろうが、寄るところで必ずと言っていいほど声をかけられるからな。みんな『OH!バンデス』の『TAXIめし』を見てるんだなと実感してるよ」

▼レイ「『OH!バンデス』は昔から超有名な番組だからな」

▼ジュン「他の番組で例えたら『笑っていいとも』。あれの宮城版みたいな感じで、夕方になったら宮城県民みんながあの番組を見てるっていうぐらい有名な番組だからな。その番組でレギュラーでコーナーを持ってるから知名度が上がってきたな」

――宮城県内ではすっかり有名人なんですね。

▼ジュン「こないだ『なんでも鑑定団』にも出たし、斉藤ブラザーズの知名度はちょっとずつ上がってきてるんじゃないか。これを宮城県だとか関東だけじゃなくて、これからは日本全国にどんどん進出していきたいな」

▼レイ「そうだな。角田市のPR大使にもなったことだし、角田もこれからどんどんPRしていきたいな。東北の田舎町というか、まだまだ知られていないだろうからな」

▼ジュン「美味しいものもたくさんあるし、いいところなんだけどね」

――当日は家族、友人も応援に駆けつける予定ですか?

▼レイ「どうだろうな。ヒールだから、そこはわからない」

▼ジュン「誰が来るかわからないけど、斉藤ブラザーズに会いに来たら火傷するかもしれないから、気をつけて来てくれと言っておくよ」

――先ほども話しましたが、『TAXIめし』の視聴者が来てくれことも期待できそうです。

▼レイ「どうしても最近は『TAXIめし』のイメージが強いからな。リング上の俺たちはまたちょっと違って、でかくて強くて、そして怖いってところをしっかり見せてやるよ」

――確かに『TAXIめし』でしかお二人を知らない人からすれば、悪い人というイメージがないかもしれません。

▼レイ「当日はみんな引くかもしれねぇな。ファンが離れるかもしれねぇな」

▼ジュン「思ってたのと違うと言われるかもしれないけど、リング上ではそれをしっかりと見せるよ」

▼レイ「そうだな。で、『TAXIめし』の時は好きなようにビール飲んで、うまい飯食いまくってやる」

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