プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

12/22【全日本】三冠王者・中嶋が新間寿氏と会談 セコンド要請で“過激な仕掛人"と12・31代々木出陣が決定

 三冠ヘビー級王者・中嶋勝彦が22日、“過激な仕掛人"新間寿氏と都内で会談。12・31代々木大会へ向けて中嶋がセコンドを要請し、新間氏も快諾した。

 “闘魂スタイル"を掲げる中嶋は12・31代々木大会で宮原健斗との三冠王座初防衛戦を控え、「大みそか、ボンバイエに染めてやる」と予告している。ストロングスタイル12・7後楽園大会に来場。新間氏から「アリ・ボンバイエ」をテーマ曲として使用することを承認された。同曲は故・アントニオ猪木さんのテーマ曲「炎のファイター」の原曲。闘魂スタイルを掲げる中嶋にふさわしい楽曲と言える。

 そして大みそか決戦を9日後に控えたこの日、中嶋は新間氏と会談。中嶋から連絡を取ったところ、新間氏からランチを誘われて実現したものだった。新間氏はかつて新日本の営業本部長を務め、モハメド・アリ戦の実現を筆頭に猪木さんの右腕として手腕を発揮。“過激な仕掛人"と称された。

 そこで中嶋は「大みそかには全日本プロレスの本当に最強と言われるチャレンジャーなので、新間さんのお力添えというか、後押しをいただいて、この歴史ある三冠ベルトを何としてでもボンバイエに染めたくてですね。何卒よろしくお願いいたします」とセコンドを要請。これを受けて新間氏も「31日は久しぶりに全日本プロレスを見に行きたいな。だから、あなたのセコンドに付いていくよ」と快諾。中嶋は「一番近くで僕を見届けてください。よろしくお願いします」と一礼し、握手を交わした。

 中嶋が宮原との三冠戦で新間氏をセコンドに入場することが決まった。「闘魂スタイルに染めるためには新間さんのお力添えが必要」という中嶋にとって何よりの後ろ盾で、この日の会談によって「改めて新間さんのお言葉をいただいて、より気持ちが引き締まったというか熱くなりましたね。熱くなったし、本当に何か芽生えた気がする。燃えましたね」と火がついたようだった。“過激な仕掛人"とともに出陣する大みそか決戦で中嶋が“燃える闘魂"と化す。


【中嶋の話】

▼中嶋「あくまでも闘魂スタイル。ただ、闘魂スタイルに染めるためには新間さんのお力添えが必要」

――新間さんも快諾し、心強いのでは?

▼中嶋「改めて今日お願いができて、心強いですね」

――新間さんのお墨付きをもらった以上、負けられないし、ボンバイエに染めなきゃいけないという思いが強くなった?

▼中嶋「そうですね。改めて新間さんのお言葉をいただいて、より気持ちが引き締まったというか熱くなりましたね。熱くなったし、本当に何か芽生えた気がする」

――ボンバイエに染めるために新間さんの言葉がいいヒントになった?

▼中嶋「そうですね。燃えましたね。宮原健斗は前回は沈めたけど、今回は意味合いが違ってる。大みそかという全日本プロレスの大きな舞台で、宮原健斗は『全日本プロレス、ナメるなよ』と言ってるわけだし。別に俺としても乗っ取りに来た。それは言葉だけじゃないからね。覚悟の上で、俺も勝負をしに来てる。俺もこれにかけてるから。その思いは変わらないし、別に比べることもないと思うけど、宮原健斗は宮原健斗でずっと全日本プロレスの頭を張ってやってきたプライドだったり、そういうものがあるからこその『全日本プロレス、ナメるなよ』という言葉が出てきたと思う。そういう意味で前回とは違うね」

――大みそかの結果が中嶋選手の今後の浮沈を左右する一戦になると?

▼中嶋「それはそうでしょうね。まずは年末だよ。なのになんだよ? 全日本プロレスは。(1月)3日のこと言ったり、14日のこと言ったり。先を見据えるのは大事だよ。だけど年内最後でしょ。ここにまず集中しないと。さっきも福田(剛紀)社長いたけど、いなくなっちゃった。言いたいこと言えずに、いなくなっちゃったよ。避けてんな、完全に」

――福田社長は1・3後楽園大会の三冠戦へ刺客を予告しているが?

▼中嶋「いたから何かあるのかなと思った。ちょっと構えてたんだけど、帰って行っちゃったよ。危ないよ。怖いよ。これはもしかしたら揺さぶられてるのかもしれない。わからない。引き締めなきゃな」

プロ格 情報局