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10/25【新日本】KUSHIDA&ケビンが2週間ぶり再戦で雪辱 無傷のコナーズ&モロニーに土

『SUPER Jr.TAG LEAGUE 2023〜Road to POWER STRUGGLE〜』後楽園ホール(2023年10月25日)
公式戦 ○KUSHIDA&ケビン・ナイトvsクラーク・コナーズ&ドリラ・モロニー×

 KUSHIDA&ケビンがIWGPジュニアタッグ王者のコナーズ&モロニーに約2週間越しの雪辱。無敗の2人に土をつけ、ジュニアタッグリーグ2勝目を挙げた。

 IWGPジュニアタッグ王者の“BC WAR DOGS"コナーズ&モロニーは無傷のジュニアタッグリーグ開幕2連勝で最高のスタートを切った。早くも単独首位に立った王者コンビに挑むのは、1勝1敗の“JET SETTERS"KUSHIDA&ケビン。10・9両国大会でコナーズ&モロニーに敗れたばかりだけに、約2週間越しの雪辱を狙っていた。

 KUSHIDAのテクニックとケビンの空中殺法が噛み合い、JET SETTERSが試合を掌握。WAR DOGSが2人がかりで乱戦に持ち込もうとしてもペースを渡さない。ケビンはプランチャを避けられても動じなかったが、コナーズはエプロンで断崖式スピアーを強行。強引な荒技で一瞬にして主導権を奪い取った。

 WAR DOGSの荒々しい攻撃を受けてケビンは防戦一方。それでも感情むき出しでモロニーにエルボー連打を浴びせると、スパインバスターでようやく反撃に成功した。流れを変えたいKUSHIDAはスピーディな蹴り技を多用。雪崩式フランケンの構えに。だが、すっぽ抜けて自爆に終わると、加勢しようしたケビンにコナーズがスピアーを一閃。KUSHIDAはモロニーに垂直落下式ブレーンバスターで突き刺されて大ピンチに。

 KUSHIDAはハンドスプリングエルボーを皮切りに、串刺し掌底を連発して懸命に反攻。2人をコーナーに押し込むと、復活したケビンはフロム・コーナー・トゥ・コーナーを発射する。さらに、KUSHIDAはコナーズをハンマーロックスープレックスホールドで仕留めにかかるが、ニアロープで3カウントは奪えない。ならばとケビンと肩車式ドロップキックを狙うが、モロニーが場外から妨害。WAR DOGSは怒とうの連続攻撃からサンドイッチスピアーでケビンを追い詰める。そして、今回のリーグ戦で猛威を振るっているFull Clip(ブレーンバスター&ダイブ式スピアー)の構えに。

 だが、不時着したケビンは同士討ちを誘うと、四つん這いになったモロニーの背中を踏み台にして、コーナー上のコナーズにドロップキックを一閃。場外に蹴落とすと、トペコンヒーロも敢行する。試合権のあるKUSHIDAはマサヒロタナカをモロニーに一撃。焦ったモロニーがドリラ・キラーを強引に仕掛けたものの、KUSHIDAは丸め込み合戦に持ち込み、泥臭く押さえ込んで3カウントをもぎ取った。

 KUSHIDAが執念の勝利。喜びを爆発させたKUSHIDAが観客席に転がり込んで両手を掲げると、ケビンも抱きついて祝福した。一方、初黒星となったコナーズ&モロニーは呆然とするばかり。この結果、両チームともに2勝1敗となった。

 試合後、KUSHIDAはLA道場出身のコナーズやザ・DKCを1年前と比べて「まるで別人」と評価しつつ、ケビンを「ミスター・まるで別人」と称賛。ケビンは明日(26日)の春日部大会で対戦する田口隆祐&DKC戦に向けて、「DKC、お前のことはよく分かってる。THE JETとKUSHIDAサンの準備はできている。DKCとタグチサンに勝ち目はない」と自信をあらわにした。

【試合後のKUSHIDA&ナイト】

▼KUSHIDA「(指を2本立てて)2勝目! 2勝目だ! 去年は、2022年は2勝だった。まるで別人だね! まるで別人! 誰のこと言ってるか分かる? クラーク・コナーズ、覚えてるよ。去年タッグ組んでたことを。DKCも覚えてるよ、道場で会ったこと。そして、まるで別人。(ナイトを指し示し)“ミスター・まるで別人"、ケビン・ナイト! (ナイトに英語で)去年から大きな変化だ、クラーク・コナーズ」

▼ナイト「ああ、クラーク・コナーズ。クラーク・コナーズは、この業界に入った初日からのかつての友人だ。去年はタグチサンと一緒にお尻を振っていたが、今年は俺たちに倒された。(手を叩いて)1、2、3って。去年はまだ俺はヤングライオンだった。覚えてますか? 黒のショートタイツに黒のブーツ。だがこの1年で俺たちは大きく成長した。これで去年の4ポイントに並んだ。さて、明日はもう一人の初日からの友人と対決。DKCと、これまたタグチサン。DKC、お前のことはよくわかってる。THE JETとKUSHIDAサンの準備はできている。DKCとタグチサンに勝ち目はない」

▼KUSHIDA「(英語で)今夜、俺たちはチャンピオンチームを倒した!」

▼ナイト「チャンピオンチームを倒した!」

▼KUSHIDA「俺タチハ……」

▼KUSHIDA&ナイト「(マッスルポーズで)ツヨイ!」

▼ナイト「メチャ、メチャ、ツヨイ!」


【試合後のコナーズ&モロニー】

▼モロニー「(コナーズと一緒にやって来て、2人揃ってIWGPジュニアタッグのベルトを床に落とし)ファッキュー……」

▼コナーズ「……(呆然とした表情で一言も発さずに、ベルトを床に置いたまま。モロニーと一緒にコメントスペースから退出)」

プロ格 情報局