【全日本】ジュンが至宝奪還とレイ指名を予告、中嶋は闘魂スタイル封印も「全て受け止めて勝利に導く」 三冠戦会見 2024/2/14 15:00
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2・20後楽園大会の三冠ヘビー級選手権試合「中嶋勝彦vs斉藤ジュン」へ向けた会見が14日、都内で行われ、緊急挑戦となったジュンが至宝ベルト奪還と斉藤ブラザーズ対決の三冠戦実現を予告。中嶋は闘魂スタイル封印に困惑しながらも「全て受け止める」と言い切った。 当初、斉藤レイが三冠王座初挑戦を果たす予定だったが、「右肩関節脱臼」のため欠場。代わりに兄・ジュンが名乗りを上げ、2・20後楽園大会で王者・中嶋に挑むことになった。 急きょ三冠初挑戦となったジュンは勝てばデビュー2年8ヵ月にして至宝ベルト初戴冠となる。「俺も弟も今年はシングル(タイトル)も視野に入れていた。遅かれ早かれ俺が三冠に挑戦することは決まっていたこと」というだけに、待ちに待った千載一遇のチャンス。「俺が思うにだ。今、チャンピオン・中嶋勝彦の周りには“悪い空気"が流れている。その悪い空気を俺がDOOMして取っ払ってやる」と初挑戦・初戴冠を予告してみせた。 その先の青写真もすでに出来上がっている。当然、ジュンは三冠王者として弟・レイの復帰を待つつもり。「三冠チャンピオンになった暁には、リングに戻ってきた弟の挑戦を受けて三冠戦を斉藤ブラザーズでやってやる。それを今から楽しみにしておけ。DOOM!」と予告。初となる斉藤ブラザーズ対決による三冠戦実現を見据えた。 迎え撃つ中嶋は1・27八王子大会で芦野祥太郎を退けて以来4度目の防衛戦。当初は斉藤ブラザーズとの2対1ハンディキャップマッチを要求していたが、レイ欠場によって叶わなくなった。それでも「まずはレイ、しっかり治療に専念して体をしっかり治してこい。俺は待ってるよ」とエールを送った中嶋はジュン迎撃に異論はない。 ただ、懸念するところがある。IGFからの警告書を受けて自らの旗印だった“闘魂スタイル"を封印せざるを得なくなった。「まるで手足を縛られて闘えと言われているようなモノ」と表現した中嶋は「見ての通り、体のサイズも、パワーも(自分よりも)ジュンのほうがあるよ。斉藤ブラザーズと試合してたけど、デカいサイズでまさに“王道スタイル"だよね」と苦戦を覚悟。「この闘魂スタイルですべてを受け止めて、小さいながらもデカいヤツに勝つ。柔よく剛を制す。しっかりと受け止めたうえで勝利に導くよ」と無意識のうちに封印された言葉を口にしながらも横綱相撲での防衛を誓った。 【会見の模様】 ▼ジュン「斉藤ブラザーズ、兄の斉藤ジュンだ。今回、弟の斉藤レイが怪我をして、兄である俺がチャンピオン・中嶋勝彦に挑戦を申し出たワケだが。まぁもともと(中嶋は)『斉藤ブラザーズと2対1でいい』と言っていたワケで、俺が代わりに挑戦したって何もおかしくはない。そして俺が思うにだ。今、チャンピオン・中嶋勝彦の周りには“悪い空気"が流れている。その悪い空気をおれがDOOM!して取っ払ってやる。そして俺は三冠チャンピオンになった暁には、リングに戻ってきた弟の挑戦を受けて三冠戦を斉藤ブラザーズでやってやる。それを今から楽しみにしておけ。DOOM!」 ▼中嶋「まずはレイ、しっかり治療に専念して体をしっかり治してこい。俺は待ってるよ。そしてレイに代わってジュンが挑戦表明。ジュンも言っていたけど、もともと2対1でやってやると俺の方から言っていたから。ジュン、彼のことも認めてるよ。俺の“封印された"スタイル……まるで手足を縛られて闘えと言われているようなモノだから。それでも俺はジュンのすべてを受け止める。以上」 ――ジュン選手は三冠ベルトへの思い入れは? ▼ジュン「まぁ斉藤ブラザーズは最近、タッグ屋と言われているが、俺も弟も今年はシングル(タイトル)も視野に入れていた。遅かれ早かれ俺が三冠に挑戦することは決まっていたことだからな。だからこそ三冠王者になって弟の挑戦を受ける。斉藤ブラザーズで三冠戦をやってやる。そういうことだ」 ――相手がジュンに代わっても意識の持ちようは変わらない? ▼中嶋「言った通り。もともと2対1でやるつもりだったから。認めてるよ」 ――中嶋選手は今日“いつもの二文字"が出てきていないが…? ▼中嶋「封印されたからね」 ――中嶋選手は防衛した場合、復帰したレイ選手の挑戦を改めて受ける? ▼中嶋「もちろん。でも今、目の前にいるのはジュン。確かに俺は『2対1でやる』って言ったよ。でもそれはナメてるからじゃない。見ての通り、体のサイズも、パワーも(自分よりも)ジュンのほうがあるよ。斉藤ブラザーズと試合してたけど、デカいサイズでまさに“王道スタイル"だよね。そんな王道スタイル…いや!DOOMスタイルというべきか。それにこの闘魂スタイルですべてを受け止めて、小さいながらもデカいヤツに勝つ。柔よく剛を制す。しっかりと受け止めたうえで勝利に導くよ」 ――中嶋選手、今日のいでたちのイメージは? ▼中嶋「俺はいつもの正装です。だからかっこ良く撮ってくれ」 ――以前からそんなアメリカンな正装をしていた? ▼中嶋「正装は正装だよ」 ――封印していたはずの言葉を口にしていたが? ▼中嶋「それは…無意識かな」 ――あくまで言葉ではなくそのスタイルを試合で示していく? ▼中嶋「まぁ、今は封印されてるからね。ここまで言えば分かるんじゃないか」 ――X(旧ツイッター)で氷風呂に入っていた様子を公開していたが? ▼中嶋「トレーニング後に体を冷やすのは大事でしょ? アイシングだよ」 ――ジュン選手はチャンピオンを倒すならどう倒したい? ▼ジュン「それは見てのお楽しみだ。だから今はノーコメント。ただ、中嶋勝彦がやっていたアイスバス。あれはちょっと俺もやりたいな。でも少し氷が少なかった気がしたがな…」
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2・20後楽園大会の三冠ヘビー級選手権試合「中嶋勝彦vs斉藤ジュン」へ向けた会見が14日、都内で行われ、緊急挑戦となったジュンが至宝ベルト奪還と斉藤ブラザーズ対決の三冠戦実現を予告。中嶋は闘魂スタイル封印に困惑しながらも「全て受け止める」と言い切った。
当初、斉藤レイが三冠王座初挑戦を果たす予定だったが、「右肩関節脱臼」のため欠場。代わりに兄・ジュンが名乗りを上げ、2・20後楽園大会で王者・中嶋に挑むことになった。
急きょ三冠初挑戦となったジュンは勝てばデビュー2年8ヵ月にして至宝ベルト初戴冠となる。「俺も弟も今年はシングル(タイトル)も視野に入れていた。遅かれ早かれ俺が三冠に挑戦することは決まっていたこと」というだけに、待ちに待った千載一遇のチャンス。「俺が思うにだ。今、チャンピオン・中嶋勝彦の周りには“悪い空気"が流れている。その悪い空気を俺がDOOMして取っ払ってやる」と初挑戦・初戴冠を予告してみせた。
その先の青写真もすでに出来上がっている。当然、ジュンは三冠王者として弟・レイの復帰を待つつもり。「三冠チャンピオンになった暁には、リングに戻ってきた弟の挑戦を受けて三冠戦を斉藤ブラザーズでやってやる。それを今から楽しみにしておけ。DOOM!」と予告。初となる斉藤ブラザーズ対決による三冠戦実現を見据えた。
迎え撃つ中嶋は1・27八王子大会で芦野祥太郎を退けて以来4度目の防衛戦。当初は斉藤ブラザーズとの2対1ハンディキャップマッチを要求していたが、レイ欠場によって叶わなくなった。それでも「まずはレイ、しっかり治療に専念して体をしっかり治してこい。俺は待ってるよ」とエールを送った中嶋はジュン迎撃に異論はない。
ただ、懸念するところがある。IGFからの警告書を受けて自らの旗印だった“闘魂スタイル"を封印せざるを得なくなった。「まるで手足を縛られて闘えと言われているようなモノ」と表現した中嶋は「見ての通り、体のサイズも、パワーも(自分よりも)ジュンのほうがあるよ。斉藤ブラザーズと試合してたけど、デカいサイズでまさに“王道スタイル"だよね」と苦戦を覚悟。「この闘魂スタイルですべてを受け止めて、小さいながらもデカいヤツに勝つ。柔よく剛を制す。しっかりと受け止めたうえで勝利に導くよ」と無意識のうちに封印された言葉を口にしながらも横綱相撲での防衛を誓った。
【会見の模様】
▼ジュン「斉藤ブラザーズ、兄の斉藤ジュンだ。今回、弟の斉藤レイが怪我をして、兄である俺がチャンピオン・中嶋勝彦に挑戦を申し出たワケだが。まぁもともと(中嶋は)『斉藤ブラザーズと2対1でいい』と言っていたワケで、俺が代わりに挑戦したって何もおかしくはない。そして俺が思うにだ。今、チャンピオン・中嶋勝彦の周りには“悪い空気"が流れている。その悪い空気をおれがDOOM!して取っ払ってやる。そして俺は三冠チャンピオンになった暁には、リングに戻ってきた弟の挑戦を受けて三冠戦を斉藤ブラザーズでやってやる。それを今から楽しみにしておけ。DOOM!」
▼中嶋「まずはレイ、しっかり治療に専念して体をしっかり治してこい。俺は待ってるよ。そしてレイに代わってジュンが挑戦表明。ジュンも言っていたけど、もともと2対1でやってやると俺の方から言っていたから。ジュン、彼のことも認めてるよ。俺の“封印された"スタイル……まるで手足を縛られて闘えと言われているようなモノだから。それでも俺はジュンのすべてを受け止める。以上」
――ジュン選手は三冠ベルトへの思い入れは?
▼ジュン「まぁ斉藤ブラザーズは最近、タッグ屋と言われているが、俺も弟も今年はシングル(タイトル)も視野に入れていた。遅かれ早かれ俺が三冠に挑戦することは決まっていたことだからな。だからこそ三冠王者になって弟の挑戦を受ける。斉藤ブラザーズで三冠戦をやってやる。そういうことだ」
――相手がジュンに代わっても意識の持ちようは変わらない?
▼中嶋「言った通り。もともと2対1でやるつもりだったから。認めてるよ」
――中嶋選手は今日“いつもの二文字"が出てきていないが…?
▼中嶋「封印されたからね」
――中嶋選手は防衛した場合、復帰したレイ選手の挑戦を改めて受ける?
▼中嶋「もちろん。でも今、目の前にいるのはジュン。確かに俺は『2対1でやる』って言ったよ。でもそれはナメてるからじゃない。見ての通り、体のサイズも、パワーも(自分よりも)ジュンのほうがあるよ。斉藤ブラザーズと試合してたけど、デカいサイズでまさに“王道スタイル"だよね。そんな王道スタイル…いや!DOOMスタイルというべきか。それにこの闘魂スタイルですべてを受け止めて、小さいながらもデカいヤツに勝つ。柔よく剛を制す。しっかりと受け止めたうえで勝利に導くよ」
――中嶋選手、今日のいでたちのイメージは?
▼中嶋「俺はいつもの正装です。だからかっこ良く撮ってくれ」
――以前からそんなアメリカンな正装をしていた?
▼中嶋「正装は正装だよ」
――封印していたはずの言葉を口にしていたが?
▼中嶋「それは…無意識かな」
――あくまで言葉ではなくそのスタイルを試合で示していく?
▼中嶋「まぁ、今は封印されてるからね。ここまで言えば分かるんじゃないか」
――X(旧ツイッター)で氷風呂に入っていた様子を公開していたが?
▼中嶋「トレーニング後に体を冷やすのは大事でしょ? アイシングだよ」
――ジュン選手はチャンピオンを倒すならどう倒したい?
▼ジュン「それは見てのお楽しみだ。だから今はノーコメント。ただ、中嶋勝彦がやっていたアイスバス。あれはちょっと俺もやりたいな。でも少し氷が少なかった気がしたがな…」
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