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3/30【全日本】現状打破へ綾部が全日本入団を表明 宮原も後押し

『ドリームパワー・シリーズ2024』大田区総合体育館(2024年3月30日)
Road to チャンピオン・カーニバル 時間差バトルロイヤル ○宮原健斗vs綾部蓮×

 綾部が全日本入団を直訴し、選手会長・宮原も後押しした。

 大田区大会を前に宮原が「綾部蓮、お前に物申す。大田区で絡ませろ」と要求。宮原と綾部が北斗&黒潮と組んで青柳&芦野&本田&ジャクソンと激突する8人タッグが組まれた。が、青柳が本田との共闘を拒否。ファン投票によって大会前日になって時間差バトルロイヤルに変更となった。

 青柳と本田の遺恨対決で幕を開けた時間差バトル。宮原と綾部はリング内外でエルボー合戦を展開し、火花を散らした。終盤、本田をフロントハイキックで場外に蹴落とし、宮原との一騎打ちに持ち込んだ綾部はなおもエルボーを連打。ミサイルキックやランニングネックブリーカードロップで果敢に攻め立てたが、宮原はブラックアウト連射で返り討ち。シャットダウン・スープレックス・ホールドで3カウントを奪った。

 試合後、宮原がマイクを手にすると、奪い取った綾部が「今年に入って、フリーという立場になって。どんどん結果を残していかなきゃいけない立場にもかかわらず、それどころかどんどんどんどん右肩下がり、負けてばかりで、自分がムチャクチャ不甲斐ないですよ」との思いを吐露すると、「ここ最近はいつも以上に自分、そしてプロレスに向き合って考えました。この現状を抜け出すには、どうしたらいいのか。今の自分に足らないものはなにか。ずっと考えました。そこで1つ答えが出ました。全日本プロレスに入団させてください」と訴えた。

 場内も「綾部」コールの大合唱。宮原は「奇遇だな。俺もそれを言おうとしてたぞ」とし、セコンドの井上に持ってこさせた自らの全日本所属選手用ジャージを綾部に着せた。再び綾部コールの大合唱に包まれると、宮原は「今日から全日本プロレス、綾部連から目を離すな。そして、全日本プロレスの綾部蓮を応援してやってくれ」と呼びかけ、二人で手を挙げた。

 「また気持ち新たに、自分に厳しく、心機一転して、プロレス界でのし上がっていきます」と誓った綾部は全日本の一員となって現状打破と浮上を目指す。

【試合後の宮原、綾部】

※2人並んでコメントを発表

▼宮原「リング上で言った通り、俺がここ数ヵ月で綾部蓮に言いたかったこと。それは(自分の胸を何度も叩くと)決めることだ。どこの男として戦うか。この日本プロレス界で、最前線で戦うためには必要不可欠だ。俺のプロレス人生もたくさんの人がキッカケをくれた。ただよ、綾部。キッカケをくれる人はいつまでも面倒見てくれないからな。今日はキッカケにすぎねえ。あとは自分次第だ。このプロレスの世界、キッカケをくれた人がいたとしても、その道をどこまで行けるかは自分次第だ」

▼綾部「はい。(宮原が去っていくと)今、リング上で自分の口で言ったことが全てです。もうここ最近、今年入ってから、もう本当に自分で振り返るのがイヤになるぐらい、不甲斐なさ過ぎて。フリーという環境に変わったにもかかわらず、不甲斐ない結果を残し続けて。もう模索の日々でした。そこで自分の中で出た答えが全日本プロレスに入団して、また自分を心機一転して高めていく。それが自分の答えでした。宮原さんがこうやって…これは宮原さんのジャージなんで、ちょっと小っちゃくて、入りづらかったですけど、こうやってジャージを着せてくれたというのは、自分の望み、入団したいということを迎え入れてくれたと自分の中では捉えているんで。宮原さんが言ったように、ここから上がっていくかは自分次第なんで。また気持ち新たに、自分に厳しく、心機一転して、プロレス界でのし上がっていきますんで、綾部蓮、見ててください。ありがとうございました」

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