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4/13【新日本】内藤陥落 モクスリーがIWGP世界ヘビー初挑戦・初戴冠 成田襲撃で挑戦表明

『Windy City Riot』アメリカ・Wintrust Arena(イリノイ州シカゴ)(2024年4月12日)
IWGP世界ヘビー級選手権試合 ○ジョン・モクスリーvs内藤哲也×

 内藤がシカゴの地で陥落。モクスリーがIWGP世界ヘビー初戴冠を果たした。試合後、成田蓮が新王者を襲撃し、挑戦を表明した。

 内藤は4・6両国大会でNEW JAPAN CUP覇者・辻陽太とのL・I・J対決を制し、IWGP世界王座を死守。モクスリーの挑戦表明を受け、この日の一騎打ちが急きょV4戦となった。両者は2019年7・28名古屋大会におけるG1公式戦でモクスリーが勝利して以来の再戦。内藤は雪辱と4年5ヵ月ぶりとなるアメリカでの大合唱締めを誓ってシカゴに乗り込んだ。

 モクスリーはIWGP世界ヘビー初挑戦。場外戦で幕を開けると、パイルドライバーで先制し、足4の字固め、サソリ固め、STFで絞め上げて内藤を消耗させる。耐えた内藤もマンハッタンドロップで反撃すると、首攻めを展開したが、モクスリーがエプロン上でダブルアームDDTを敢行した。

 内藤もモクスリーの場外ダイブをイス攻撃で阻止すると、エプロンでのネックブリーカードロップでお返し。この一撃でモクスリーは頭部から出血してしまう。内藤はスイングDDTで首攻めを続けた。負けじとモクスリーはラリアット、カーブストンプで反撃し、スリーパーで絞め上げる。耐えた内藤がバックエルボーを連打しても、デスティーノを食い止めたモクスリーはダイアモンドカッター、デスライダーの猛攻に出た。

 内藤も譲らずデスライダーを阻止してコリエンド式デスティーノをさく裂させた。すかさず内藤が正調デスティーノで勝負に出ようとしたが、モクスリーは決めさせない。ローリングエルボーを叩き込み、デスライダーを爆発。内藤も意地で肩を上げたが、モクスリーはショートレンジラリアットで吹き飛ばすと、再びデスライダーでグサリ。内藤は返せず3カウントが入った。

 内藤が1・4東京ドーム大会での戴冠から3ヵ月で陥落。モクスリーが初挑戦でIWGP世界ヘビー初戴冠を果たした。試合後、成田が背後から現れて新王者を襲撃。この日、鈴木みのるとの一騎打ちに勝利している成田は改造プッシュアップボードでモクスリーの顔面を殴打すると不敵な笑みとともに「アイム・ネクスト・チャレンジャー」と名乗りを上げた。

 モクスリーはバックステージで「俺は今、誰も登ったことのない山の頂に立っている。俺は好きなタイミングで、好きな場所で、好きなことをする。誰も俺を止めることは出来ない。次に日本に行く時はこのベルトを持っていく」と宣言。「次の対戦相手に対して俺がすることを見たら……シューターに対して俺が何をするか見た時には、愛する人に対しても慈悲なくやり遂げる姿を見た時には、俺を見る目が180度変わるだろう」と成田への無慈悲な報復を予告した。

 そこへ愛弟子・海野翔太がやってきて「成田蓮を潰してください。その次は俺があなたに挑戦します」とアピール。モクスリーも「これで決まったようだな。準備しておけよ」と呼応し、成田突破の先に師弟対決によるタイトルマッチを見据えた。IWGP世界ヘビー挑戦が視界に入ってきた海野は「目標にしていたIWGP世界ヘビー級チャンピオンのベルト、それを師匠のモクスリーが持ってるなんて。自分にとってはこれ以上ないシチュエーションだから。ひっくり返すぞ。パラダイムシフト巻き起こすぞ」と誓っていた。

【試合後のモクスリー、海野】

▼モクスリー「ガアアアア! これだよ、これ! タイガーバームの匂い! 血の鉄臭い匂い! そして鼻の奥から勝利の匂いが充満しているぜ! IWGPヘビー級王者だ。チームメイト、友だち、家族に、エディ・キングストンにさえ……この20年超に及ぶアップダウンの激しい旅路の中、俺を支えてきてくれた人、全てに感謝を伝えたい。俺は今、誰も登ったことのない山の頂に立っている。正直、王座のことはそこまで執着していない。ベルトに刻まれたマークの文字やTシャツについた文字が3文字であろうが4文字あろうが5文字であろうが関係ないことだ。俺は好きなタイミングで、好きな場所で、好きなことをする。誰も俺を止めることは出来ない。次に日本に行く時はこのベルトを持っていく。だからアリガトウゴザイマス、ジャパン! またすぐに会おう。そして最後に新日本プロレスの全員に、そして世界に向けて言いたいことがある。次の対戦相手に対して俺がすることを見たら……シューターに対して俺が何をするか見た時には、愛する人に対しても慈悲なくやり遂げる姿を見た時には、俺を見る目が180度変わるだろう。そしてレン・ナリタよ。ヤングライオンを卒業し、デッドマンになった男。第一章は5月11日に始まる。カリフォルニアの『RESURGENCE』で……」

※モクスリーの前に海野が登場

▼海野「(※英語で)成田蓮を潰してください。その次は俺があなたに挑戦します」

▼モクスリー「これで決まったようだな。準備しておけよ」

▼海野「(※英語で)はい」

※モクスリーは先に控室へ

▼海野「自分の中で最っ高のシチュエーションができた。目指してきてた、目標にしていたIWGP世界ヘビー級チャンピオンのベルト、それを師匠のモクスリーが持ってるなんて。自分にとってはこれ以上ないシチュエーションだから。ひっくり返すぞ。パラダイムシフト巻き起こすぞ。全部、この瞬間のためにやってきたんだから」

※内藤はノーコメント

プロ格 情報局