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1/21【NOAH】ジェイクGHCヘビー奪回に照準 GLGが“全面対決”激勝、YO-HEYが近藤ピンで決勝打

『SUNNY VOYAGE 2024』東京・たま未来メッセ(八王子市/2024年1月21日)
○ジェイク・リー&ジャック・モリス&アンソニー・グリーン&LJ・クリアリー&YO-HEY&タダスケvs清宮海斗&征矢学&マサ北宮&稲葉大樹&近藤修司&宮脇純太×

 NOAH八王子大会のメインで清宮らNOAH本隊とジェイクらGLGによる“全面対決"が60分3本勝負で行われ、YO-HEYが近藤から値千金の決勝打を放ってGLGが激勝。リーダー・ジェイクはGHCヘビー返り咲きに照準を合わせ始めた。

 年初ビッグマッチとなった1・2有明アリーナ大会のメイン後にそろって現れ、“NOAHの今年"に向けた主張を展開したジェイクと清宮。ジェイクが清宮の覚悟をただして全面対決を仕掛け、八王子メインで60分3本勝負での6対6・全面対決が決まった。

 のっけからジェイクと清宮が先発して火花を散らすと、場内外で両軍が入り乱れる乱戦模様に。まずは清宮が変型シャイニング弾でタダスケを仕留めてNOAH本隊側が先制したものの、負けじとGLGサイドもリーダー・ジェイクが宮脇を落差十分のバックドロップで叩きつけて1対1に持ち込んだ。

 1・28大阪大会のGHCジュニアタッグ王座戦「(王者)YO-HEY&タダスケvs近藤&宮脇(挑戦者)」に向けた前哨戦も兼ねた一戦。3本目は両軍が激しくやり合う。まずは近藤&宮脇組が近藤の肩の上から宮脇がサマーソルトドロップを落とす合体攻撃“バビロン"(近藤&“brother"YASSHI得意の合体技)を解禁すると、近藤がキングコングラリアットをぶっ放してYO-HEYに3カウントを迫った。

 だが、YO-HEYは必死にキックアウト。ならばと近藤は2発目を狙ったものの、カットインしたタダスケがマンハッタンドロップで阻止するや、YO-HEYがウラカンラナで飛びつく。近藤も踏ん張ってパワーボムで切り返しにかかったものの、そこへタダスケがYO-HEYごとラリアットでなぎ倒し、続けざまにYO-HEYが押さえ込んで3カウントを奪い去った。

 大激戦となった3本勝負の全面対決はGLGに軍配。“ヒーロー"となったYO-HEYをジェイクも喜色満面で祝福し、抱っこするかのように抱擁を交わすと、YO-HEYを騎馬戦で担いでチームでの勝利をアピールした。

 近藤撃破でジュニアタッグ王座防衛へ弾みもつけたYO-HEYは「俺たちGLGをメチャクチャに応援してくれたみんなの声援が届いて見事、俺たちが勝つことができました!」と感謝してからリーダー・ジェイクにスピーカーを交代した。

 ジェイクも「私、今日の勝利うれしいです。とにかくチームの勝利だから。私個人の力ではなく6人でもぎ取った勝利だから。今、感情的になります」と珍しく満面の笑み。

 一方で「このまま清宮海斗に固執しても今の状態では何も生まれない。その理由は私が今、ベルトを持っていないから」と切り出したジェイクは、「だからこそ清宮海斗、お前との戦いはいったん私の中では終わりにしよう。次、目指すべきは改めて言おう。GHCのヘビーのベルトだ!」と叫んだ。

 ジェイクは昨年10月、拳王に破れてGHCヘビー級王座から陥落。とはいえ、その後もあらゆる局面で存在感をキープしてきた。全面対決を制したことで、“返り咲き"への本格始動を決意。昨今のプロレス界は退団系の話題が多いだけに「プロレス界はいろいろなことが起きている。いろんな話題が渦巻いて渦巻いて、あまりいい雰囲気と言えない雰囲気に今なってきている。ただ、お客さん、これだけは言っておく。私がベルトを獲ったらすべてひっくり返してやる」とも誓ってみせた。

 最後は「改めてここから舵を取り直してやる」と宣言して八王子大会を締めくくったジェイク。NOAH参戦2年目がスタートし、GLGも2年目に突入したが、さらなる飛躍とNOAH完全制圧を目指す。

【試合後のジェイク&YO-HEY&タダスケ】

▼ジェイク「(拍手しながら戻ってきて)ものすごく頭使いますね、やっぱチーム戦って。普段やってるチームメイトだとしても、ちょっとしたもので動きがガラっと変わるんでね。流れもそうだし。イメージしたことと違ったことがしょっぱなから起きて、ちょっとやばいなと思って(苦笑) けど、全部、今日は私がマイクで持っていったように聞こえるんですけど、最終的に1、2、3獲ったのYO-HEYだから」

▼YO-HEY「そのまんま返すようでなんだけど、最後に1、2、3獲ったのは確かに俺だ。だけども、どうだい? それまでに俺たちGLG 6人の素晴らしいチームワークがあったからこその、最後の俺の3つだったわけだ。でも一つだけちょっと言わせてもらってもいい?」

▼ジェイク「ああ」

▼YO-HEY「今日はこのチーム6対6の全面戦争で戦った。だけど俺たちは大阪で近藤修司&宮脇純太組相手にこのGHCジュニアタッグのベルトの防衛戦を控えてるわけや。今日やって一つ思ったこと。近藤修司はメチャメチャに強い。当たり前にそれが分かっていたつもりだった。だけど、あいつは本当に今日戦って思ったのは怪物だ。もっともっと俺とタダスケのチーム力を高めていかないと宮脇純太&近藤修司組かもしれないけど、近藤修司一人相手にも勝てないかもしれない。そういうとこまで思った。だから、もっともっと俺たち絶対にこのベルトを守るためにはもっともっとチーム力を高めていこう」

▼タダスケ「今日はありがとう」

▼ジェイク「言いたいことは言っているし、ジャックもアンソニーもLJもみんなここに何で戦いに来てるかって各々がしっかりとした覚悟をもってやってるわけで。俺、出世してやるぞ、儲けてやる、稼いでやるって。そのためにもっともっとクオリティーの高いものを我々は提供していこうと思っております。なので、次は横浜大会、そして来週の大阪大会では二人はタイトルマッチなので、皆さん、ぜひ、(カメラに顔を近づけて)ぜひともご視聴ください。ありがとうございました」


【試合後の清宮&征矢&北宮&稲葉】

▼清宮「ジェイク・リー! 何度でもやってやるよ、おい! こんなんじゃ決着つかないだろクソ!!」

▼北宮「やられっぱなしか? やられっぱなしか? やられっぱなしじゃねえんだよ、プロレスはよ。必ずやり返す、このヤロー!」

▼征矢「このままじゃ終わんねえぞ。このままじゃ終わんねえぞ!」

▼稲葉「見とけ、このヤロー!」

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