12/5【DRAGONGATE】豹がISHIN撃破で1年ぶりブレイブ返り咲き マンテと「グラシアス」締め
『FANTASTIC GATE 2023』後楽園ホール(2023年12月5日)
オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合 ○豹vsISHIN×
豹がISHINを下し、1年ぶりにブレイブ王座に返り咲き。試合後、盟友クリス・マンテと喜びを分かち合うと、「ウノ、ドス、トレス、グラシアス!」の大合唱で後楽園大会を笑顔で締めた。
豹は11・9後楽園大会でZ-Bratsを追放されて素顔になったマンテに加勢。自らもZ-Bratsを脱退し、マンテと共闘することになった。今大会ではメインイベントで裏切り者の制裁を予告したブレイブ王者・ISHINに挑戦した。
予告通りにいきなりISHINが仕掛ける。ゴングを待たずに奇襲すると、Z-Bratsのメンバーもスキを突いて介入。ISHINは場外ブレーンバスターを決めると、無数のパイプイスを使って何度も痛打して報復した。その後もラフと正攻法を使い分けて豹を追い詰めていく。
劣勢を打開したい豹は決死のトペコンヒーロで活路。“女豹ちゃん"(豹ファンの総称)から声援を浴びると、ダブルリストアームサルトや変型ダイヤモンドカッター、ヒザ蹴りからのゼロ戦キックと躍動感溢れる攻撃を重ねた。
ISHINはダイブ攻撃を顔面かきむしりで防ぐと、再び大攻勢。クラッチを解かずに雪崩式ブレーンバスター、垂直落下式ブレーンバスターを連続して決めると、小股すくい式チョークスラム、スリーパースープレックス、小股すくい式チョークスラムと大技3連発でたたみかける。セコンドについたマンテのゲキを受けた豹が反攻しても、レフェリーとの誤爆を誘い、リング上を無法地帯に染め上げた。ここぞとばかりにZ-Bratsの面々が乱入し、一方的に総攻撃。シュン・スカイウォーカーがBTボムで叩きつけると、勝ち誇ったISHINはパイプイスを振り上げる。
しかし、マンテがスワンダイブ式ミサイルキックで加勢。シュンたちを場外に追いやり、トペスイシーダで足止めした。復活した豹はヘッドスプリングを連発してISHINを幻惑。スタナーで棒立ちにすると、サムソンクラッチの体勢から突き刺す新必殺技のサムソンドライバーで一気に3カウントを奪った。
豹が昨年12月以来、1年ぶり2度目のブレイブゲート王座奪取。劇的勝利に後楽園ホールは沸騰し、「豹」コールが巻き起こった。
Z-Bratsの頃のようなふてぶてしい豹はもういない。「勝ったぞ!」と素直に喜びを爆発させると、「この俺の耳にたくさんの女豹ちゃんたちの声、届いてたよ。皆さんのおかげでチャンピオンになれました。ありがとう。そして、誰よりもマンテ、今日も本当にありがとう。グラシアス」と観客やパートナーに感謝の言葉を送った。
マンテの手によって腰にベルトを巻いた豹は「これで、晴れてこの俺、豹がブレイブゲートチャンピオンになったわけだが、中軽量級の枠に収まるつもり一切ねえからな。今、DRAGONGATEが会社で売り出そうとしている令和新世代の6人。令和新世代の看板に甘えているようだったら、この俺が全員食っちゃうよ」と大胆にも宣戦布告。場内がドッと沸く。
さらに「とは言っても、俺はこのブレイブゲートのチャンピオンであることを誇りに思います。歴代の数々の素晴らしいレスラーが巻いてきたベルトだ。PACさん、リコシェさん、ドラゴン・キッド……今出した名前の方々に、今の俺では足元にも及ばないと思ってます」とブレイブ王座の歴史に敬意を示したうえで「でも、応援してくれる女豹ちゃんたちがたくさんいる。マンテも隣にいる。今の俺ならどこまでも強くなれる。どこまでも昇っていける。どこまでも輝ける。そうだよな?」とアピールした。“女豹ちゃん"たちも拍手で後押しする。
パートナーのマンテは12・24福岡大会での王者・菊田円、シュン・スカイウォーカーとの3WAYドリームゲート戦が決定したばかり。豹は「この俺がブレイブを巻いた。次はマンテの番だよ。この2人でシングルのベルトを巻いたら熱いよね」と盟友にエール。「今日もマンテと2人で勝てたんだ。俺は今、スペイン語を少し勉強しています。皆さんも勉強がてら一緒に締めるのはどうでしょうか?」と観客に提案する。そして、スペイン語で「1、2、3、ありがとう」を意味する「ウノ・ドス・トレス、グラシアス!」を最後に観客と大合唱。マンテとの“ビッグハグ"も決めて、多幸感溢れるフィナーレとなった。
Z-Bratsとの決別からわずか1ヵ月で圧倒的な支持を集め、たくさんの女豹ちゃんを虜にし始めている豹だが、バックステージでは早くも初防衛戦が決定した。絶好調のJACKY“FUNKY"KAMEIが挑戦表明をぶち上げると、豹も迎撃を宣言。斎藤了GMも承諾したため、明日(6日)の春日部大会で初防衛戦が行われることになったのだ。
連日のタイトル戦に向けて、「このベルトはこの俺の7年間のプロレス人生をかけて獲ったベルトだ。簡単に手放すことはない。そしてこの俺がブレイブの永久王者になってやるからな。歴代の数々の名だたるレスラーをこの俺が超えてみせる」と熱い思い入れを吐露した豹。明日のKAMEI戦は今後の試金石となる重要な一戦となりそうだ。
☆12/6(水)埼玉・ふれあいキューブ春日部『FANTASTIC GATE 2023』17:30開場、18:30開始
▼オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合
[挑戦者]
JACKY“FUNKY"KAMEI
vs
豹
[第51代王者]
※豹初防衛戦
【試合後の豹、マンテ、KAMEI、斎藤GM】
▼豹「獲ったぞ! やっと獲れたね、この白いベルト。マンテありがとう!」
▼マンテ「オメデトウゴザイマス!」
▼豹「このベルトは俺一人の力だけじゃ獲れてなかったと思う。マンテとこの俺を応援してくれる可愛い可愛い女豹ちゃんたちのおかげで獲れた。みんなで獲れたベルトだと思ってます。どう? 輝いてる? 輝いてる? ありがとう。みんな輝いてるって言ってくれる。ありがとう。俺はな、このベルトをもって、もっともっとDRAGONGATEをでかくしたい。もっともっといろんな人にDRAGONGATEを見てもらいたい。それはこの俺がDRAGONGATEが、そしてブレイブゲートが大好きだから。みんなも一緒だよね? このDRAGONGATE大好きだよね? この俺が豹軍団のボス、リーダーとして、カッコいい背中をみんなに見せないといけない。この俺の…」
▼KAMEI「ちょーい、ちょい、ちょい。ポン、ポン、ポン」
▼豹「誰? 何? このタイミングで来るってことは何?」
▼KAMEI「おめでとう! ちょっと言わせてもらうぞ。俺も最近、調子が良すぎて…」
▼豹「それはわかるよ」
▼KAMEI「札幌3連戦も勝利、そして今日の後楽園もトルベジーノ…」
▼豹「今日、誰に勝ったんだよ?」
▼KAMEI「今日、加藤や、加藤」
▼豹「意味ねえだろ、そんなもん」
▼KAMEI「加藤に勝って!」
▼豹「調子いいのか?」
▼KAMEI「俺もこのブレイブのベルトが欲しい」
▼豹「欲しいのか。でも体重82キロ以下だぞ」
▼KAMEI「82キロ以下だ俺は!」
▼豹「てめえ最近、太ってんじゃねえか」
▼KAMEI「うるさーい!」
▼豹「お腹みせてみろ(とTシャツをめくろうとする)」
▼KAMEI「やめろ!」
▼豹「見せろ!」
▼KAMEI「やめろ! 挑戦するのか!?」
▼豹「挑戦するのかって、受けるのかだろ?」
▼KAMEI「受けるのか?」
▼豹「受けてやるよ。いいねえ。さっそくこうやってブレイブ戦線に若いイケメンのカメちゃんが来てくれるならやってやるよ」
▼KAMEI「いつやってくれるんだよ?」
▼豹「いつ? いつがいいんだよ? 明日は春日部だな。テレビ入ってんのか? 入っていないのか? そんなの関係ねえよ。このままの勢いで明日の春日部でてめえの挑戦受けてやるよ」
▼KAMEI「明日でいいんだな?」
▼豹「準備できてんのか? 俺はな、今、最高潮にテンション上がってる」
▼KAMEI「明日やるんだな?」
▼豹「うるせえな!」
▼KAMEI「GM! GM!」
▼豹「KAMEI呼べよ。俺じゃ決めれねえぞ」
※斎藤GMがやってきて
▼斎藤GM「今日おめでとう本当に」
▼豹「こいつ挑戦したいって言ってる」
▼斎藤GM「確かに今、調子いいからな」
▼豹「調子乗ってるからな。俺は明日でもいいですよ」
▼斎藤GM「今日やったばっかりだぞ」
▼豹「俺の体を見てくれ。キレキレだろ。いけるだろ、これ明日も」
▼斎藤GM「それ本気で言ってんのか?」
▼豹「本気だ」
▼斎藤GM「お前、連日ブレイブゲートで戦うのか?」
▼豹「全然いける」
▼KAMEI「本人がいいって言ってるんですよ」
▼豹「今日8時間寝たら全回復だ、このヤロー」
▼斎藤GM「ちょっと待て。今月はホールもあるし、福岡もあるし、大きな舞台あるぞ」
▼豹「でも、今日の勢いを途絶えさせたくない。たぶん女豹ちゃんたちもこの俺が防衛する姿見たいよね?」
▼KAMEI「勝つのは俺」
▼豹「見たいって言ってる」
▼斎藤GM「じゃあ、いいんだな? 明日でいいんだな?」
▼豹「やってやるよ。春日部でやってやるよ!」
▼斎藤GM「よし、明日の春日部で急きょやりましょう。決定だ、決定」
▼豹「明日までに82キロ以下にして来い。早く帰れ!」
▼KAMEI「俺は82キロ以下だ!」
※KAMEIが去ると
▼豹「もういいよ。このベルト獲れるもんなら誰でもかかってこい。KAMEIみたいにポッと出てきて獲れるベルトじゃない。このベルトはこの俺の7年間のプロレス人生をかけて獲ったベルトだ。簡単に手放すことはない。そしてこの俺がブレイブの永久王者になってやるからな。歴代の数々の名だたるレスラーをこの俺が超えてみせる。皆さん、そして全世界の女豹ちゃん、お楽しみに。これからも応援してね」