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3/10【新日本】金丸介入で成田がタイチを無法撃破 2回戦でザックと対戦へ

『NEW JAPAN CUP 2024』兵庫・ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館)(2024年3月10日)
1回戦 ○成田蓮vsタイチ×

 金丸義信を介入させた成田がタイチを無法撃破。ザック・セイバーJr.が待つNEW JAPAN CUP2回戦に駒を進めた。

 HOUSE OF TORTUREの成田は1・24後楽園大会で遺恨を引きずる海野翔太に敗北。シングル戦線で再浮上を果たすべくNEW JAPAN CUPに臨んだ。1回戦の相手は2・24札幌大会で鷹木信悟を下し、勢いに乗っているJust 5 Guysのタイチ。成田はタイチの元盟友・金丸を帯同させて、のっけから勝利強奪を狙った。

 2対1の状況からスタートしたが、タイチは金丸を返り討ち。セコンドのボルチン・オレッグに命令して、金丸をバックステージに連行させる。場外乱闘を皮切りに、成田が主導権を握るが、ラフファイトを耐え抜いたタイチはこん身のエルボー一撃で逆転。場外戦で報復すると、プッシュアップバー痛打や金的を防ぎ、バズソーキックで蹴り飛ばした。

 続く天翔十字鳳は成田がレフェリーを盾にして防御。金的を決め合う荒れた展開になると、成田がタイチとレフェリーと交錯させて、無法地帯を作り上げる。ここぞとばかりにEVIL、高橋裕二郎、ディック東郷が乱入。東郷はタイチの股間に手刀を振り下ろすと、3人が凶器をリングに持ち込んだ。しかし、タイチを助けようとJust 5 GuysのSANADA、上村優也、DOUKIが登場。EVILらを排除すると、ジャック・ペリーの介入もタイチがアックスボンバーで返り討ちにする。

 タイチは成田の持ち込んだプッシュアップバーを蹴り飛ばすが、これで足を痛めてしまう。すると、序盤にリングから排除された金丸が暗躍。再乱入すると、タイチの顔面にウイスキーを噴射し、角瓶で痛打する。すかさず成田がダブルクロスでダメ押し。無法ファイトで勝利を強奪した。

 金丸とともに高笑いを決めた成田は「ざまあ見ろ。クソ野郎が。消毒なんだよ。バカ野郎が」と不敵な笑みを浮かべた。2回戦(3・15堺大会)の相手は昨年の1・4東京ドーム大会でTV初代王者決定戦を争ったザック・セイバーJrに。だが、当時と成田のファイトスタイルはまったく違う。成田はザックに拷問軍流の無法ファイトで雪辱し、NEW JAPAN CUP優勝に向けてさらに勝利を重ねるつもりだ。

【成田の話】「ざま見ろ、タイチ。ざまあ見ろ。クソ野郎が。消毒なんだよ、バカ野郎が。次、ザック。ザック・セイバーJr。(立ち上がり、ニヤリと笑って立ち去る)」

【タイチの話】「わかってたよ。全部わかってたんだよ。でももう1人いるとはな。もう1人いるとは思ってなかった。いや、そんなのどうでもいいんだよ。(小さく首を横に振り)鷹木にも勝って調子よく、体のコンディションもよければ、俺はもう今月44歳だ。キャリアも21年。だけど、若い時よりケガもなく、コンディションもいいよ。ぐうの音も出ねえよ。ここまで整えてたのに。『今年は……』『今回は……』毎回そんな思いで挑んでるけど、一個も結果出ねえし、もう年齢もキャリアも上から数えた方が早いんだろうって……。(首を横に振り、うなだれながら顔を起こして)ぐうの音も出ねえよ。これでまた来年まで待てってか。(少し沈黙し、立ち上がりながら)その頃まで、気力がもつかな。(一度は立ち上がるが、右足を着くと痛みが走り、『あっ!』と声を上げてまた四つん這いに。這って立ち去りながら、途中で止まり)情けねえよ。情けない……(這って控室へ)」

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