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3/7【新日本】オーエンズが石井を真っ向撃破 34歳の誕生日にNJC2回戦進出

『NEW JAPAN CUP 2024』東京・後楽園ホール(2024年3月7日)
1回戦 ○チェーズ・オーエンズvs石井智宏×

 オーエンズが石井を真っ向撃破。34歳の誕生日にNEW JAPAN CUP2回戦進出を決めた。

 くせ者のIWGPタッグ王者・オーエンズと真っ向勝負が信条の石井。真逆のタイプである2人がNEW JAPAN CUP1回戦で激突した。前日(6日)の大田区大会ではオーエンズが試合後の石井を襲撃して、パッケージドライバーでKO。「明日の夜はお前を倒し、NJC2回戦に進んでやる」と予告していた。

 怒りに満ちた表情で入場した石井が先に仕掛けた。オーエンズがリングに入った瞬間、ランニングエルボーで奇襲。場外戦に持ち込むと、鉄柵に叩きつけて制裁した。さらに、場外ブレーンバスターを狙う。だが、オーエンズはセコンドの体を掴んで抵抗。さらに、セコンドを連続して投げつけて、石井をリングアウト寸前に追い込んだ。石井がギリギリでリングに滑り込んでも、オーエンズは前夜のパッケージドライバーでダメージを与えた首を狙い撃ち。テクニックとラフファイトを巧みに使って、一点集中攻撃を展開する。

 しかし、石井は気持ちで引かない。ストンピング連打を正面から受け止め、首攻めを気にせずバックドロップやブレーンバスターで投げた。オーエンズもランニングニーやネックブリーカードロップで動きを止めにかかるが、石井はジャーマン合戦からラリアットで突っ込んで、主導権を奪い返す。オーエンズのエルボー連打を浴びても仁王立ち。雪崩式ブレーンバスターで引っこ抜いて勝機をたぐり寄せた。Cトリガー狙いをキャッチしてパワーボムで叩きつける。

 オーエンズも腕極め式ネックブリーカードロップ、Cトリガーで逆転。石井も真っ向勝負を選択し、頭突きをねじ込んだものの、オーエンズはドンピシャのタイミングでカウンターのCトリガーをぶち込んだ。パッケージドライバーを防がれても、スタイルズクラッシュで追い討ち。ラリアット、ハーフネルソンスープレックス、Cトリガーと怒とうのラッシュで押し切りにかかる。

 パッケージドライバーを防いだ石井はカウンターの延髄斬りで流れを変えると、スライディングラリアット、スライディング頭突きとなりふり構わず猛攻。ラリアットで吹き飛ばすと、垂直落下式ブレーンバスターへ。だが、踏ん張ったオーエンズはポップアップ式Cトリガーから今度こそパッケージドライバーで突き刺し、石井を沈めた。

 2年前のG1でも勝利していたオーエンズが石井を連破。34歳の誕生日を自らの勝利で飾った。「ほら見ろ、言っただろう。2024年、今年は違う年になる。見てみろよ。チェーズ・オーエンズがIWGPタッグ王者の一人なんだ。石井なんて大したことない。後藤もファンタズモもTMDK、あとは誰だ? オリジナルGO…ああ、あいつらはとにかく一人はもういない」と自信を示したオーエンズ。3・12宇和島大会で行われる2回戦では、シード枠となる春男・後藤洋央紀と対戦する。くせ者はCHAOS連破でさらに勢いを掴むつもりだ。

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