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4/1【NOAH/MONDAY MAGIC】MONDAY MAGICシーズン2開始、憂流迦メイン一騎打ち急成長まざまざ 清宮は拳王戦へ弾みも…

『MONDAY MAGIC season2 ep1』新宿FACE(2024年4月1日)
○清宮海斗vs佐々木憂流迦×

 NOAHの配信向け興行『MONDAY MAGIC』のシーズン2がスタートし、メインイベントで清宮と憂流迦のシングル初対決が実現。憂流迦の急成長が目を引いたものの、清宮が快勝メイン締めで拳王との決別マッチ(4・11後楽園)へ弾みをつけた。

 プロレスデビューから3ヶ月が経過した憂流迦だが、3月も初のリーグ戦参加や拳王、丸藤正道とのシングル連戦を通じて急ピッチの進化を遂げてきた。『MONDAY MAGIC』シーズン1ではプレデビュー戦を行ったが、シーズン2初回では堂々の“メインイベンター"として、新世代エースとの一騎打ちに臨む形となった。

 まずはスピーディなグラウンド戦で幕開け。憂流迦がテクニックで押し切りにかかるが、清宮も関節技を許さず、激しいポジション争いを展開する。認め合う両者は笑顔も交わした。

 プロレス流の攻防に移行しても戦いは互角。清宮がリープフロッグなどを披露すれば、憂流迦も初代タイガーマスクばりにヘッドロックから高速回転してカニバサミにつなげると、ヒザ固めやヘッドロックで拷問していった。

 さらに憂流迦の見せ場は続く。清宮が狙ったシャイニングウィザードを逆にカウンターのシャニングトライアングルで捕獲。しのがれてもブーメランフォアアームをヒザ蹴りで撃墜する離れ技を見せるや、ジャックハマーから新兵器のオリジナル技・弁天(クロス式変型ヒザ固め)で絞めに絞め上げた。

 逃れられてもファーアウト(変型RKO)で追い打ちをかけた憂流迦だったが、沈まない清宮もフランケンシュタイナーで逆襲に転じると、ジャンピングニーからタイガースープレックスホールドへ。憂流迦も肩を上げたものの、最後はLOVEポーズからの変型シャイニングウィザードで清宮が3カウントを奪ってみせた。

 敗れたとはいえ“生まれ故郷"の『MONDAY MAGIC』でその急成長をまざまざと見せつけた憂流迦。試合後はやはり清宮と笑顔で言葉を交わしながら抱き合って、爽やかに『MONDAY MAGIC』のシーズン2初回の幕が下ろされた。

 バックステージで憂流迦は「ああ、全部(持ってるもの)使った。気持ちいい試合」と振り返った一方で「でも負けてらんない。もっと磨いて、もっと良くなる自信があります。次、清宮海斗とやる時は見ててください。次は俺が取ります」と誓った。

 一方の清宮は「勝って決別」を目指す拳王との一騎打ち(4・11後楽園)に向けて弾み。爽やかな余韻一転、バックステージでは拳王が現れ「お前な、(大岩と)ボーイズラブをリング上で決めて気持ち悪いんだ」などと絡まれると、「めんどくせえよ! お前出てけ、このヤロー! 近づくんじゃねえよ!」と嫌悪感をあらわに。拳王との“決別"を改めて誓っていた。

【試合後の清宮、拳王】

▼清宮「憂流迦選手、前に以前、少しやったことあるんですけど、シングルは初対戦で。いやあ陵平以外にもここまで自分の得意とする基本的な部分でやってくる選手がいなかったんで……」

※清宮のコメント中に拳王がやってきて

▼拳王「海斗さーん! 海斗さーん! おい、お前、今日試合見てんだろ? お前のな、パートナー・大岩、俺倒したぞ。いいか! 海斗さん! いいか、俺に構うな? まあいいよ。だがな、お前な、ボーイズラブをリング上で決めて気持ち悪いんだ。大岩よりな、俺の方がお前のことメチャクチャ好きだからな」

▼清宮「おい、拳王、おい! 関係ねえよ。お前な、めんどくせえんだよ!!」

▼拳王「お前、なんだめんどくせえって!」

▼清宮「関係ねえだろ今日。(互いの顔を小突き合ってから)関係ねえのに来んじゃねえよ、お前はよ」

▼拳王「4・11、お前、俺を指名しただろ? お前、おい! めんどくせえのに俺を指名しただろ。いいか、4・11は俺が勝って、まだまだお前とは続いていくからな」

▼清宮「めんどくせえよ! お前出てけ、このヤロー!(拳王の頭をつかんで追い払うと) 近づくんじゃねえ! ホントにしつけえヤローだ、あいつは。何なんだよ。ホントめんどくせえな。関係ねえだろ今日はよ。全く関係ねえよ。同じ大会で試合してる? 近寄りたくねえって言ってんだよ俺は。あいつの顔も見たくねえんだよ、もう! 俺に近寄ってくんじゃねえよ。次の11日まであるだろ。11日決まってるけど、そこまでは一切かかわりたくねえんだよ! 近寄ってくんな、このヤロー」


【憂流迦の話】「負けたよ。負けたけど清宮海斗、最高だったな。使った。全部今持ってるやつは全部使ったっす。でも返されて。シャイニングはやっぱり威力あるよね。凄い。でも1個1個気持ちが乗ってて、自分の中で本当に気持ちいい試合だったですね。まあでも、ずっと負けてられないんで。負けてられないから。自分の技をもっと磨いて、もっと良くなる自信がある。次回、清宮海斗とやる時、ぜひまた見てください。次は俺が取ります」

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