プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/13【NOAH】王者グリーン4の字葬…清宮GHCタッグへ進撃 “準備”の成果まざまざ

『SUNNY VOYAGE 2024』兵庫・アクリエひめじ(2024年3月13日)
○清宮海斗vsアンソニー・グリーン×

 3・17横浜武道館大会でGHCタッグ王座に挑戦する清宮が、姫路メインのシングルマッチで王者グリーンに快勝。足4の字葬で“準備"の成果をまざまざと見せつけ、VCタッグ制覇に続く栄冠奪取へ進撃の度を深めた。

 大岩陵平とのコンビでVCタッグリーグ戦を制覇。越境新世代タッグとして、ようやく形を残した。余韻に浸る間もなくGHCタッグ挑戦が決定。11日の山口大会で行われた前哨戦2試合では清宮、大岩ともに快勝し「(前哨戦を)ひとつも落とさずに行く!」と言い切った。

 この日の姫路大会でも前哨戦として「モリスvs大岩」「グリーンvs清宮」シングル2番勝負が行われ、大岩は優勢ながらもモリスに丸め込まれて逆転負け。風向きが怪しくなったところで、清宮はメインで王者グリーンとの一騎打ちに臨んだ。

 グリーンの持ち前のトリッキーさとインサイドワークで揺さぶりをかけても、清宮もキッチリ流れを読んで冷静に対応。グリーン必殺のバッドルッキングフェイス(スクリュー式裏DDT)も、スクリュー回転に合わせてヒザを絡め取り、逆にドラゴンスクリューで切り返してみせた。

 さらにはヒザめがけてダイブ式の低空ドロップキックを発射。たまらずセコンドのモリスが場外から足をつかんで追撃を阻止しにかかったが、相棒・大岩が急行して排除だ。救われた清宮も鋭角的ジャンピングニーでグリーンを撃ち抜くや、タイガースープレックスホールドでガッチリ。グリーンも必死に肩を上げたものの、続けざまに足4の字固めで絞め上げ、完璧にギブアップを奪ってみせた。

 大岩と肩を組み、去りゆくモリス&グリーンとにらみ合いを展開してからマイクを握った清宮は「約17年ぶりに開催した姫路大会、プロレスリング・ノア、いかがだったでしょうか!?」と問いかけて場内も歓声に包まれた。

 最後は「3月17日、横浜武道館でGHCタッグのベルトに陵平と挑戦します。残す前哨戦はあと一つ、(3・14)岐阜。俺たち、いや俺はこの前哨戦、一つも落とさずに陵平とのタッグに勢いつけて、次のGHCチャンピオンシップで結果を残してここに戻ってきます!! みんなで一緒にNOAHを創っていこうぜ!!」と誓いを立てながら堂々と締めくくってみせた。

 かつて師・小川良成から「ワンパターン」と酷評された“武藤殺法”だが、今宵は臨機応変な試合運びから繰り出しての完勝。「足4の字、シャイニング、陵平との合体技。トップを獲るために準備してきました」。その“成果"をまざまざと見せつけて、タッグ王座奪取へ進撃の度を深めた清宮は「残す前哨戦はあと一つ、岐阜。前哨戦、すべて獲ってタイトルマッチ、横浜に行ってやる!」と改めて言い切ってみせた。

【清宮の話】「足4の字、シャイニング、陵平との合体技。トップを獲るために準備してきました。残す前哨戦はあと一つ、岐阜。前哨戦、すべて獲ってタイトルマッチ、横浜に行ってやる!」

プロ格 情報局