10/22【DDT】高橋ヒロムがアイアンマン王座を電撃奪取、11・12両国・平田戦が同王座戦に
『God Bless DDT 2023』が22日、東京・後楽園ホールで行われ、高橋ヒロムがアイアンマンヘビーメタル級王座を電撃奪取。11・12両国大会の平田一喜戦に同王座がかけられることになった。
DDT EXTREME王者の平田がこの日、アイアンマン王者・正田壮史とのダブルタイトル戦に臨んだ。EXTREME王座戦は王者がルールを指定できるが、正田が友だちが少なく、仲間とワイワイやるのが嫌いだと聞き、平田は「Enjoyしようぜ!皆でワイワイお楽しみデスマッチ」を提案。基本的には通常プロレスルールだが、試合中に正田を楽しませようとの思惑が込められていた。
平田が描いていた通り、試合中にジェンガ、バスケットボール、飲み会、モノボケが行われる異色の展開となった。正田が好きなテレビ番組「逃走中」にちなんで場外での鬼ごっこに発展。平田はカウント19ギリギリで正田を突き飛ばし、まんまとリングアウト勝ちを収めた。リングアナが「アイアンマン王座はリングアウトでの王座移動はありませんので、正田選手の防衛となります」とアナウンスすると、平田はすぐさま正田を丸め込んで3カウントを奪取。アイアンマン王座を奪回し、シングル2冠王となった。
試合後、平田がヒロムへの思いを語っていると、背後から脱兎のごとくヒロムが現れた。しかも平田をスクールボーイで丸め込んで3カウントを奪い、アイアンマン新王者に君臨。ヒロムは「今日アイアンマン獲りに来たんじゃない。話したいことがあって来たんです。そしたら(平田が)チャンピオンになったから、丸め込んでみたら獲っちゃったんだよ。ルールを聞きに来たんです」と来場の理由を説明した。
これを受けて平田が「ヒロムさんが楽しめる、お客さんが楽しめるルールを考えますんで、ちょっと待ってください」と約束すると、ヒロムは「また聞きに来るかもしれないんで、そのときまでに考えといて」と要求。即奪回を狙う平田が丸め込んでも2カウントで返した。あきらめない平田はその後もヒロムを場外まで追いかけたが、ベルトを獲り返すことはできなかった。
ヒロムのアイアンマン戴冠を受け、11・12両国大会のヒロムと平田の一騎打ちに同王座がかけられることになった。バックステージでヒロムは「これDDTで一番すごいベルトでしょ? 最強の人が持つベルトだよね? 今日はルール説明を聞きに来ようと思ったのに。3つ入っちゃったからビックリしちゃったよ」とまさかのアイアンマン戴冠に驚くばかり。「平田さんがルールを考えてくれるまで待ちます。どんなルールでも構いません。新日本プロレスという言葉は忘れてください」とルールを平田に一任した。
☆11/12(日)東京・両国国技館『Ultimate Party 2023』12:30開場、14:00開始
▼アイアンマンヘビーメタル級選手権試合
[挑戦者]
平田一喜
vs
高橋ヒロム
[第1584代王者]
※タイトルの性質上、同選手権試合としておこなわれない可能性がございます
【平田の話】「正田、試合を通じて楽しかったり、ワイワイやって、いろんな経験になったと思います。彼の人生も今日の試合で広がってくれれば。ヒロムさん、何でいつもいきなり出てくるの? ベルト、新日本に流出しちゃった。ルールはバタバタして全然考えられてない。今まで見れてない高橋ヒロム、ヒロムさん自身も楽しめるような試合を考えていきます。最高の一番面白い試合をしましょう」
【正田の話】「こんなに壮絶な試合をして、(アイアンマンを)何秒で獲られました? 5秒とかもっと短いかもしれないです。次、もしEXTREMEとアイアンマンのダブルタイトルマッチがあるなら、バスケットボールデスマッチをしたいと思います」
