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10/25【新日本】ヒロムが新日本マットでアイアンマン王座死守 石森、辻、中島が連続襲撃も…

『SUPER Jr.TAG LEAGUE 2023〜Road to POWER STRUGGLE〜』後楽園ホール(2023年10月25日)
○辻陽太&高橋ヒロムvs石森太二&外道×

 ヒロムが新日本マットでアイアンマン王座を死守。IWGPジュニア戦を控える石森のみならず、仲間の辻やセコンドの中島佑斗にも襲われたが、なんとかベルトを守りきった。

 11・4大阪大会のIWGPジュニア戦「(王者)ヒロムvs石森(挑戦者)」の前哨戦として、ヒロムが辻と、石森が外道と組んで対戦した。頸椎負傷で欠場中だった石森は10・9両国大会でヒロムを襲撃して実力行使。タイトル挑戦を決めると、10・14イギリス大会で復帰を果たしたばかり。一方、ヒロムはDDT10・22後楽園大会でアイアンマン王座も戴冠。二冠王として試合に臨んだ。

 石森はアイアンマン王座を意識したのか速攻勝負を仕掛ける。連続して丸め込むが、ヒロムも逆に押さえ込んで譲らず。さらに、ヒロムは辻に自分を担がせて、合体式ボディプレスを放つが、これは石森に避けられて自爆に終わった。

 互いに控えに回ったものの、再び対峙すると、先に動いたヒロムがコルバタで先制。石森と外道の同士討ちを誘うと、スピーディにたたみかけた。しかし、石森も串刺し攻撃を連続して防いで、飛びつき式ネックブリーカーで押し返し、両者の攻防は五分と五分で終わった。

 試合は辻がジーンブラスターで外道を沈めて終了となったが、その後にヒロムがアイアンマン王座を狙われた。2本のベルトを掲げて勝利をアピールしたヒロムは勝ち名乗りを受けるが、背後から忍び寄った石森がスクールボーイでクルリ。ギリギリでキックアウトすると、今度は仲間の辻まで押さえ込んでくる。場外へ逃げ出したヒロムだったが、ここでセコンドの中島が奇襲。必死に肩を上げたヒロムは周囲を警戒しながら逃げるようにバックステージへと消えていった。

 コメントスペースになんとか辿り着いたヒロムは「ちょっと待って。知ってたけど待って。こうなることはだいたい予想してたよ。いいよ、石森きゅんまではね、ああなることは分かってたよ。陽太様? 陽太様までなの?」と動揺を隠せず。「DDTさん、申し訳ない! 12月11日、両国、ちょっとこれたぶん持っていけません! ごめんなさい! たぶん持っていけないです、これは! 獲られるでしょう、このままだと間違いなく確実に!」と弱気のコメントを連発すると、「何だよ、このベルト! ヤベえじゃん、噂通り! 予想以上だな。ちょっと考えないと、怖くなっちゃう、人が……」と早くも人間不信に陥っていた。

 一方、石森は「あんなオモチャみたいなベルトだけど、な〜んとなくルールは分かってたからよ。なんならよ、そいつもかけてやるか?」とニヤリ。辻から「あのベルトはお前に任せた」と託された中島も「高橋ヒロム、いつもよぉ、リングサイドでテメーのこと狙ってるヤツがいるのを忘れるなよ」とベルト狙いを宣言しており、ヒロムの受難は今後も続きそうだ。

【試合後のヒロム&辻】
▼ヒロム「(IWGPジュニアとアイアンマンヘビーメタル級の2本のベルトを持って焦った顔で登場すると、床に2本のベルトを置いて座り込み)待って待って、待って、ちょっと待って。知ってたけど待って。こうなることはだいたい予想してたよ。いいよ、石森きゅんまではね、ああなることは分かってたよ。陽太様? 陽太様までなの? ちょっと待ってよ! 確かにこれはそういうベルトだからさ、誰だか知らない人も関係ない人も来るんじゃないかと思ってたけど、何? 初日の試合から陽太様とかなの? いやちょっと、それはヤバいわ! あー! DDTさん、申し訳ない! 12月11日、両国、ちょっとこれ(ベルト)たぶん持っていけません! ごめんなさい! たぶん持っていけないです、これは! 獲られるでしょう、このままだと間違いなく確実に! イヤちょっと待って、これはヤバいな! そっか! 俺、ジュニアのベルト頑張った! そっか! 俺、これも獲っちゃったんだ! 何だよ、このベルト! ヤベえじゃん、噂通り! (控室に向かいながら)予想以上だな。ちょっと考えないと、怖くなっちゃう、人が……」

▼辻「(立ち去りかけるヒロムに向かって)ヒロムちゃん!」

▼ヒロム「(扉の向こうから)あぁ!?」

▼辻「ヒロムちゃん! ごめん、ヒロムちゃん! そんなつもりはなかったんだ!」

▼ヒロム「(ドアから顔を出して)信じない、信じないから」

▼辻「もう、今後一切そのベルトは狙わない。というかそのベルトに対して、ごめん、興味ないから」

▼ヒロム「やめて! 興味あるとかないとか、信じないから!」

▼辻「ごめん、ヒロムちゃん!」

▼ヒロム「もう陽太様のこと嫌いになったから! もう嫌い! (ドアの向こうに消える)」

▼辻「まあヒロムちゃん! 今のは置いといて……そう、上村だよ上村。上村、お前の海外遠征、俺に教えてくれよ! どんな海外遠征だったんだ? 俺は一度もアメリカには行ってないからな。何かネットでタッグチームを組んで楽しそうにしてた(のを見た)けども、俺もなあ、メキシコ時代、『YOTA』ってリングネームでやってたんだよ。なぁ、俺と上村、YOTAとYUYA、新生JOYA、新日本で結成してみるか? ハハハハハ! 中島! 中島、どこだ? (中島がやってくると)あのDDTの、アイアンマンヘビーだったか、あのベルトはお前に託した。これからも狙い続けてくれ。ところでだ、手を3回叩いてみろ」

※中島、手を叩く

▼辻「もうちょっとリズミカルに」

※中島、先ほどより速く手を叩く

▼辻「3回叩いたら、今度は手を上に上げてくれ」

※中島、手を叩いて腕を上に上げる

▼辻「もっと高く!」

※中島、手を叩いて腕を先ほどより高く上げる

▼辻「おお、いい感じだ、もう1回」

※中島、繰り返す

▼辻「そしたら今度は手を前に出して。少し斜めに。リズムに乗りながら(やり方を示して)、手を上に」

※中島、言われた通りにするが、1回目のバンザイとその後の動作に間が空く

▼辻「続けてやってみよう!」

※中島が一連の動作を繰り返し行うと、辻は満足げに親指を立てて控室へ

▼中島「(言われた動作をもう1回やって)何だこれは? 何だこのダセぇヤツは? 何か知んないけどイライラすんな、オイ! まぁそりゃどうでもいいんだ。つまんねぇことやらせやがってこの野郎。オイ、俺はよぉ、どんなチャンスでもよぉ、どんなきっかけでもほしいんだこの野郎。アイアンメタルヘビー級チャンピオン? オイ高橋ヒロム、いつもよぉ、リングサイドでテメーのこと狙ってるヤツがいるのを忘れるなよこの野郎!」

【石森の話】「高橋ヒロム! 知らない間に二冠になったって? あっち行ったり、こっち行ったり、よそ見ばっかしてんじゃねえよ、オイ! まあでも、俺にとっては好都合かな? IWGPジュニアにアイアンマン、二冠。ってかよ、アイアンマンって何だよ? あんなオモチャみたいなベルトだけど、な〜んとなくルールは分かってたからよ。なんならよ、そいつもかけてやるか? なあ! ということで、今日はここまでだ」

※外道はノーコメント

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