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11/28【スターダム】白川が桃に無念の逆転負け 「赤いベルト獲ってたむの帰り待ちたかった」

『STARDOM in KORAKUEN 2023 Nov.』後楽園ホール(2023年11月28日)
ワールド・オブ・スターダム選手権新王者決定戦進出トーナメント1回戦 ○渡辺桃vs白川未奈×

 大江戸隊の介入を受けて、白川が桃に無念の逆転負け。ワールド王座新王者決定戦進出トーナメント1回戦で敗北した白川は涙ながらに「私が獲って、帰りを待ちたかった…。また勝手にした約束だけど、またたむとの約束を守れなかった」と悔しさをあらわにした。

 中野たむが左ヒザ負傷のため、ワールド王座を返上。それを受けて、新王者決定戦が行われることに。5★STAR GP覇者の鈴季すずに挑戦権利証が与えられ、その対戦相手を決める4人参加のトーナメントが後楽園大会で開催された。

 たむの元盟友で、5・27大田区大会ではワンダー王座との二冠戦で対戦した白川もエントリー。1回戦で大江戸隊の桃と激突した。5★STAR GPでは2年連続で白川が勝利していたが、桃は赤いベルトを狙って牙を剥いてきた。

 いきなり激しいエルボー合戦で幕開け。ローリングエルボーで桃を場外に叩き落とした白川は、早くもコーナーに上がってプランチャを狙う。だが、桃のセコンドについた刀羅ナツコら大江戸隊の面々が介入。桃がレフェリーの注意を引きつけているスキに、場外で集団暴行した。ペースを握った桃はサッカーボールキックで蹴り飛ばし、首を踏みつけて拷問。胸を突き出してあえて白川のエルボーを受け止めると、強烈なミドルキックで蹴り倒す。

 白川はランニングネックブリーカーで反撃。大江戸隊の介入を防ぐと、今度こそプランチャを敢行した。ネックスクリューも繰り出すと、桃のBドライバー狙いも切り返すが、続くハイキックは相打ちに終わり、どちらもリングに崩れ落ちる。

 必死に立ち上がった2人は喧嘩腰にミドルキックを何発も打ち合うが、競り勝った桃はバズソーキックを一閃。ダブルニーアタックからダイビングダブルニーアタックを浴びせた。そして、再度コーナーに上がるも、白川はお返しのハイキックをズバリ。コーナー上に足止めすると、雪崩式インプラントDDTを敢行し、すぐさまインプラントDDTで突き刺した。グラマラスドライバーMINAは不発に終わっても、顔面蹴りや裏拳をぶち込む。

 大ピンチを迎えた桃だったが、白川とレフェリーを交錯させて無法地帯を作り上げると、バットをフルスイングでズバリ。一気に主導権を強奪すると、ひとでなしドライバーで追い討ちをかける。白川が丸め込んで粘りに粘っても大江戸隊の面々が介入し、レフェリーのカウントを阻むと、刀羅がデスバレーボムを決めて援護射撃。桃は顔面蹴りからピーチサンライズ2連発で一気に勝利を奪った。

 大江戸隊の介入を許し、白川が無念の逆転負け。「たむが無念で手放さなきゃいけなかった赤いベルトを、私が獲らなきゃだし、私が獲って、帰りを待ちたかった…」と涙ながらにこぼすしかなかった。

【白川の話】「たむが無念で手放さなきゃいけなかった赤いベルトを、私が獲らなきゃだし、私が獲って、帰りを待ちたかった…。また勝手にした約束だけど、またたむとの約束を守れなかった。悔しいです」

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