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3/2【NOAH】“スギウル"止めた! 清宮&大岩会心メイン締めでようやくVCタッグ初白星

『GREAT VOYAGE 2024 in NAGOYA』愛知・名古屋国際会議場(2024年3月2日)
「Victory Challenge Tag League」公式戦 ○清宮海斗&大岩陵平vs佐々木憂流迦&杉浦貴×

 NOAH名古屋大会メインを飾った『Victory Challenge Tag League』(VCタッグリーグ)公式戦で、清宮&大岩組が無傷2連勝中だった杉浦&憂流迦組を熱闘撃破。3戦目でようやく初白星をつかんだ。

 清宮&大岩組は開幕から勝ち星なし。一方で開幕2連勝中の“スギウル"杉浦&憂流迦組は、こんがり日焼けして、よりプロレスラーらしい佇まいとなった憂流迦が自信に満ちた動きで場内を魅了した。

 ならばと清宮&大岩は杉浦の左足に照準。徹底した一点集中攻撃で攻めに攻め立てると、ヒザへのミサイルキック→足4の字固めで杉浦に悲鳴を上げさせた。

 それでも地元・名古屋の歓声に支えられて杉浦も屈さない。逆にダブルインパクト式ダイビングボディアタックを憂流迦の好フォローで阻止するや、杉浦の雪崩式フランケン→憂流迦のダイヤモンドカッターの連係がズバリと決まる。さらには杉浦がランニングニー、ハイクラッチ式ジャーマンと清宮を押しまくると、オリンピック予選スラムで仕留めにかかった。

 だが、清宮も投げさせない。逆に援護に入った大岩がこん身のランニングエルボーを叩き込むや、清宮もジャンピングニーをドンピシャリ。続けざまにタイガースープレックスで杉浦を追い込み、今度こそのダブルインパクト式ダイビングボディアタックも敢行だ。そして足4の字固めで絞めに絞め上げ、意地でも耐えまくる杉浦をねじ伏せるように長時間絞め上げ続け、ついにギブアップを意思表示させた。

 恩人でもある杉浦からメインでギブアップ勝ち。3戦目にして会心の初白星をつかんだ清宮は「やっぱりこのリーグ戦、若い選手が上がっていかないと面白くないでしょ? 俺たちは今のGHCタッグチャンピオンに一度挑戦してますんで、このリーグ戦俺たちで優勝して、もう一度GHCタッグに挑戦して、今度また来る時はチャンピオンになって戻ってきます!」とマイクで公約してみせた。

 愛知県江南市出身の大岩も「地元・愛知県の皆さん、VCタッグリーグ1勝目! VCタッグリーグはまだ始まったばっかだから、しっかり俺と海斗さんで優勝して、しっかりベルトを持ってここ愛知県に帰ってきます!」と続き、最後は清宮が「ここにいるみんなで一緒にNOAHを創っていこうぜ!」と拳を突き上げて名古屋大会を締めくくった。

 NOAHと新日本の越境コンビがチームとして定着すること自体が超異例なだけに「前代未聞のタッグを目指す」ことが信条。新日本WORLD TAG LEAGUEにも参戦してリーグ戦も経験済みで、昨年11月にはGHCタッグ王座にも挑戦して敗れている。今度こその勲章獲りへ一歩を記した清宮&大岩組は、あす(3日)高岡大会ではドラゴン・ベイン&アルファ・ウルフ組相手の公式戦に臨む。

【試合後の清宮&大岩】

▼大岩「よっしゃあ!」

▼清宮「ありがとう陵平」

▼大岩「ありがとうございました。地元・愛知県でVictory Challenge Tag League、記念すべき1勝目。いや、記念すべきって言っちゃいかんな。これから俺たちが見てるのはタッグリーグの優勝と、その先にあるGHCタッグのチャンピオンベルト。しっかり目標達成して、ここ愛知県名古屋に帰ってきます」

▼清宮「やっと1勝目です。でも俺たち、こうやって負けたところから最初も這い上がってきたよな」

▼大岩「はい」

▼清宮「目標達成まで絶対あきらめないから。まだまだ若いヤツが上がっていかないといけないと思ってるしね。今日、杉浦選手に勝ったけど、これが当たり前にならないといけないよな。もっともっと俺たちでこのリーグ戦、俺たちで上に熱もって上がっていこうぜ!」

▼大岩「頑張ります!」

【憂流迦の話】「今日はホント自分のせいですね。杉浦さんホントにリードしてやってくれたんですけど、いいところで全部ストップされて。最近、勝ってたんで、ちょっと調子乗ってたかもしれないですね。タッグ改めて難しいなって思ったのと、まだ勝ち点4点持ってるんで、しっかり今日の反省点を活かして次につなげて、次は絶対二人で勝ち取りたいと思います」

※杉浦はノーコメント

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