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2/15【NOAH】復活・秋山&齋藤組と熱闘ドロー NOAH初参戦・綾部「暗いトンネル出られた」

『ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK ex.』横浜ラジアントホール(2024年3月20日)
△秋山準&齋藤彰俊vs石川修司&綾部蓮△

 昨年末にJTOを退団した貴重な“20代・2メートルレスラー"綾部蓮がNOAH初参戦。復活した秋山&齋藤組の猛攻をしのぎきって20分ドローに持ち込み、「最高の刺激だった。長いトンネルから出られた」と継続参戦を熱望した。

 TEAM NOAH主体興行の『LIMIT BREAK』第2弾大会で、元GHCタッグ王者コンビでもある秋山&齋藤組が復活。それでも光が当たったのは、貴重な20代、2メートル超えの綾部だった。

 全日本マットで組んでいた石川とのコンビを復活させてNOAH初参戦。かつて“スターネス"でならした秋山&齋藤組から冷酷な猛攻を浴び、のど元への非情攻撃で声までガラガラに…。それでも必死に食い下がり続けて決定打は許さない。

 終盤には石川との合体雪崩式ブレーンバスターで秋山をぶん投げて場内を沸かすと、長身を活かした攻撃で牙城を崩しにかかる。屈さぬ秋山もエクスプロイダーで反攻し、生ヒザ式のニーバットで顔面をえぐったものの、綾部も肩を上げ続け、熱気充満のなかで20分ドローに持ち込んでみせた。

 試合後も秋山&齋藤を眼光鋭く見上げ続けた。そんな綾部に、秋山も「俺はここに『何かを残しに来た』と言った。俺はNOAHだ、DDTだ、関係ない。プロレスやっているヤツに俺がやってきたものを残すために、俺はここに来た。だから、綾部、お前も立ち上がれ。やられても何でも立ち上がれ。若いヤツ頑張れ、もっともっと頑張れ。立ち上がれ」とさらなる奮起を促した。

 綾部は昨年末にJTOを退団。その行方に注目が集まったが、フリーとして活動してきた。「最近結果を残せなくて、右肩下がりで、暗いトンネルに入って『どうしようか』と迷ってるところだった」。そう明かした綾部は「本戦じゃないですけどNOAHのリングに初めて上がって。勝てはしなかったけど、負けもしなかった。自分にとってデカい引き分けだ。このNOAHのリング、メチャクチャ刺激的で最高だった。最高の刺激だった。NOAHのリングにまだまだ刺激を求めていきたい。最近、暗いトンネルに入っていた気分だったんですけど、今日の一戦でなんかひと筋の光が見えた気がしました」としゃがれ声で“収穫"を強調し、継続参戦を熱望した。

【試合後の秋山&齋藤】

▼齋藤「今日、横にいてね。久々にスターネスっていうね、氷のように冷たくて怖い雰囲気を味わえて良かったと思う」

▼秋山「齋藤さん、そんなことないです。私はもう温かいいいオジサンです! いやいや、俺はここに何かを残しに来たと言った若いヤツ頑張れ、もっと。もっともっと頑張れ。立ち上がれ。まあ、団体は違えども、もっと前に進め。俺はNOAHだ、DDTだ、関係ない。プロレスやっているヤツに俺がやってきたものを残すために、俺はここに来た。ここに来たんだよ。だから、綾部、お前も立ち上がれ。やられても何でも立ち上がれ。以上です。何かございますか?」

――齋藤選手とのタッグは久しぶりだったが、どうだった?

▼秋山「久しぶりとは思えない、そこにずっといるかのような。やっぱり奥さんのような」

▼齋藤「はい。自分は女房ですから」

▼秋山「俺が女房になることはほぼないけど。次組んだ時は、俺が齋藤さんの女房となって、色々動き回ろうか」

▼齋藤「いやいや、俺が最高の女房になってみせるよ」


【試合後の石川&綾部】

▼石川「秋山&齋藤、レジェンドタッグに勝てなかったけど、負けたなかったというのは、俺にとっても綾部君にとっても大きかったと思うし。やっぱりああやって真正面から向かってくるレジェンド、凄い素晴らしいなと思いますよ。ただ、個人的にはやっぱ齋藤彰俊の首を取りたかった。せっかくLIMIT BREAKに出ているんだ。頭の潮崎獲るには、やっぱりTEAM NOAHのメンバーをひとりひとり潰していかないといけないと思ったんで。今日はちょっとそういう面で負けですかね。でも、綾部君とこうやってまたこの場所でタッグを組んだということは、また何かの運命かもしれないし。運命じゃないかもしれないけど、またいつかどこかでタッグ組むかもしれないしね。今日は綾部君が頑張ってくれたんで、それだけで見てて頼もしかったです。大丈夫?」

▼綾部「はい。自分は最近全然結果を残せなくて。どんどんどんどん右肩下がりで、暗いトンネルに入ってて、どうしよかって迷っているところで、今日こうやってLIMIT BREAKのリング、まあ、本戦とは違うけど、NOAHのリングに上がって。石川さんとタッグを組んで、勝てはしなかったけど、負けてもない。この引き分けは自分にとってメチャクチャデカい引き分けだ。この初めてのNOAHのリング、メチャクチャ刺激的で最高だった。勝ててない自分がいうのもなんだけど、最高の刺激だったよ。自分はこのNOAHのリングにまだまだ刺激を求めていきたい。こうやって、何より今日石川さんがパートナーにいてくれたのは、自分にとって一番デカかったと思います。ありがとうございました」

▼石川「ありがとうございました」

――秋山選手の首を狙っていく?

▼綾部「もちろん。今日、正直こんなにされたしね。ズタボロにやられたんで、秋山準は必ず。またこうやってLIMIT BREAKとかに上がってれば、NOAHじゃなくても、どこかでまた絡むチャンスがあれば、首はいつでも狙ってやるぞ、コノヤロー」

――秋山選手からは「若者よ、立ち上がれ。立ち上がらないと意味がないんだ」というような言葉もあったが?

▼綾部「今日の4人で自分が一番若かったし、自分が一番どんどんどんどん前に出てやっていかないといけないなっていうのは自分でもわかっているけど。最近、暗いトンネルに入っていた気分だったんですけど、今日の一戦でなんかひと筋の光が見えた気がしましたね。この感覚を忘れずに、これから戦っていきたいと思います」

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