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1/23【新日本】タイチが2・5後楽園5対5勝ち抜き戦へ“大将戦のみ時間無制限”を提案

『Road to THE NEW BEGINNING』後楽園ホール(2024年1月23日)
○タイチ&SANADA&上村優也&DOUKI&TAKAみちのくvs内藤哲也&鷹木信悟&辻陽太&高橋ヒロム&BUSHI×

 タイチが2・5後楽園大会のJust 5 Guys対L・I・J5対5シングル勝ち抜き戦へ向けて“大将戦のみ時間無制限"を提案した。

 今シリーズ、Just 5 GuysはL・I・Jと全面対決。2・24札幌大会ではIWGP世界ヘビー級王座戦「内藤vsSANADA」を筆頭に、「鷹木vsタイチ」、「辻vs上村」、「ヒロムvsDOUKI」、「BUSHIvsTAKA」とシングル5番勝負に臨む。その前に2・5後楽園大会では5対5シングル勝ち抜き戦も控えている。

 この日も10人タッグによる総力戦。タイチはサッカーボールキック、フロントハイキックで鷹木を攻め立て、エルボーや逆水平を食らってもオーバーヘッドキックを見舞っていく。SANADAも内藤相手にパラダイスロックやTKOを積極的に仕掛け、いずれも阻止されてもドロップキックで先制した。

 その後、ヒロムとDOUKI、辻と上村、BUSHIとTAKAも一騎打ちを見据えて激しく火花。終盤にはタイチがアックスボンバーで鷹木、SANADAがドロップキックで内藤を蹴散らすと、孤立したBUSHIにフロントハイキックを5人同時に発射。最後はタイチが天翔十字鳳を叩き込んで3カウントを奪った。

 J5GがL・I・Jに快勝。試合後、マイクを手にしたタイチは「ハポン軍団、ちょっと待ってて。俺らから提案があるから聞いてくれ」と投げかけると、「次の2月5日、後楽園ホールで俺らプロレス界では珍しい5対5の勝ち抜き戦があるんだよ。いつものイリミネーションマッチじゃねえぞ。勝ち抜き戦だぞ」と切り出した。「先鋒、次鋒、中堅、副将、大将。この順番の発表は当日で入場曲で発表ということにしようや」と提案すると、「そしてこの試合形式、全部の試合が10分1本勝負なんだよ。そうだよ、少ないよな。もし大将vs大将になったら、その試合だけ時間無制限といこうじゃねえかよ。中途半端に引き分けで終わってもつまんねえだろ。勝ち抜き戦、しっかり決着つけようじゃねえか」とぶち上げた。

 シングル勝ち抜き戦は1984年4月の新日正規軍vs維新軍、86年5月の新日正規軍vsUWFなどで採用され、いずれもアントニオ猪木が長州力、前田日明が藤波辰巳(現・辰爾)に勝利している。タイチはまず勝ち抜き戦を制し、札幌シングル5番勝負へ向けて弾みをつけるつもりだ。

【試合後のSANADA&タイチ】

▼タイチ「まあ、ちょっと長かったね。俺らもまだまだ続くし、ただじゃつまらんじゃん。平和に仲良しこよしやっているわけじゃないし、決着つけるところは決着……キッチリチーム戦として決着つけて、そして個々の闘いもあるから。それも考えて頑張ろうかなと」

▼SANADA「行きましょう。俺は大将は控えますよ」

▼タイチ「いや、いやいや」

▼SANADA「大将は…(とタイチに譲るようなジェスチャー)」

▼タイチ「時間無制限」

▼SANADA「俺は大将は控えさせていただきますので」

▼タイチ「そうしようって言ったじゃん。じゃあ、大将やって」

▼SANADA「えッ!?」

▼タイチ「えー?」

▼SANADA「マジ?」

▼タイチ「いや、俺は…」

▼SANADA「マジっすか?」

▼タイチ「俺は中で」

▼SANADA「(聞かずに)大将?」

▼タイチ「いやいや、寿司屋じゃないんだから(笑) 大将、無制限頑張れよ。ただじゃ終わらせねえから。少しでも楽しんでハポン、最後までやろうぜ」

【上村の話】「辻! IWGP世界ヘビー級なんかより、俺たちが熱い試合しようぜ。残りの前哨戦も札幌のシングルマッチも勝つのは俺だ!」

【DOUKIの話】「前回のコメントでも言った通りだ。今の高橋ヒロムを1ヵ月も独占できるって凄い贅沢だよな。さっきタイチが言ってた、なんだ? 団体戦? それもそうだし、明日のタッグマッチも毎日毎日凄く楽しみで仕方ないよ。こんなにな、楽しいシリーズ、なかなかないよ。お前のテーマ曲が鳴るたびに俺の胸はよ、凄い高鳴ってくるぜ。マスク、触ってたな? マスクに興味あるのか? その中に興味があるのか? どういうつもりでお前がそうやって言ってるかわかんないけど、俺もメキシコで散々マスクには手をかけてきたからよ。おい、触るのはいいけど、お前がどんなつもりでこのマスクに触ってるか、それが知りてえな。もう一つ、ヒロムがよ、人のマスクに手をかけると、関係ないことを思い出すヤツがいるみてえだな? おい、それだけはやめてくれ。これはよ、俺とヒロムと二人だけの世界なんだ。関係ないことは勝手に想像しないでくれ」

【TAKAの話】「BUSHI、BUSHI! おいおい、連日よ、俺かお前が獲られてるな? BUSHI。まあでもよ、毎日そんな結果じゃ面白くねえよな? 俺がBUSHI、BUSHIが俺、そういうのがあってもいいんじゃねえか? またすぐ当たるな? あと10何回当たるな? そろそろよ、またBUSHIから獲らせてもらって、前のがマグレじゃないことを証明してやるよ」


【内藤の話】「今シリーズ最終戦、2月24日、北海道立総合体育センターにて行われるIWGP世界ヘビー級選手権試合。対戦カードは1月4日、東京ドーム大会のリマッチ。SANADA! タイトルマッチまで1ヵ月あるから、まだまだ大丈夫だって思ってるの? 言っとくけど、SANADAと俺はほぼキャリア変わらないからね。まだデビューしたての新人ならまだしも、これだけキャリアを積んでしまったら、たかだか1ヵ月じゃ何も変わらないよ。つまり1ヵ月後の北海道立総合体育センターでのタイトルマッチも、1月4日、東京ドーム大会と同じ結果になってしまうでしょう。寡黙なのもいいけど、SANADA! ノー・トランキーロ! そろそろ焦った方がいいぜ。カブロン!」

【試合後の鷹木】

▼「何だよ、タイチの野郎! たかがタッグマッチ勝ったからって大将気取りか? あいつは。エラそうに! (頭を指差して)『バカだから分かんねえ』? バカ野郎、てめえの話が長すぎんだよ! 長い話はな、誰も覚えてねえだろ! おい岡本! タイチの話、分かったか? 理解できたか? 分かった? どういうことだ、説明してくれ。5vs5の?」

▼岡本記者「勝ち抜き戦の大将戦だけ時間無制限1本勝負と」

▼鷹木「最後はな。あいつの話、長すぎて入ってこねえよ! 右から左じゃねえかコラ! まぁまぁタイチ! エラそうにあんなに言うんだ、もしかしたらお前が大将か? “あんたが大将"か? お前がそう来るんだったら、俺もしっかり用意しといてやろうじゃねえか」

【辻の話】「上村! 『新日本に染まる気はねえ』って、お前、昨日そう言ってたけど、お前の技、自分で確認してみろ。アームドラッグ、ドロップキック、ヒップトス、ヤングライオン時代から続けてるかんぬきスープレックス。全部新日本の道場で学んだもんじゃねえかよ。おい、お前が一番、新日本を意識してんだよ(とニヤリ) でもさ、俺はそれでいいと思う。なぜならお前は新日本の道場で育った生え抜きだからだ。だがよぉ、一つ中途半端なのはお前のその髪だ。なぜ試合中結ぶ? 長いならキレイになびかせろよ。それがロン毛の流儀だろ!」

【ヒロムの話】「そっか、2月の何? 勝ち抜き戦? へー、いいルールじゃない。盛り上がるんじゃないの? 大将同士だけが時間無制限って言ってた? それ以外の先鋒だか次鋒だかは自分たちで決めろと。いいじゃん! ワクワクするね! 入場発表? いいじゃない、素晴らしいアイデアだと思うよ。じゃあ、もう決定だな。こっちの大将は高橋ヒロムだ。先に言っとくぞ。もう、ここから駆け引きが始まってるんです。そう、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの大将は私、高橋ヒロムが行きましょう! (立ち去りながら)ホホッ! ホホッ! ホホーッ!」

【BUSHIの話】「(左頬のあたりを押さえながら)この前の仲間といい、今日の何だ? あの5人同時のブーツは。すげえな。でもな、明日は6人タッグだ。今日のようにはいかねえから」

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