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4/1【全日本】綾部蓮が4月1日付で全日本に入団 「自分が一番輝けるリングでビッグな存在になる」

 綾部蓮が4月1日付で全日本に入団。1日、東京・湯島の全日本事務所で発表会見に臨んだ綾部は「一番自分が輝けるリングが全日本プロレス。心機一転プロレスラーとして自分を磨いていって、プロレス界でのし上がっていってビッグな存在になっていきます」と誓った。

 200cmの巨人・綾部は現在27歳で、2020年9月にJTOでデビュー。2022年から全日本に参戦し、王道トーナメント、最強タッグ出場など経験を積んできた。昨年いっぱいでJTOを退団し、フリーに。結果が出せないもどかしい状況が続いてきたが、その現状を打破すべく綾部が出した結論が全日本入団だった。

 3・30大田区大会でのアピールが通り、4月1日付で全日本所属となり、この日発表された。諏訪魔専務執行役員同席のもと会見に臨んだ綾部は「どうすればそのふがいない現状を抜けらるのか、今の自分に足りないものは何なのかずっと考えて。そこで出した答えが全日本プロレスに入団したいということでした」と改めて強調し、全日本を選んだ理由を「体の大きい選手が多いというのがあって、戦っていて自分の力を存分に叩きつけられるというか、自分の体で思い切りぶつかり合える選手が多くて、刺激的だし、楽しいし、一番自分が輝けるリング」と話した。

 新たな環境に身を置くことで何としても飛躍のきっかけをつかむつもり。すでに全日本道場に入寮し、イチからやり直す覚悟で取り組んでいる。諏訪魔も「いかにもこれぞ全日本プロレスってものを体現できる人物だと思うんで。体もでかくなって凄いプロレスってものを体現してもらいたいと思いますね。彼にしかできないプロレスが絶対ありますから。どう化けていくか楽しみにしています」と大きな期待を寄せた。これを受けて綾部も「まだこの大きな武器を活かしきれてない部分があると感じてますので、武器をどんどん活かしていくことができれば、諏訪魔選手が言ってくださった、凄いプロレス、自分にしかできないプロレスが体現できると思ってますので、期待にはしっかり応えていきたい」と誓った。

 入団早々、チャンピオン・カーニバル初出場を控える。いきなり大勝負に臨むことになり、「全日本プロレス参戦してる時から、いつか出たいなというのが頭にあった」という綾部にとって念願が叶う。「自分への注目度は普段より上がってる状態だと思うので、自分にとってこのチャンピオン・カーニバルがプロレス界でのし上がっていく大チャンス。自分はやっぱりプロレスラーとしてもトップの存在になっていくのが目標。このチャンピオン・カーニバル優勝という結果を残したら三冠挑戦も見えてくると思います。三冠はもちろんですけど、その先に行く存在になりたい」と大目標を掲げた。

 「心機一転プロレスラーとして自分を磨いていって、プロレス界でのし上がっていってビッグな存在になっていきます」と誓った綾部が全日本の一員となって頂を目指す。


【会見の模様】

▼綾部「4月1日より全日本プロレスに入団させていただくことになりました綾部蓮です。3月30日、大田区大会のリング上で全日本プロレスへの入団を直訴しました。リング上でも言ったんですけども、今年に入ってからフリーという立場になって、ホントただただふがいない自分、どんどん結果を残していかなきゃいけない立場になったにもかかわらず、むしろ右肩下がりでふがいない日々が続いて、ホントここ最近プロレスについて考えて、どうすれば、そのふがいない現状を抜けらるのか、今の自分に足りないものは何なのかずっと考えて。そこで出した答えが全日本プロレスに入団したいということでした。それを30日の大田区大会のリング上、試合後に直訴しまして、今回、正式に全日本プロレス入団させていただくことになりました。正式に入団を認めていただいた全日本プロレスさん、ありがとうございます。心機一転してプロレスラーとして自分を磨いていって、プロレス界でのし上がっていって、ビッグな存在になっていきますので、よろしくお願いします」

▼諏訪魔「綾部が全日本プロレスに入団したいと、こないだ大田区で言ってくれて、緊急ですけどね、こういう形で入団をみんなに発表できることになって。全日本プロレスにとって明るい話だなと思いますね。僕自身も楽しみですね。いかにもこれぞ全日本プロレスっていうものを体現できる人物だと思うんでね。まだまだ体もでかくなって凄いプロレスっていうものを体現してもらいたいと思いますね。彼にしかできないプロレスが絶対ありますから。どう化けていくのか楽しみにしています。頑張ってください」

――なぜ全日本を選んだのか?

▼綾部「全日本プロレスには自分自身、2022年1月に初参戦させていただいて、そこから定期的に全日本プロレスのリングで試合をさせてもらって。最近では準レギュラーといいますか、定期的に上がらせてもらって、去年だったら最強タッグというのも出場して。約2年ぐらいですか。全日本プロレスで戦っていて、やっぱり全日本プロレスといえば体の大きい選手が多いというのがありまして、戦っていて自分の力を存分に叩きつけられるというか、自分の体で思い切りぶつかり合える選手が多くて。戦っていて刺激的だし、楽しいし、一番自分が輝けるリングが全日本プロレスなんじゃないかっていうのはずっと思っていた部分があって。今回そういう結果が出せないという現状に悩んでいた時に、環境というか、そういったものを変えるのが頭に浮かんだ時に、全日本プロレスに今まで参戦はさせてもらってましたけど、所属、正式に入団させていただいて、また気持ちを新たにやっていくことが今、自分に必要なことなんじゃないかと思って全日本プロレスへの入団を直訴いたしました」

――入団早々、チャンピオン・カーニバル初出場を果たすが?

▼綾部「チャンピオン・カーニバル初出場ということで、シングルのリーグ戦で、ずっと全日本プロレス参戦してる時から、いつか出たいなというのが頭にあって。なかなか出る機会がなかったんですけど、今回初出場で。この4月1日から入団していきなりチャンピオン・カーニバルというタイミングで、自分への注目度というのは普段より上がってる状態だと思うので、自分にとってこのチャンピオン・カーニバルがプロレス界でのし上がっていくための大チャンスといいますか、このタイミングでチャンピオン・カーニバルが来るというのは自分にとってこれ以上ないタイミングなので、チャンピオン・カーニバル必ず結果出して、その先に進んでいきたいと思います」

――大田区大会で安齊選手が三冠王者になったが、ゆくゆくは三冠ベルトを狙っていく?

▼綾部「三冠のベルトっていうのは全日本プロレスの至宝だと思いますし、もちろん、それをゆくゆく狙っていくというのは必然なのかなと思うんですけども。自分はやっぱりプロレスラーとしてもトップの存在になっていくっていうのが目標なので、そのトップになっていくための過程として、その三冠のベルトっていうのはもちろん狙っていきますけども。その三冠が最終地点ではないんで、このチャンピオン・カーニバル優勝という結果を残したら三冠挑戦も見えてくると思いますけど、三冠のベルトはもちろんですけど、その先に行く存在になっていきたいなと自分は思っております」

――宮原選手にジャージを着せてもらった時の気持ちは?

▼綾部「リング上で直訴しまして、セコンドにいた井上(凌)選手に耳打ちをして、井上選手が裏に走っていって、何を言ったのかなと思ったらジャージを持ってきていただいて。率直な気持ちとしては直訴して、宮原選手としては迎え入れてくれる感じなんだなといううれしい気持ちと、それをその場で着せてもらったんですけど、ありがたい反面、サイズが宮原選手のサイズなんで、自分の2mの体には小さかったのがあって、リング上で着るのにてこずってしまう場面ができてしまったんですけど。持ってきていただいたのはホントうれしかったんですけど、どうしてもサイズが合わなかったので、ゆくゆくは自分のジャージも作っていただけたらなと思っております」

――綾部選手がどのへんを改善すればもっと活躍できると思う?

▼諏訪魔「ホント伸びしろしかないってのは見て一発でわかると思うんですけど、具体的にこれがいいんじゃないか。実際、彼も生活をガラっと変えて今、道場に入って、まず受け身から、またイチからやり出す覚悟ですね。その他、私生活もそうだし、団体生活もありますからね。そういうところから全部吸収していくという覚悟でやり始めたんでね。自然と変わってくるのかなと思いますね、内面から。あとはもう自分のでかさにもっと気づくこと。あと当然ウェートアップもしたら、また一気に変わりますからね。可能性しかないんで。どんどん前の自分よりも何か変えていけば、自然に凄い方向に行くと思うんでね。頑張ってもらいたいなと思います」

――諏訪魔選手から「凄いプロレスを体現してもらいたい」と言われたが?

▼綾部「自分にしかできないプロレスがあると言っていただいて、プロレス界を見渡しても特に日本人で身長だったり、このサイズはなかなかいないと思いますので。自分も試合してて、映像とかを見返しても身長を活かせてる部分と、まだこの大きな武器を生かしきれてない部分が自分にはあると感じてますので、武器をどんどん活かしていくことができれば、諏訪魔選手が言ってくださった、凄いプロレス、自分にしかできないプロレスっていうのがより体現していけると思いますので、期待をかけてくださったものにはしっかり応えていきたいと思ってますし、自分のために今以上にこの武器を活かしていけるように日々、練習や試合を通して成長していきたいと思っております」

――綾部選手から入団の意向を聞いたときの思いは?

▼諏訪魔「つい最近だったんでね。こないだだったんで、凄い決断をしたんだなっていう、その本気さを感じましたね」

――その本気に答える形ですぐ入団の形になった?

▼諏訪魔「それは経営陣でしっかり協議して。ちょうどこのタイミングって、今日は人生にとってみんな大切な日だと思うんですね。この世代もそうだし、今日も新入社員でにぎわってますよ、世間は。いいじゃないですか。全日本プロレスに春が来たって感じで」

――馬場さんを思い浮かべるファンもいると思うが意識する?

▼綾部「その身長2m、プラス全日本プロレスという部分で、ファンの方もそこを重ねてみてくださる方も多いと思うんですけど、自分としてはジャイアント馬場さんを見て参考にさせてもらう部分もありつつ。ただ、自分はジャイアント馬場さんを目指す気持ちは特になくてですね。自分は綾部蓮っていうレスラーとしてのし上がっていきたいので。もちろん大型の選手ということで参考にして、映像を見たりして吸収する部分はありつつ。ジャイアント馬場さんを目指す気持ちは自分の中に今のところ特にないです。綾部蓮という存在として上がっていきたいと思ってます」

――新しい全日本プロレス、どんなところを見せていきたい?

▼諏訪魔「新しい、見たことない景色がさらに見えそうだなって。安齊筆頭にもう見えてるわけで。じゃあここから凄いものが見れるんですよね。だから、それは見てのお楽しみだと思うんですけど、希望しかないですよね。楽しみですよ、ホントに」

――チャンピオン・カーニバルから新しい姿を見せられると期待していい?

▼諏訪魔「期待してください。ジュニアも新しい顔がどんどん出てきてるわけですから、ヘビー、ジュニアともに楽しみにしていていただきたいと思います」

――中嶋選手は今後の参戦予定はない?

▼諏訪魔「いや、僕も全く分からない。そこの点に関して。どうなんですかね。本人がどう思うのかもわからない。何を考えてるのかもわからないんでね。そこまでしか言えないです」

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