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3/10【NOAH】清宮&大岩ついに栄冠! REAL破って第1回VCタッグ制覇、GHCタッグ挑戦へ

『SUNNY VOYAGE 2024』熊本城ホール シビックホール(2024年3月10日)
「Victory Challenge Tag League」優勝決定戦 ○清宮海斗&大岩陵平vsティモシー・サッチャー&サクソン・ハックスリー×

 NOAHの新タッグリーグ『Victory Challenge Tag League』(VCタッグリーグ)優勝決定戦が行われ、清宮&大岩組がサクソン&サッチャーのREALコンビを破って第1回大会を制覇。ついに“形"をつかんだNOAH&新日本の越境新世代タッグは、今度こそのGHCタッグ奪取を宣言した。

 NOAHでは約4年ぶりとなるタッグリーグ戦。“VCタッグ"と銘打たれ、無差別色の強い8チームが約2週間に渡って覇を競ってきたが、1位と2位で争われる熊本での優勝決定戦に駒を進めたのはサクソン&サッチャー組(5勝2敗=10点)と、清宮&大岩(4勝2敗1分け=9点)だった。

 両軍ともに一日2試合目。リーグ戦を単独首位で突破したREALコンビが押しまくった。体格差で一気に流れをつかみ、チームワークで巻き返されてもサッチャーがスリーパーで清宮、大岩を相次いで失神寸前に追い込んで主導権を渡さない。その後も怪物的言動とは対象的な緻密な腕攻めをみせてフジワラアームバーへの布石を打ち込んでいった。

 それでも清宮&大岩はジャーマン&シャイニングウィザードやダブルインパクト式ダイビングニーと新合体技を連発して逆襲したものの、譲らないサクソンも清宮のシャイニングウィザードをキャッチするや、一気にネックハンギングボムをズバリ。一撃で3カウントか…と思われた。

 だが、清宮もギリギリでキックアウト。逆にビッグブーツをキャッチしてのドラゴンスクリューを繰り出すと、激情を爆発させながらプロレスLOVEポーズ。続けざまに変型シャイニングウィザードをぶち込んで3カウントをもぎ取った。

 喜びを爆発させて抱き合った清宮と大岩。一日2試合の過酷な熱闘を勝ち抜いて第1回VCタッグ覇者の称号をつかんだ。昨年9月のタッグ結成から一貫してタッグを組み続け、リング外でも行動をともにしながら絆も深めてきた越境新世代タッグが、ついに目に見える“形"をつかんだ。

 あわせて3・17横浜武道館大会でのGHCタッグ王座挑戦権も獲得。現王者のジャック・モリス&アンソニー・グリーン組には、昨年11・4新潟大会での王座戦で敗れている。早速姿をみせた王者コンビも「せいぜい今夜はパーティを楽しむがいいよ。でも次の横浜ではお前らを倒すことになる」(モリス)と余裕をみせたが、清宮と大岩もトロフィーも真っ向から掲げてにらみ合った。

 王者コンビが去ると、改めて喜色満面。マイクを握った清宮は「陵平と組んで、7ヵ月。やっと結果出ました。初戦、ティモシー・サッチャーとサクソン・ハックスリーから負けたところからこのリーグ戦が始まりました。でも今、ここに立っているのは俺と陵平です。このリーグ戦、陵平本当にありがとう。そして、各地方会場に見に来てくださったお客さん、WRESTLE UNIVERSEでご観戦くださったお客さん、皆さん本当にありがとうございます。どんな状況でも諦めずに前を向いていれば夢は叶うと思ってます。1週間後、横浜武道館、GHCのタイトルマッチ、あの2人が持っているタッグベルト、俺たちが必ず獲ります!」と誓いを立て、場内も大きな拍手に包まれた。

 NOAHと新日本の新世代越境コンビがチームとして定着すること自体が超異例。覇者の次は王者。「前代未聞のタッグを目指す」と言い続けてきた二人が、4ヶ月越しの雪辱戦でさらなる“前代未聞"を繰り広げてみせる。

【試合後の清宮&大岩】

▼清宮「よっしゃあ! よっしゃあ!」

▼大岩「海斗さん、ありがとうございました」

▼清宮「ありがとう! いやあ、陵平とやっと結果出した」

▼大岩「はい」

▼清宮「VCタッグリーグ、この初開催、最初のタッグの頂点、陵平と獲ることができて本当に嬉しい。ありがとう」

▼大岩「ありがとうございました。俺は海斗さんとこうやって目に見える結果を出すのが1つの目標だった。まずはその目標をしっかり達成したことをここに誇りに思って。次の1週間後、GHCタッグタイトルマッチ、その夢に向けて突き進みます」

▼清宮「もう誰が何と言おうと。このリーグ戦の一番最初の優勝予想とか、誰も入れてなかったな」

▼大岩「誰もなかったです」

▼清宮「でも、それでも諦めずにやってれば、こうやって結果は掴める。だから、最後まで諦めずに何があろうと、俺たちは行けるところまで、俺たちの目標に向かって上がっていきます。陵平、本当にありがとう」

▼大岩「こちらこそありがとうございました」

▼清宮「まだ、でもここで終わりじゃないから。1週間後、横浜武道館、あのベルトを獲って、また喜びを分かち合おう」

▼大岩「はい」

▼清宮「よし!」

▼大岩「(ハイタッチを交わすと)ありがとうございました」

プロ格 情報局