10/24【新日本】帰国直後の藤田が新兵器でTAKA狩り 「ここで一番になるため帰ってきた」

『SUPER Jr.TAG LEAGUE 2023〜Road to POWER STRUGGLE〜』後楽園ホール(2023年10月24日)
公式戦 ○藤田晃生&ロビー・イーグルスvsDOUKI&TAKAみちのく×

　イーグルス&藤田のTMDKコンビがジュニアタッグリーグ初日。海外遠征から帰国したばかりの藤田が新兵器で殊勲のTAKA狩りを果たすと、「優勝するために、ここで一番になるために帰ってきたんだ」と力強く宣言した。

　藤田は1ヵ月半の短期海外遠征から帰国し、イーグルスとのTMDKコンビでタッグリーグにエントリー。開幕戦ではTJP&フランシスコ・アキラ組に敗れた。一方、Just 5 GuysのDOUKI&TAKAも初戦でKUSHIDA&ケビン・ナイト組に敗戦。出鼻をくじかれた両チームが初白星を狙って公式戦で対戦した

　いきなり藤田が見せ場。相手チームをドロップキックやコルバタで場外に追いやると、躍動感溢れるトペコンヒーロを披露する。しかし、イーグルスとの合体攻撃は不発に終わると、藤田は同士討ちを誘われ、一転してJ5Gペースになる。

　藤田がしばらく捕まったが、イーグルスが猛攻に出て主導権を奪取。DOUKIの左ヒザをスピーディに攻め立て、ロン・ミラー・スペシャルに絡め取る。しのいだDOUKIはイタリアンストレッチNO.32に長時間捕獲したものの、イーグルスも抵抗。アサイDDTでピンチを逃れると、藤田に勝負を託した。

　藤田はTAKAにドロップキックを発射。アグレッシブにたたみかける。TAKAのジャストフェイスロック、さらにはクロックヘッドシザース&チキンウイングアームロックの複合技に捕まると、DOUKIがトペスイシーダでイーグルスを分断した。大ピンチを迎えた藤田だったが、必死の抵抗。何とかロープに手を伸ばす。

　DOUKIがデイブレイクで援護射撃すると、TAKAはランニングニーをぶち込んで追い討ち。みちのくドライバーIIで勝負に。しつこく狙うが、藤田は必死に切り返すと、飛び込んだイーグルスがハイキック、トラースキック、ジャンピングハイキックの3連打で援護射撃。すかさず藤田が新兵器のブレーンバスター式スタナーで3カウントを奪った。

　藤田が新兵器で殊勲のTAKA撃破を果たし、TMDKコンビが2戦目でリーグ戦初勝利を獲得。エプロンに座ってTMDK流に勝利アピールを見せると、セコンドについていたザック・セイバーJr.が藤田を祝福した。

　海外遠征からわずか1ヶ月半での帰国となった藤田だが、「俺とロビーさんは1勝するため、経験を積むために帰ってきたじゃないぞ。優勝するために、ここで一番になるために帰ってきたんだ。『1ヶ月半が』『試合数が』そんなこと関係ない。毎日毎日、血のにじむような努力をして、ロビーさんとPWAの道場でやってきた。その結果が今出てる」と胸を張った。

　そして、「うぬぼれてもないし、TMDKのメンバーがいるからこそ、ロビーさんがいるからこそ、今の自分がいると思ってる。ただ、これで満足などしない。次も、その次も取って、俺とロビーさんで優勝する」と高みを見据えた。そんな藤田をイーグルスは「テンサイデス」と称賛していた。

　2人は明日(25日)の後楽園大会で田口隆祐&ザ・DKCと対戦。くせ者コンビ撃破で2連勝を狙う。

【試合後のイーグルス&藤田】

▼イーグルス「6週間、6週間だ! タカみちのく! レジェンドだよ! (日本語で)チョット、センパイネ。俺がジュニアレスリングに来た時、タカみちのくはトップレスラーだったよ。 スーパーJカップが輝いていた時代からのスターウォーズの1人だよ。彼を見たのを覚えてる。ライトヘビー級のチャンピオンだったのを覚えてるよ。そして今! (藤田を指差して日本語で)テンサイデス。テンサイデス!」

▼藤田「ノー」

▼イーグルス「21サイデス。ノゲドージョ―から厳選された21歳! ザック・セイバーJr.。TMDKのフロントマン。理由がある! こいつは勝つはずだったんだ、勝つはずだった! お前は勝つ、勝つ! 勝つ! 勝つ! 勝つ! 勝つ! 勝つ! (日本語で)モウイッカイ。イチバン、スイートボーイ。俺たちは勝ったんだからご褒美だ」

▼藤田「ご褒美?」

▼イーグルス「アイスクリームだよ」

▼藤田「サンキュー」

▼イーグルス「たくさんアイスクリームを食べて回復するぞ! (日本語で)ニホンゴ、オネガイシマス!」

▼藤田「俺とロビーさんは1勝するため、経験を積むために帰ってきたんじゃないぞ。優勝するために、ここで一番になるために帰ってきたんだ。『1ヵ月半が』『試合数が』そんなこと関係ない。毎日毎日、血のにじむような努力をして、ロビーさんとPWAの道場でやってきた、その結果が今出てる。ただ、うぬぼれてもないし、TMDKのメンバーがいるからこそ、ロビーさんがいるからこそ、今の自分がいると思ってる。ただ、これで満足などしない。次も、その次も取って、俺とロビーさんで優勝する。以上!」

▼イーグルス「君たちはタッグチームとして俺たちができることの半分もまだ見ていない。このイチバン・スイートボーイについて知られていないことがたくさんあるんだ。俺たちはオーストラリアで一生懸命トレーニングを積んできた。フィラデルフィアでもハードにやった。そしてお前はイギリスに行っても自分で探索して一生懸命やった。もっともっとだ。だがお前はマイティで、俺はマイティ。The Mighty Don't Kneel。続けようぜ! ああ、それとTMDKはもともとオーストラリアのユニットだった。俺が知る限り、ジュニアの選手はオーストラリア人。バッド・デュード・ティト、“病気の"ティトもオーストラリア人。イチバン・スイートボーイは魂を持った日本人。オーストラリア人、オージーが戻った。行こうぜ」


【試合後のDOUKI&TAKA】

▼DOUKI「別にナメてかかってたわけじゃないけど、あいつらの連係、なかなかいいじゃねえか。まあよ、今日も負けかもしんないけど、明日だ、明日。なあ、TAKAさん、明日は俺らが一番勝たなきゃいけない相手だろ?」

▼TAKA「(床に倒れ込んでいたが立ち上がって)クソーッ! 今日も負けたのか! 今日も負けたか! So what! 藤田、ほんの数ヵ月海外に行ったぐらいでよ、随分変わったじゃねえか。おい、お前はヤングライオンだと思ってたけどよ、もう立派なジュニアの一員じゃねえかよ! ナメてかかったよ、俺が! まあいいよ。最初に言ったよな? 俺は二つのものを獲りに来たって。それさえ獲れば優勝したも同然だ。明日だよ、明日。楽しみだな」

▼DOUKI「まあ、そういうことだ。何度も言う通り、俺は去年、金丸義信とこのタッグリーグに出場した。今年、その金丸義信は対角のコーナーで待ってる。明日はよ、俺とTAKAさんのこのリーグ戦で一番大事な一戦だっていうことは、お前らも知ってるだろ?」