11/20【新日本】拷問軍が5人がかりで石井&矢野を初戦粉砕 EVIL「ドームメインは俺らのもの」

『レック Presents WORLD TAG LEAGUE 2023』後楽園ホール(2023年11月20日)
Aブロック公式戦 ○EVIL&高橋裕二郎vs石井智宏&矢野通×

　拷問軍のEVIL&裕二郎が「WORLD TAG LEAGUE」初戦から無法暴走。SHO、金丸義信、ディック東郷を乱入させ、5人がかりで石井&矢野を叩き潰し、白星スタートを切ったEVILは「東京ドームのメインイベントは、俺らのものだ」と不気味にアピールした。

　HOUSE OF TORTUREのEVIL&裕二郎は4年連続の出場。2021年には準優勝を果たしているが、今年も初戦の石井&矢野戦から拷問軍らしい暴れっぷりを見せた。

　拷問軍の奇襲は不発に終わり、石井&矢野の反撃を受けるが、東郷が要所要所で介入すると、流れは拷問軍に傾く。代わる代わるにラフファイトで矢野を蹂りんした。

　矢野はここぞの場面で見せるフロントスープレックスで裕二郎を投げて一矢報いると、石井が猛追に出る。バックドロップやブレーンバスターで裕二郎を投げると、体力を回復させた矢野もインサイドワークを発揮し、コーナー金具への衝突を連続して誘った。ここぞとばかりに石井が加勢する。

　だが、裕二郎が場外から足をすくって石井の介入を妨害。一転して拷問軍が矢野に猛攻を浴びせた。東郷がリングに飛び込み、EVILとのマジックキラーがさく裂する。矢野はギリギリでキックアウト。EVILとエプロンの東郷を交錯させると、金的攻撃から丸め込む。場内は沸騰したものの、裕二郎がレフェリーのカウントを阻止。それでも粘る矢野は裕二郎のステッキ攻撃を東郷に誤爆させた。

　金丸やSHOまでが乱入すると、石井も割って入り、上手く乱入を防いだ。だが、EVILは混乱に乗じて矢野に金的攻撃をズバリ。SHOのトーチャーツール攻撃が石井にクリーンヒットすると、金丸はウイスキーを矢野の顔面に噴射する。あっと言う間に勝機を作ったEVILは不敵な表情で必殺技・EVILを決めて3カウントを奪った。

　EVIL&裕二郎がなりふり構わぬ総攻撃でタッグリーグを白星スタート。怒りが収まらない石井は拷問軍に襲いかかるも、SHOがトーチャーツールで痛打して鎮圧。大の字になった石井&矢野を踏みつけて、勝ち誇った。

　裕二郎は「俺とEVILは、おととしのWORLD TAG LEAGUEの準優勝だよ、準優勝。うまくよ、去年はコロナのせいで、このWORLD TAG LEAGUEは開催されなかったけれども、今年は、前回大会の準優勝の俺たち、HOUSE OF TORTUREが優勝候補だよ」と自信満々に宣言。「それとよ、後藤、YOSHI-HASHI、お前らよ、今年は(優勝は)無理だよ。絶対に勝てない。なんでかわかるか、オイ? お前らよ、2人とも、バカだからだよ」と毘沙門を斬り捨てた。

　EVILも「あんなドサンピンの雑魚レスラー相手によ、タッグリーグ優勝すんのはよ、当たり前なんだよ」と豪語。今回のリーグ戦に合わせて、「WORLD TAG LEAGUE WINNER/TOKYO DOME “MAIN EVENT"ARE OURS」と刻まれたTシャツを発売したが、EVILは「それからよ、Tシャツの(デザインの)通りだよ。東京ドームのメインイベントは、俺らのものだ。わかったか? よく覚えとけ」と不敵な笑みで言い張った。

　すでに来年の1・4東京ドーム大会はIWGP世界ヘビー級王座戦「(王者)SANADAvs内藤哲也(挑戦者)」のほか、中心となるカードが決まっているが、そんな状況でも東京ドームメインを狙うEVILの言動は不気味そのもの。今回のリーグ戦もなりふり構わぬ乱入連発で新日本マットを大混乱に陥れる構えだ。

【裕二郎の話】「俺とEVILは、おととしのWORLD TAG LEAGUEの準優勝だよ、準優勝。うまくよ、去年はコロナのせいで、このWORLD TAG LEAGUEは開催されなかったけれども、今年は、前回大会の準優勝の俺たち、HOUSE OF TORTUREが優勝候補だよ。それとよ、後藤、YOSHI-HASHI、お前らよ、今年は(優勝は)無理だよ。絶対に勝てない。なんでかわかるか、オイ? お前らよ、2人とも、バカだからだよ。これ、マジ」

【EVILの話】「いいか、オイ、あんなドサンピンの雑魚レスラー相手によ、タッグリーグ優勝すんのはよ、当たり前なんだよ。そからよ、Tシャツの(デザインの)通りだよ。東京ドームのメインイベントは、俺らのものだ。わかったか? よく覚えとけ」

※石井、矢野はノーコメント