プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

9/30【新日本】ラッシュがヒロム直接撃破で両国へ高笑い「お前を倒してニューチャンピオンになる」

『Road to DESTRUCTION』後楽園ホール(2023年9月30日)
○リオ・ラッシュ&オカダ・カズチカvs内藤哲也&高橋ヒロム×

 ラッシュが王者・ヒロムに直接勝利し、IWGPジュニア王座獲りへ弾み。「俺がヒロム、お前を倒して新しいIWGPジュニアヘビー級チャンピオンになる」とリング上で高笑いを上げた。

 10・9両国大会で王者・ヒロムにラッシュ、マイク・ベイリーが挑む3WAY戦によるIWGPジュニア戦を控える。9・24神戸大会から挑戦者の一人であるラッシュが参戦し、前哨戦が幕開け。この日はメインでヒロムが内藤、ラッシュがオカダとそれぞれ組んで激突した。

 先発で対峙した両者はスピーディーな読み合いを展開し、互いに一歩も譲らず。その後、ヒロムが場外戦で優位に立つと、逆水平合戦でも圧倒。串刺しラリアット、低空ドロップキックの連続攻撃を浴びせる。内藤とのサンドイッチ低空ドロップキックもさく裂させた。

 ラッシュも負けてはいない。内藤、ヒロムの順でトペスイシーダを放つと、ダイビングボディアタックで追撃。ヒロムちゃんボンバーをラリアットで相打ちに持ち込んだ。ならばとヒロムはコーナーへのフロントスープレックスで逆襲。ラッシュもTIME BOMBを阻止してトラースキックを放ったが、ラッシュアワーはヒロムが決めさせず。目まぐるしい読み合いからトラースキックを見舞うと、内藤が合体スイングDDTで援護射撃。すかさずヒロムがTIME BOMBを豪快に決めた。

 ラッシュは意地のキックアウト。起死回生のその場飛びスパニッシュフライをさく裂させると、オカダがドロップキックで内藤を蹴散らす好フォローに出る。ラッシュはヒロムの張り手を食らっても、ラリアットで応戦。みちのくドライバーIIで突き刺し、ファイナルアワーを繰り出した。ヒロムが両ヒザで迎撃してもTIME BOMBはラッシュが決めさせず、オカダの加勢を受けてラッシュアワーを敢行。さらにオカダが開脚ドライバーで援護射撃すると、ラッシュがファイナルアワーを投下して3カウントを奪った。

 ラッシュが王者・ヒロムに直接勝利。10・9両国大会でのIWGPジュニア獲りへ向けて追い風を吹かせた。試合後、ラッシュは「ヒロム、お前は泣いてるんじゃないか? 後楽園ホール、ここは俺のホームだ」と豪語。「お前に何が起きたのか考えてみろ。俺がヒロム、お前を倒して新しいIWGPジュニアヘビー級チャンピオンになる」と予告。3WAY戦だが、改めてヒロム狙いを明確にしたラッシュは高笑いを上げた。

【試合後のオカダ&ラッシュ】
▼オカダ「これでリオの勢いってものがわかってもらえたんじゃないかと思います。おい、ヒロム! ナメんなよ、この野郎。リオがしっかり、そのIWGPジュニアヘビーウェイトのベルトいただくからな、この野郎。そして俺もNEVER6メン(防衛戦)、決まってますんでね。しっかりこのリオからもらった勢いってのも大事にして両国まで突っ走っていきます。サンキュー・リオ!(とラッシュとハンドシェイクして先に控室へ)」

▼ラッシュ「聞いてくれ。リングの中で言ったこと以上に何を言えばいいのか、特にザ・マン(オカダ選手)が話をした後だし、わからないが、リングの中で言ったことはすべて真意だ。俺には今、ホームがない。日本が俺の新しいホームだ。無理矢理にではなく自ら選んだ結果だ。俺はすべてを残してきた。2つのスーツケースに何枚かの航空券。あぁ、家族が後からやってくる。俺はこれからも自分の家族のために、自分のために闘い続ける。なぜなら俺は自分自身を誰よりも信じている。尊敬をしているオカダさんよりも、CHAOSよりも、俺は自分を信じているんだ。俺は俺を信じているんだ!! だから俺はここにいる。これまで不可能だったことを成し遂げるために。新日本プロレスのドアを入り、日出る国・日本の門をくぐり、長年夢として見続けたことを成し遂げるんだ。俺はすべてを手に入れたい。俺はすべてをやり遂げたし、見届けた。あと一つだけ、IWGPジュニアヘビー級王座だ。マイク・ベイリー、お前は窮地にいるぞ。ヒロム、俺の強さを思い知ったか? ハハハハ…ハッハッハッハッ…! お前、わかってるのか!? 本当にわかってるのか!? アイスクリームが食べたいなら日本の街中を歩くがいい。群衆と一緒にな。(両手で手招きをして)来いよ。腕を広げて待ち受けてやるよ。本当の俺とやりたいんだろう?(笑) 約束しよう。両国では本当の俺をくれてやるよ。ヤバいことになるからな! マイクがない場所では俺はまた別人になるからな。次、会える日を楽しみにしているよ」


【内藤の話】「(右手に権利証トートバッグ、左手にヒロムのジャケットを手に戻ってきて)今日は高橋ヒロムとリオ・ラッシュによる前哨戦。負けてしまったし、リオ・ラッシュの勢いを感じましたよ。でも高橋ヒロムっていう選手はものすごく不思議な選手で、倒されれば倒されるほどまた這い上がってくるし、もうダメなんじゃないかって思えば思うほど、それ以上の力で返していく。ま、両国は高橋ヒロムの防衛で間違いないでしょう。皆様の想像通り、いや、想像以上の戦いをした上で高橋ヒロムが防衛しますよ。(ヒロムのジャケットを掲げて)高橋ヒロムはそういう男だから。でーも! でも一番大事なことは、その男を育てたのは一体誰かっていうこと。そう、(胸を叩いて)俺だよ。だから皆様、俺に感謝してください。そして、リオ・ラッシュ、高橋ヒロム、俺に感謝してくれ。じゃ、明日もここ後楽園ホールでまたお会いしましょう。アディオス!」

【ヒロムの話】「(インタビュースペースの入口手前で)アーーー! リオーーー! (インタビュースペースに入ってきて、そのまま床に崩れ落ちる)このベルトを巻いてる人間は何があっても負けちゃいけねぇんだ。今日は負けだ。(立ち上がりながら)俺の負けだ。俺の負けだ。俺の負けだ。完全な負けだ。(立ち去りながら)ああ、ダメだダメだ、ダメだ、ダメだ! ああー!」

プロ格 情報局