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3/13【GLEAT】リンダマンが海外遠征前の島谷返り討ち 10周年記念の相手に練習生・三宅指名

『GLEAT Ver.10』東京・後楽園ホール(2024年3月13日)
チェック島谷壮行試合 in TOKYO ○エル・リンダマンvsチェック島谷×

 リンダマンが海外遠征を控える島谷を真っ向から返り討ち。熱い気持ちを吐露してエールを送ると、自身のデビュー10周年記念試合の相手に練習生の三宅豪を指名した。

 島谷はさらなる飛躍を遂げるべく、3月いっぱいでGLEATマットを離れ、無期限の海外武者修行に旅立つことを決意し、出発前最後の東京大会でリンダマンとの対戦を熱望。その気持ちに応えたリンダマンが迎え撃った。

 島谷がエプロンDDTで先制。リンダマンも即座にトペコンヒーロを放って主導権を奪い取るが、ダイビングボディプレスは時期尚早で避けられて自爆に。島谷は反撃に転じ、リンダンの串刺し攻撃をことごとく阻むと、ブレーンバスターで投げて気を吐いた。リンダマンがエクスプロイダーや串刺しドロップキックで巻き返しても、立花はスイング式DDTで突き刺す。スープレックス合戦に発展しても一歩も引かずにやり合った。

 さらに、強烈な頭突きも叩き込んだものの、リンダマンはコーナーめがけてのエクスプロイダーで逆襲。譲らない島谷もしつこいジャーマン狙いを切り抜け、リバースフランケン、カナディアンデストロイヤー、逆打ちと大技をこれでもかと決めたが、リンダマンは沈まない。逆に丸め込んで不意を突き、高速ジャーマンで流れをたぐり寄せると、必死に抵抗する島谷を強引にジャーマンで再び投げ飛ばし、3カウントをもぎ取った。

 海外遠征を控える島谷を真っ向から叩き潰したリンダマンは、「何が足りないのかわからないけど、結果が出ていない。このGLEATのリングの中にその何かが見つからなかったから、お前は海外に、その勝つための何かを探しに行くんだろ? それならよ、お前、その何かが見つかるまで絶対帰ってくんじゃねえぞコラ」と猛ゲキ。「俺たちはこのリングでGLEATをするだけ。チェック、お前は海外でGLEATしてくるだけ。もっと強くなったチェックでよ、この後楽園のリング、次はメインでシングルマッチもう一度やろうぜ」と呼びかけた。

 さらに、島谷に刺激を受けたリンダマンは、「チェック島谷はGLEATの未来のために海外遠征に行く。それならよ、このエル・リンダマンもGLEATの未来のために、そろそろ動き出さなきゃいけないんじゃないのか?」とアピール。「ちょうど10年前、4月4日に俺はT-Hawkを相手にシングルマッチでデビューを果たした。4月4日、おい、来月GLEAT、4月4日、東京・新宿FACE大会あるじゃねえか。こんな都合のいいことはないだろう。10周年記念試合、リンダマン10周年記念試合の相手はもう心に決めてるし、もうすでにこの会場に来てるぞ」と注目発言が飛び出した。

 場内はどんな大物が現れるのか期待感に包まれるが、リンダマンが「てめえだ、てめえ。てめえ、上がってこい」と指名したのは、デビュー前の練習生・三宅だった。

 「この男、練習生・三宅豪は去年4月にこの俺と一緒に住んで、一緒に練習して、死ぬほど頑張ってきたヤツだよ。4月4日、この俺のデビュー記念の対戦相手、ふさわしいよな? こいつと一緒に入った何人かの同期はとっとと辞めちまった。俺の練習についてきたお前なら十分にその資格があるよ」と三宅の頑張りを評価しつつ、「けどよ、このGLEATのリングは試合をするだけ、そんな甘っちょろいもんじゃないぞ。GLEATのお客さんは許してくんねえぞ」と言い放った。

 「後楽園のお客さんに一言言ってやれ!」とリンダマンからマイクを受け取った三宅は、「4月4日にデビューする三宅豪です。よろしくお願いします。ここからGLEATの大事な大事な戦力になれるように頑張りますので、よろしくお願いします」と堂々とあいさつ。それを聞いたリンダマンは「今までたくさんつらい思いしてきたと思うけどよ。選手になったらもっともっとたくさんつらいことが待ってるよ。だけど今までと違うよ。どんなにつらい思いしても、GLEATのファンたちは必ず応援してくれるからよ。エル・リンダマンとのデビュー戦、覚悟してこいや」と三宅に通告した。

【リンダマンの話】「よし、リング上で言った通りだよ。リング上で言った通り、チェック島谷の実力は申し分ないよ。だけど、やっぱり一番になるには何か足りないものもあるんだよ。二番と一番は実力は僅差でも何か確実に足りない何かがある。その何かを海外で見つけるまでは、このリングに帰ってくるな。大丈夫だ。心配するな。このGLEATにはエル・リンダマンがいる、お前らの仲間のBULK ORCHESTRAもいる。新しい芽も育ってきてるんだ。いいか、リンダマン、4月4日で10周年迎えるけど、どんな対戦相手、俺が言った瞬間みんな期待したかもしんないけどよ、俺にとって大事なのは過去でも外でもない。今この現状なんだよ。間違いなく今一番このGLEATで俺の10周年記念のふさわしい対戦相手は練習生・三宅豪だ。覚悟して上がってこいよ」

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