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10/15【スターダム】ジュリアがMICHIKO返り討ち 「これで本当にさよなら」

『第13回ゴッデス・オブ・スターダム〜タッグリーグ開幕戦〜』
大田区総合体育館(2023年10月15日)
○ジュリアvsMICHIKO×

 ジュリアが過去の遺恨を引きずるMICHIKOを返り討ち。「これで本当にアリベデルチ、さよならだよ」と通告した。

 MICHIKOはかつてアンドラス宮城のリングネームでスターダムに所属。大江戸隊で暴れ回ると、2020年には一時的にスターダム入団直後のジュリアとタッグを組んでいた。しかし、ジュリアは「お前はさよならだよ」と通告して、Donna del Mondoを結成。宮城はスターダムから姿を消し、活動の場を他団体に移した。

 最近はGLEAT所属として活躍していたが、今年8月に団体に反旗をひるがえし、ヒールユニット・DIAMOND EGOISTを立ち上げて、MICHIKOに改名した。そして、10・1後楽園大会でSTRONG王座を防衛したばかりだった因縁のジュリアを突如として襲撃し、ツームストンパイルドライバーでKO。「スターダムの皆様、GLEATしようぜ!」と絶叫して宣戦布告した。

 遺恨を引きずる2人の一騎打ちがタッグリーグ開幕戦で実現。入場時からブーイングを浴びたMICHIKOはのっけからエルボーを猛連打する。ジュリアはあえて正面から受け止めると、ビンタを一撃。グラウンドになって、エルボーやビンタを振り下ろした。MICHIKOもポジションを入れ換えて打ち返し、ケンカマッチの様相に。

 場外戦になると、互いに観客席や鉄柱に投げつけ合う。MICHIKOは強引にジュリアを抱え上げると、エプロンめがけてパワーボムを強行。ブーイングを煽ると、ジュリアの腰にパイプイスを振り下ろした。そして、本部席のテーブルの上でパイルドライバーを狙う。だが、ジュリアは頭突きで黙らせると、逆にパイルドライバーをズバリ。衝撃音とともにテーブルがへし折れた。リングに戻っても、鋭いエルボーを何発もぶち込んでMICHIKOを圧倒。ヒザ蹴りもクリーンヒットする。

 追い込まれたMICHIKOはここで暴挙に出る。レフェリーを盾にしてジュリアのロケットキックをガードすると、無法地帯になったのをいいことにキークラッシャーで突き刺す。さらに、パイプイスめがけてのツームストンパイルドライバーもさく裂。倒れるレフェリーを無理矢理に起こして3カウントを迫った。

 ジュリアは意地のキックアウト。組みついた瞬間、バックドロップでぶん投げる。MICHIKOも手を固めた状態でフロントハイキックを連発したものの、ジュリアはリストクラッチ式変型バックドロップで黙らせると、最後はノーザンライトボムで突き刺して3カウントを奪取した。

 キッチリとMICHIKOを返り討ちにしたジュリアは、マイクを持つと、「おいおい、アンドラス…じゃなくてMICHIKO。久しぶりだな。お前が1人で乗り込んできたことは認めてやるけど、私とオメエは見ているところがまったく違う。これで本当にアリベデルチ、さよならだよ」と改めて別れを通告。大の字になったMICHIKOは「ここで起きたことは全て後悔させてやるぞ、ジュリア!」と意味深げに言い返したものの、ジュリアは地声で「終わり」と断言した。

 バックステージでは「なんだか去年あたりからいろんな再会があるけど、お前が一番何考えてるかわからなくて、やりづらかったよ、正直。困らせるなよ、私を」とぼやくばかりのジュリアは「私とあんたは住む世界も、目指す場所も、何もかもが違う。これで本当に最後なんだろうな」と改めて強調。照準をタッグリーグに合わせていた。

【ジュリアの話】「はいはい、はいはい。今日はタッグリーグの開幕戦だぞ。おいおいおい、二冠チャンピオンのジュリア様の開幕戦のお相手はアンドラス宮城…いや、MICHIKO。なんだか去年あたりからいろんな再会があるけど、お前が一番何考えてるかわからなくて、やりづらかったよ、正直。困らせるなよ、私を。ただ、さっきも言った。1人で来たことだけは認めてやるけどな。私とあんたは住む世界も、目指す場所も、何もかもが違う。これで本当に最後なんだろうな。じゃあ、入場式あるから。またな」

【MICHIKOの話】「ジュリア! ジュリア! ジュリア!! ここであったこと、絶対必ず後悔させてやるからな!! 覚えてろ!」

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