12/5【DRAGONGATE】来年1・10後楽園は望月30周年記念大会に 大物との対戦浮上
『FANTASTIC GATE 2023』後楽園ホール(2023年12月5日)
○望月マサアキ&望月ススム&神田ヤスシvsBIGBOSS清水&ジェイソン・リー&U-T×
来年の1・10後楽園ホール大会は望月成晃デビュー30周年記念大会になることが決定。望月と大物の対戦が浮上した。
望月は12月1日から短期間のアメリカ遠征に出発。この日、大会開始数時間前に帰国すると、そのまま後楽園ホール大会に出場した。ススム&神田とのM3Kトリオで、NATURAL VIBESの清水&ジェイソン&U-Tと対決。海外遠征の疲れをものともせずに、のっけから相手3人をサッカーボールキックでナデ斬りにし、「モッチー」コールを巻き起こした。
試合を決めたのも望月。混戦の中、トラースキックやバズソーキックでU-Tを追い詰める。粘るU-Tは丸め込みを連発すると、ビンタも連打するが、負けじと望月もカウンターのビンタを一撃。最後はツイスターでU-Tを沈めた。
試合後、「お前の張り手で時差ボケが吹き飛んだよ」とU-Tに声をかけた望月は「私、望月成晃、アメリカより凱旋帰国しました」とマイクで表明。周りから突っ込まれて、「えっ? 凱旋帰国じゃない? 凱旋とかそんな年じゃない?」と苦笑しつつも、「真面目な話、滞在丸4日間、96時間いたんですけど、なんとこの96時間のうち、寝れたのがトータルで6時間ぐらいしかなくて。人ってそれでも動けるんだなって。まだまだ頑張りたいと思います」と気持ちを新たにした。
望月は1994年1月にデビュー。2024年は30周年の記念イヤーとなる。来年に向けて、望月は「私事ですけど、来年でデビュー30周年を迎えます。来年、1発目の後楽園ホール、1月10日、デビュー30周年記念試合を行わさせていただきますので、ぜひ皆さん覚えておいてください」とアピールした。
すると、望月の実子で、現在は左足負傷で欠場中の望月ジュニアがリングイン。「デビュー30周年試合、ちょうどいいじゃないか。俺とシングルマッチやってくれよ!」と投げかける。ジュニアは11・9後楽園大会でも父との対戦をアピール。望月は「怪我を治すことだけ考えろ」と明言を避けていた。
望月は「正直な話、デビュー30周年記念試合でお前との初対決、俺は考えてたよ」と明かすと、「でもな、お前は今その状態で、あと1ヵ月。まあ、その足は治るかもしれない。治らないかもしれない。でも、治ったとしても、お前は復帰戦って形になるよな。そんな状態で俺はお前と初対決はしたくない。そんな不確定なことを今ここで決定カードとして発表できないだろ」と改めて早期の対戦を否定した。
リングに現れた斎藤了GMは「ジュニア、お前が一番やるべきことはしっかりヒザを治して、お客さんに安心してもらうことだ。焦るな。しっかり治してこい」とジュニアにメッセージを送ると、「来年1月10日、DRAGONGATE2024年一発目の後楽園ホール大会は、『望月成晃デビュー30周年記念大会』として行います」と発表。望月に「30周年に相応しい対戦相手、実は今、オファーを出しているんですよ。ちょっと今名前を出せませんけど」と告げた。
まだ正式決定には至っていないが、実現の可能性は高いようで、斎藤GMは「確定したら皆さんの前で発表したいと思います。凱旋帰国して鉄人ぶりを発揮する望月さんだから大丈夫だとは思いますが、それなりの覚悟を。そして、お客様は早めにチケットのほうは確保しておいたほうがいいと思います」と注目発言。それを聞いて気合いを入れた望月はコーナーからバク宙を決めて、場内を沸かせた。