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2/23【新日本】EVILがNEVER悪らつV1 拷問軍乱入で海野粉砕、黒スプレーでベルト上塗り

『THE NEW BEGINNING in SAPPORO』北海道・北海道立総合体育センター 北海きたえーる(札幌市)(2024年2月23日)
NEVER無差別級選手権試合 ○EVILvs海野翔太×

 EVILが悪行の限りを尽くしてNEVER王座V1。レフェリーが2人も退場する荒れた展開となった中、高橋裕二郎やディック東郷を乱入させ、海野を粉砕すると、スプレーですでに黒く染まったベルトを漆黒に上塗りした。

 EVILは1・20名古屋大会でタマ・トンガからNEVER王座を奪取。新日本から離れるタマからタイトル奪回を託された海野が挑戦に名乗りを挙げ、激しい抗争を続けてきた2人が札幌大会で激突することになった。EVILはベルトを黒スプレーで染め上げるなどやりたい放題に暴走。一方、海野は「ベルトをお前から獲ったとして、リターンマッチその他、お前からの要求は一切受けつけない。お前らとはこれで完全に終わり」と完全決着を予告していた。

 EVILはゴング前にNEVERのベルトを黒スプレーでさらに上塗り。激怒した海野が奇襲を仕掛けて試合はスタートする。真正面から攻め立てたものの、セコンドの東郷に気を取られたスキにEVILが反撃。「このベルトは俺のもんだ。テメェには指も触らせねえ」とマイクで言い放ち、海野を場外で踏みつけた。その後もラフファイトで一方的に痛めつけていく。

 声援を味方に付けた海野は正攻法で挽回を図るが、なかなかペースを握れない。しかし、味方が乱入したふりをしてEVILの視線を逸らすと、そのスキにエプロンDDTを決めて、試合の流れを変えた。ミサイルキック、ニーアッパー、イグニッションと躍動感溢れる攻撃を披露し、STFに捕らえる。

 しかし、拷問軍の裕二郎がゴングを勝手に打ち鳴らし、ギブアップを偽装。思わず技を解いてしまった海野とレフェリーを交錯させて無法地帯に持ち込むと、股間に東郷が手形を振り下ろした。さらに、裕二郎はピンプジュースをズバリ。海野を土俵際まで追い込む。それでも海野は感情剥き出しで決死の反撃に出たものの、EVILはまたまたレフェリーとの交錯を誘った。ここぞとばかりに乱入した東郷はスポイラーチョーカーで拷問する。

 粘る海野は孤軍奮闘。拷問軍の3人を1人で返り討ちにして気を吐く。ローリングエルボーやハーフネルソンスープレックスで暗黒の王を攻め立てると、3人目のレフェリーが登場。互いに必殺技を狙うスリリングな展開になると、海野はタマの必殺技ガンスタンで勝機をたぐり寄せた。そして、ブレイズブレイド(後頭部へのエルボースマッシュ)をぶち込む。

 決定的な場面だったが、デスライダーは決まらず。EVILは剥き出しとなったコーナー金具に叩きつけ、ラリアット、ダークネスフォールズと一転して大技ラッシュに出る。そして、最後は問答無用のEVILがさく裂。粘る海野を沈めた。

 EVILがNEVER王座を死守。ベルトを拝んだ暗黒の王は、さらに黒いスプレーをぶっかけて“邪気"をまたも祓うと、大の字になった海野の胸板にも黒スプレーで×マークを刻み込んだ。

 コメントスペースでは満足げに拷問軍の面々とビールで祝杯を挙げると、「オイ、海野翔太いいか? ざまあみろってんだ、コノヤロー! これが現実だよ、バカヤロー」と言いたい放題。漆黒に染め上げられたベルトを見せつけると、「このベルトはよ、今俺が持っている時点で、この団体で一番価値の高いベルトに上がった」と豪語し、「悔しかったらよ、獲りに来いよ。わかったか、よく覚えとけ」言い放った。


【試合後のEVIL】

▼EVIL「よーし、まずは乾杯するぞ。チアーズ! (裕二郎、東郷と共にビールで祝杯をあげると)オイ、海野翔太いいか? ざまあみろってんだコノヤロー! これが現実だよバカヤロー。(NEVER無差別級王座のベルトを指しながら)いいかオイ、このベルトはよ、今俺が持っている時点で、この団体で一番価値の高いベルトに上がった。そういうことだ。オイ、悔しかったらよ、獲りに来いよ。わかったか、よく覚えとけ。ウーッシ。行くぞ」

▼東郷「もう一杯……!(ビールをもう一口飲んで、控室へ)」

※海野はノーコメント

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