プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

4/7【WWE】ゼインが夫人眼前で4度目のIC王座戴冠、グンター長期政権に幕

 サミ・ゼインが現地時間6日、ペンシルベニア州フィラデルフィアのリンカーン・フィナンシャル・フィールドで行われた『レッスルマニア40』でグンターを破り、夫人が見守る中で2年ぶり4度目となるインターコンチネンタル王座戴冠を果たした。

 ゼインは先月11日、中邑真輔、リコシェ、ブロンソン・リード、JDマクドナ、チャド・ゲイブルとのガントレットマッチを制し、この日のIC王座挑戦権を獲得。在位666日を誇る王者・グンター相手に自信を喪失していたが、ゲイブルとの特訓で己を取り戻して祭典を迎えた。

 夫人、愛息が見守る中、出陣したゼインは開始早々、グンターにジャーマンでぶん投げられた。エクスプロイダーで応戦しても、パワーボムで叩きつけられ、掟破りの逆ヘルヴァキックも被弾。次の瞬間、ゼインはヘルヴァキックをさく裂させたものの、カウンターのラリアットで止められ、餅つきパワーボムで追い込まれた。

 ゼインも肩を挙げたが、早くも意識もうろう。ラリアットを叩き込んだグンターは最前列に座るゼイン夫人を挑発すると、パワーボム、ダイビングボディプレス連射と容赦なしの猛攻に出た。

 するとゼインは死力を振り絞って立ち上がると、コーナーに上がったグンターにヘルヴァキックをぶち込んだ。すかさずエル・ジェネリコ時代の必殺技Brainbustaaaaahhhhh!!!!!(ターンバックルへの雪崩式垂直落下ブレーンバスター)を敢行。間髪入れずヘルヴァキックを連発して3カウントを奪った。

 グンターの長期政権に終止符を打ったゼインが2022年3月以来2年ぶり4度目のIC王座戴冠を果たした。試合後、最前列の夫人のもとに歩み寄ったゼインは抱き合ってからキス。コーナー上で誇らしげにベルトを掲げた。フィラデルフィアは映画『ロッキー』の舞台。ゲイブルとの友情物語、夫人の眼前で勝利と映画を再現するような劇的戴冠となった。

プロ格 情報局