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2/28【NOAH】大“大和田コール”響いた! 拳王組が清宮&大岩と値千金のフルタイム

『SUNNY VOYAGE 2024』新宿FACE(2024年2月28日)
「Victory Challenge Tag League」公式戦 △清宮海斗&大岩陵平vs拳王&大和田侑△

 NOAHの新タッグリーグ『Victory Challenge Tag League』(VCタッグリーグ)第2戦のメインで、抜擢出場となった大和田が大奮戦。清宮&大岩組相手に20分ドローに持ち込み、新宿の夜を大“大和田"コールに染め上げた。

 開幕戦では黒星スタートとなった清宮&大岩組が、第2戦のメインイベントに登場。それでも“主役"となったのはデビュー1年にも満たない大和田だった。

 拳王に「チャンスが欲しい」と懇願し、「チャンスは自分でつかめ。俺が組んでやる」とタッグリーグ戦追加エントリーが決定。試合前から場内は大和田コールに包まれたものの、やはり序盤からロンリーファイトが続いた。

 それでも集中する声援に応えて乗り切ると、ゲキを飛ばし続けた拳王が巻き返す。大和田もダイビングボディアタックやフィッシャーマンズスープレックスホールドで反攻に転じ、場内も大和田の背中を押した。

 清宮もドラゴンスクリューで流れを変えると、逆片エビ固めで拷問。大和田が必死にロープをつかんでも、今度は大岩がアナコンダスープレックスで追い込み、必死のキックアウトをみせた大和田の執念を逆エビ固めで断ち切りにかかった。

 3度に渡ってリング中央に引きずり戻された大和田だったが、根性でロープをつかむ。逆に丸め込みを連発して食い下がり、場内も大和田の一挙手一投足に熱を帯びたものの、清宮&大岩もついにダブルインパクト式ボディアタックを敢行すると、清宮がストレッチプラム式フェイスロックへ。残り1分だったものの、拳王のカットも大岩が阻み、さすがに万事休すかと思われた。

 だが、大和田はタップの仕草を何度も思いとどまりながら粘りに粘る。そしてついに引き分けのゴングが打ち鳴らされると、まるで大和田の勝利のように場内が沸き返った。

 勝ち点1を分け合った形となったものの、清宮&大岩はまるで敗者のように悔しさをあらわに。憮然とした表情で引き上げたが、対象的に拳王は大和田を喜色満面で称えてマイクを握る。

 「よし大和田! よくやったぞ! 清宮! これが大和田侑だ! これがNOAHの未来だ! おい大和田、清宮相手に本当によくやった。このVCタッグリーグでめちゃくちゃ成長してんじゃねえかよ。俺は本気で優勝狙ってるぞ。まだまだ始まったばかりだ。このまま本気で優勝目指してやっていこうぜ!」と呼びかけ、場内も同調の大歓声に包まれた。

 そして大和田コールのなかでマイクを受け取った“主役"は「勝てませんでしたが、負けませんでした!」と叫んで大歓声。「VCタッグリーグ、優勝します! 応援よろしくお願いします!」と最後はフレッシュに誓い、新宿の闇夜に響く大“大和田コール"とともにVCタッグリーグ戦第2戦の幕が下ろされた。

 値千金の勝ち点1をつかんだ拳王&大和田組は、続く3・2名古屋大会でルチャ兄弟の“ロス・ゴルペアドーレス"ドラゴン・ベイン&アルファ・ウルフ組と対決する。

【試合後の拳王&大和田】

▼拳王「OKいいぞ、大和田! おい、よくやった!」

▼大和田「勝てませんでしたが、負けませんでした。VCタッグリーグ、本気で優勝します!」

▼拳王「いいじゃねえか、おい! いいか! 大和田、いやNOAHの未来・大和田。VCタッグリーグ、本気で優勝目指して、これからも戦っていくからな。よし、大和田いくぞ!」


【試合後の清宮&大岩】

▼清宮「勝ちきれなかった。それだけ」

▼大岩「拳王、リング上でマイクちょっと聞こえたけど、これで『よくやった』って引き分けだぞ。俺と海斗さんが見てるのは勝利だ。クソ」

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