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3/30【全日本】光留&田村がアジアタッグ奪還 立会人・福田社長に毒霧も大仁田陥落

『ドリームパワー・シリーズ2024』大田区総合体育館(2024年3月30日)
アジアタッグ選手権試合 ○大仁田厚&To-y vs 田村男児&佐藤光留×

 光留&田村のEvolutionが大仁田&To-yを電流爆破デスマッチで破り、アジアタッグ王座を奪還だ。大仁田は立会人・福田剛紀社長に毒霧を噴射したものの陥落となった。

 大仁田&To-yがDDT1・14鶴見大会で坂口征夫&岡谷英樹を破って第122代アジアタッグ王者に君臨。光留&田村が奪還の名乗りを上げ、この日の挑戦が決まった。光留は「電流爆破じゃなきゃやらない」と邪道爆破葬を宣言。大仁田のレフェリーorセコンド要求を受け、福田社長が立会人を務めることになった。

 大仁田は試合前、ベルトを返還すると福田社長の顔面に毒霧を噴射。机上パイルドライバーで先制すると、田村を爆破バットの餌食にしたが、3カウントは奪えず。2度目の爆破バットもTo-yに誤爆すると、光留と田村はジャンピングハイキック、ラリアットを叩き込んで一気呵成。光留がデスバレーボムで追い討ちをかけると、最後はお株を奪うサンドイッチ爆破バット攻撃でTo-yを仕留めた。

 光留&田村が大仁田&To-yからアジアタッグ王座を奪還。2022年10月に第114代王者から陥落以来、1年5ヵ月ぶりの返り咲きを果たした。「全日本プロレス、全日本プロレスファン、全日本プロレスの選手、歴史、ガタガタうるせえよ、どいつもこいつも。何がスタイルだ。何が王道だ、何が闘魂だ。何だっていいんだよ! プロレスなんだよ、全日本プロレスだってよ。電流爆破はダメ? だったら、コーナーから飛ぶ技だって昔はダメだっただろ。今リングで起こっているものは全部プロレスなんだよ」と正論を主張した光留は「そのリングの上で佐藤光留と田村男児が獲ったんだよ。俺たちがアジアタッグ獲った。これでいいんだよ」と豪語。田村も「こうやって電流爆破だって、デスマッチだって、普通の試合形式だって、タッグマッチだってそうだ。何でもできるのがプロレスだから」と口をそろえた。そして光留は「誰でもかかってこい。どんな価値観でも来いよ。俺らが全員このベルトを懸けて返り討ちにしてやるぜ」と挑戦者を募った。


【試合後の光留&田村】

▼光留「全日本プロレス、全日本プロレスファン、全日本プロレスの選手、歴史、ガタガタうるせえよ、どいつもこいつも。何がスタイルだ。何が王道だ、何が闘魂だ。何だっていいんだよ! プロレスなんだよ、全日本プロレスだってよ。電流爆破はダメ? だったら、コーナーから飛ぶ技だって昔はダメだっただろ。今リングで起こっているものは全部プロレスなんだよ。そのリングの上で佐藤光留と田村男児が獲ったんだよ。俺たちがアジアタッグ獲った。これでいいんだよ。なあ、男児ちゃん。言ってやれよ」

▼田村「何がスタイルだかわかんねえけどよ。関係ねえんだよ、スタイルなんて。スタイルなんて関係ねえ。何でもありなんだよ、プロレスはよ」

▼光留「そうだよ! 思い出せよ! プロレスは何でもありなんだよ!」

▼田村「だから、リングでやってるんだよ。こうやって電流爆破だって、デスマッチだって、普通の試合形式だって、タッグマッチだってそうだ。何でもできるのがプロレスだから」

▼光留「そうだよ。ただな、勝ったヤツが強いんだ。これがプロレスだ。それだけだ。負けてベルトは手に入らないぞ。勝ったヤツだけ手に入るんだからな。それだけがプロレスだ。おい、誰でもかかってこい。どんな価値観でも来いよ。俺らが全員このベルトを懸けて返り討ちにしてやるぜ。なあ、男児ちゃん」

▼田村「おう(2人で握手を交わす)」


【試合後の大仁田&To-y】

▼大仁田「なに負けてんだよ」

▼To-y「クソ」

▼大仁田「何回もやってんじゃねえかよ」

▼To-y「ああ、2人でやってきやがった」

▼大仁田「あいつら反則ばっかりするな」

▼To-y「反則だよ、あんなの」

▼大仁田「俺らホント真面目にやってたのにな。だけどな、よくよく考えると、アジアタッグは重いし。アタッシュケース1個壊れたから。3万円全日本プロレスは払え。重いよな、あれな」

▼To-y「重すぎて大仁田さんのバッグが壊れたんだよ。大将のバッグが壊れたんだよ。誰か直せるのかよ?」

▼大仁田「いや、直しに出したらダメだって言うんだよ。保証が効かないって言うんだよ。なんかある?」

――最初に福田社長に毒霧を浴びせたが?

▼大仁田「たまたま来たから。俺は別に全日本をいい方向に進めようと思っているだけで。別にさ、アクトレスガールズの踊りはいらないとかさ。いや別にアクトレスガールズはアクトレスガールズで一生懸命やっているかもしれないんで。全日本プロレスは違うと思うし。まあ、俺たちには明日がある」

▼To-y「そう明日がある」

▼大仁田「ホントか?」

▼To-y「明日はありますよ。確かにやりたいことはできなかったけど、ここからまたやり返して、一緒にやりたいこと……海外に行って電流爆破を一緒にやりましょう、大将」

▼大仁田「俺は3日に行くけどさ」

▼To-y「えっ? 僕は?」

▼大仁田「いや、チケットが1枚しか来なかったから。しょうがない。まあ、重いベルトを貸してやったと思えば。アジアタッグじゃなくて、今度は世界タッグ。電流爆破で世界タッグ挑戦させろ」

▼To-y「やりましょう」

▼大仁田「アジア辺りで4試合目やってたらダメだよ。メインかセミで、世界タッグのほう。世界タッグで電流爆破。おい! 世界タッグで電流爆破。どうだ?」

▼To-y「いきましょう、大将」

▼大仁田「お前、なんで小嶋からTo-yに変えたの? 全然似合わないじゃん」

▼To-y「いや、これからもっと進化していくために、To-yで。海外を見て、To-yにしたんですよ」

▼大仁田「なんでお前行かないの?」

▼To-y「いや、連れてってください。呼んでください」

▼大仁田「俺は呼ばれるけど。飛行機代もホテル代も出してくれるから」

▼To-y「呼べよ! To-yのこと呼べよ! そしたら、大将と一緒に電流爆破どこだってやってやるよ。またこの全日本でも、世界タッグでも、大将と一緒に電流爆破して、1、2、3、ファイヤーだよ」

▼大仁田「ところでお前が負けたんだよな?」

▼To-y「えっ?」

▼大仁田「お前だよ。あそこで、1、2で返せばよかったんだよ。1、2でバーンと返したら、客がウワーッとなって、『To-y頑張れ!』みたいになるよ」

▼To-y「いや、大将が助けに来てくださいよ」

▼大仁田「いや、助けに行ったんだよ。一歩遅かったんだよ」

▼To-y「もう一歩早く来れば」

▼大仁田「最近、背中の骨が折れてて、痛えんだよ。参ったよ。背中の骨が折れたら痛いだろ」

▼To-y「痛いですね。よく立ってられるなって」

▼大仁田「立てなかったんだもん。まあ、チャンピオンチームがなんか偉そうなことを言うだろうから、俺らはさっさと引き上げよう。ということで、じゃあ、行くよ。To-y、明日があるさ」

▼To-y「明日があるさ」

▼大仁田「明日があるさ」

▼To-y「明日があるさ」

▼大仁田「俺たちには明日があるさ」

▼To-y「俺たちには明日があるさ」

▼大仁田「じゃあ、1、2、3…」

▼2人「ファイヤー!」

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