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10/29【新日本】鷹木がタマを熱戦撃破でNEVER3度目の戴冠 トレント・バレッタが挑戦表明

『Fighting Spirit Unleashed』アメリカ・Sam's Town Live(2023年10月28日)
NEVER無差別級選手権試合 ○鷹木信悟vsタマ・トンガ×

 鷹木がタマを激闘の末に破り、NEVER無差別級王座3度目の戴冠。トレント・バレッタが挑戦を表明し、11・10ダラス大会でのV1戦が浮上した。

 10・9両国大会でデビッド・フィンレーを破ったタマが5ヵ月ぶりにNEVER王座返り咲き。試合後、次期挑戦者に鷹木を指名し、この日の初防衛戦を迎えた。両者は7・30名古屋大会でのG1公式戦で時間切れ引き分けに終わって以来、3ヵ月ぶりの再戦にして決着戦となった。

 先手を取ったのは鷹木。パンピングボンバーでタマを場外に叩き落とし、場外DDTを敢行してダメージを与えた。徹底した腹部攻めで消耗させようとしたが、タマはドロップキックで反撃。シャープシューターで絞め上げる。耐えた鷹木はDDT、スライディングラリアットで逆襲。MADE IN JAPAN、トンガンツイストを読み合い、ラリアットは相打ちに。エクスプロイダー合戦と意地の攻防が続いた。

 鷹木がバックドロップで競り勝ったかに見えたが、タマはヴェレノで突き刺して譲らず。鷹木もネックスクリューですぐさま反撃し、ダブルダウンに持ち込んだ。ならばとタマはデスバレーボムで突き刺し、シュプリームフローを放ったが、鷹木は2カウントでキックアウト。ガンスタン狙いを熨斗紙で切り返し、パンピングボンバー、MADE IN JAPANで勝負に出た。

 タマも王者の意地でキックアウト。ラスト・オブ・ザ・ドラゴンを食い止め、トンガンツイストで逆襲に転じる。鷹木の反撃を阻んでブラディサンデーを敢行。鷹木もDSD、ガンスタンをことごとく阻止し、パッケージツームストンパイルドライバーで突き刺す。すかさずスライディングエルボーで追い討ちをかけ、側頭部にエルボースタンプを乱打。グラウンドコブラツイストで絞め上げた。

 粘るタマに鷹木はパンピングボンバーで追い討ち。ワンツーエルボー乱打でタマを棒立ちにさせると、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンで勝負に出ようとしたが、タマはこれをガンスタンで切り返した。左右のヒザ蹴りを連打し、DSDを仕掛けたが、鷹木はフランケンシュタイナーで切り返す。掟破りの逆ガンスタンを敢行すると、パンピングボンバー、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンと一気にたたみかけて3カウントを奪った。

 鷹木が激闘の末にタマを破ってNEVER王座を奪取。2021年1月に第31代王者から陥落以来2年10ヵ月ぶり3度目の戴冠となった。マイクを手にした鷹木は信悟コールに応えて「マイ・タイム・カミング。来た、来た、来たぁ!」と絶叫。英語で「これが俺にとって3度目のNEVER無差別級王座戴冠だ。次の挑戦者、誰か出てこい!」と募った。

 だが、誰も現れず。「ここに戻ってくると約束する。シー・ユー・ネクストタイム。シー・ユー・アゲイン」と誓った鷹木は「ランペイジドラゴン、暴れ龍の如く駆け上っていくぞ!」と叫んで締めようとした。すると場内が暗転。トレント・バレッタがビジョンに登場し、「11月10日、テキサス州ダラスでお前と俺でNEVER無差別級タイトルマッチだ」と挑戦を表明した。

 これを受けて鷹木も「トレンドだか、バレッタだか、バレンタインだか知らないけど全部食ってやる。やったろうじゃねえか」と受諾。かつてテキサスに1年間在住していたこともあるという鷹木は11・10ダラス大会でのV1戦が決定的となり、「鷹木信悟、テキサスの暴れ馬なんていう言葉もあったが、“テキサスの暴れ龍"として、行ってやるよ」と宣言した。

【試合後の鷹木】
▼鷹木「ヘイ、タイト!(中林泰人レフェリーのこと) タイート! ギブ・ミー・チェア!(イスを受け取って座ると)当たり前だよ、こんなの。ニューヨークでもこんなシーンがあったな。KOPWか。おい、寂しいじゃねえの! 久々にシングルのベルトを獲ったっつうのによ、内藤もヒロムもホテルに帰っちまったか? まあそれがL・I・JらしいっちゃL・I・Jらしいけどな。ソーリー! ノー・モア・イングリッシュ! ノー・モア・イングリッシュ! もう英語出てこねえよ、お前。精一杯の…俺は中学校1年レベルの、いや小学校5年生レベルの英語をリング上で喋ったんだ。タイト、あの英語伝わったか?」

▼中林レフェリー「はい」

▼鷹木「大丈夫か? それにしてもタマ・トンガ、強烈だった。そりゃそうだ。あいつ、怒り狂ってたんだからよ。でも、俺の思惑通りだ。あえてこのベルトを獲ったらケニー・オメガ、飯伏幸太、中嶋勝彦、その名前を出したからな。出すもの出しちまったから、あとは先方がどう来るか分かんねえけどな。ただこれで(NEVERのベルトを叩いて)このベルトを俺が戴冠したのは3度目だ! 3度目。三度目の正直といこうか、おい! いつも言ってんだろ。KOPWの時も、IWGPの時も、そしてこのNEVERの時も、何を獲るかじゃねえ! 誰が獲るかで物事は変わるんだ。おい、東京ドームまでまだ時間があんだろ。『WORLD TAG LEAGUE』もあるしよ! 鷹木信悟、まだまだもうひと暴れ、いやふた暴れ、何度でも暴れ狂ってやるからな! おい、それから(NEVERのベルトをまたも叩いて)このNEVERのベルト、決してIWGPの下じゃねえからな。IWGP世界ヘビーのチャンピオン・SANADAにも、US王者のオスプレイにも喧嘩売ってくからな。(イスから立ち上がり)東京ドームでとことん暴れ狂ってやるよ。それから、トレンドだか、バレッタだか、バレンタインだか知らないけど全部食ってやる。やったろうじゃねえか。ダラス? バカヤロー。俺はな、1年間、テキサスに住んでいたことがあるんだ。言ってみりゃ、おい、第2の故郷だよ。おい、11月、いつだか忘れたがよ、テキサスに行ってやるぞ俺が。鷹木信悟、テキサスの暴れ馬なんていう言葉もあったが、“テキサスの暴れ龍"として、行ってやるよ」

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