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3/11【新日本】SANADAがNJC連覇へ始動 YOSHI-HASHIを熱戦撃破で2回戦突破

『NEW JAPAN CUP 2024』アイテムえひめ(松山市)(2024年3月11日)
2回戦 ○SANADAvsYOSHI-HASHI×

 SANADAが熱戦の末にYOSHI-HASHIを破ってNEW JAPAN CUP2回戦を突破。史上二人目の連覇へ向けて始動した。

 昨年覇者・SANADAは1回戦シード。この日の2回戦で初戦を迎えた。相手は1回戦でIWGPタッグ王者・KENTAを破ったYOSHI-HASHI。二人は2005年11月の新日本の入門テストを受け、ともに不合格となった間柄で、連覇を狙うSANADAにとって因縁ある一戦となった。

 一進一退の先手争いが続いた中、YOSHI-HASHIが逆水平を何発も打ち込めば、SANADAはドロップキックで場外に吹き飛ばし、プランチャを発射して譲らず。YOSHI-HASHIもヘッドハンターで反撃し、シットダウン式パワーボムで叩きつけると、バタフライロック、フロントネックロックと絞め上げて流れをつかんだ。

 しのいだSANADAはTKOからのスタンディングドラゴンスリーパーで捕らえ、Scull Endに持ち込んだが、YOSHI-HASHIもギブアップしない。ならばとSANADAはネックスクリュー、シャイニングウィザードと攻め込んだ。デッドフォールを阻止したYOSHI-HASHIがコードブレイカーで反撃しても、シャイニングウィザードですぐさま応戦。ラウンディングボディプレスを放った。粘るYOSHI-HASHIもドラゴンスープレックス、ラリアット、KUMAGOROSHIの猛攻で押し返したが、カルマはSANADAが決めさせず。デッドフォールで突き刺して3カウントを奪った。

 SANADAが熱戦の末にYOSHI-HASHIを破って2回戦を突破。後藤洋央紀に次ぐ史上二人目の連覇へ向けた第一歩を踏み出した。試合後、マイクを手にしたSANADAは「自分は一つ夢、いや目標があります。ここ四国でいつかIWGP戦をやりたいなと。そのためにNEW JAPAN CUP優勝して、チャンピオンになって、またここに帰ってきたいと思います」と松山のファンに約束。“ギフト"で幻想的な空間を作ると、「最後に一つだけ言わせてください。日本で一番ここ松山が好きです。おい、松山! シー・ユー・ネクストタイム!」と締めた。

 「今日の対戦相手、YOSHI-HASHIさん。実は2005年の新日本プロレスの入門テストに2人とも落ちて、俺はその後すぐに全日本プロレスに行ったんですけど、諦めず新日本の入門テスト受けて受かって、今から19年前すか? こうやって長くやってればいいことあるなと、今日改めて実感しました」と感慨とともに振り返ったSANADA。続く準々決勝は3・16名古屋大会。海野、矢野を破ってきた初出場のペリーと対決する。連覇へ向けて過酷な戦いはまだまだ続くが、「次も勝ちます」と言い切ってみせた。

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