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4/13【新日本】GLOBAL王者ネメスが石井を激闘粉砕 棚橋を再指名

『Windy City Riot』アメリカ・Wintrust Arena(イリノイ州シカゴ)(2024年4月12日)
○ニック・ネメスvs石井智宏×

 IWGP GLOBALヘビー級王者・ネメスが石井を激闘の末に撃破。改めて棚橋弘至を次期挑戦者に指名した。

 新日本初参戦となった2・23札幌大会でデビッド・フィンレーを破ってGLOBALヘビー級王座戴冠を果たしたネメス。この日、自ら相手に指名した石井との一騎打ちに臨んだ。

 序盤からネメスのエルボーと石井の逆水平のラリーを展開する真っ向勝負で幕開け。タックル合戦を制した石井がコーナーに追い込んでの逆水平連打、雪崩式ブレーンバスターと攻め立てる。ネメスが反撃に出てもラリアット合戦に競り勝ち、スライディングエルボーを叩き込んだ。

 ネメスも垂直落下式ブレーンバスターを食い止め、101(トラースキック)をカウンターでさく裂。ジャーマンでぶん投げる。石井も掟破りの逆デンジャーゾーン(飛びつきネックブリーカードロップ)、ラリアットの猛反撃。ネメスが101で応戦しても、ラリアット合戦、ヘッドバット合戦を制した石井が垂直落下式ブレーンバスターで仕上げに入ろうとした。が、ネメスも阻止。101を叩き込むと、石井のラリアットをかいくぐってデンジャーゾーンを爆発させて3カウントを奪った。

 ネメスが激闘の末に石井を撃破。「石井がタフなことはわかっていた。コンクリート製のピットブル。あの頭は俺も見ていた」と敬意を表し、「俺たちのあの打ち合いは見る価値のあるものだったぜ。コンクリートピットブルと1対1で向き合ったんだ」と胸を張った。

 「この先10年、世界に対して自分がニュージャパンの顔となる」というのがネメスの夢であり目標。「俺はやめないし、止まらない。俺は疲れないんだ」と逸材ばりに言い切ったネメスは「この王座、何よりまずは棚橋。あなたはレジェンドだ。世界の誰よりも尊敬していると言っていい。あなたを相手に防衛戦がしたい」と棚橋とのGLOBAL王座戦を熱望した。戴冠後、棚橋を指名し、4・6両国大会でタイトルマッチが実現するはずだったが、棚橋の右足関節捻挫による欠場のため消滅。「あなたを倒して、この王座を守るということが俺にとっての夢なんだ」と言い切ったネメスはそれを何としても実現させるつもりだ。

【ネメスの話】「フフフーッ! シカゴ! オォ、『Windy City Riot』、イシイがタフなことはわかっていた。コンクリート製のピットブル。あの頭は俺も見ていた。このアゴを見たか? 俺たちのあの打ち合いは見る価値のあるものだったぜ。コンクリート・ピットブルと1対1で向き合ったんだ! 激しい試合になることはわかっていた。シカゴの観客もイシイを応援していた。当たり前だな。イシイを応援しないヤツなんていないさ! ゴツくてタフなレジェンドだぞ! パンチを受けても笑っていられる。実際にそうだった。そして今夜、俺たちは初めて1対1で闘ったんだ。ニュージャパンのリングに上がるのは特別なことだが、舞台は日本だけじゃない。今回はシカゴだった。客席の熱狂は凄かった。イシイのために集まっていた。“The Wanted Man"(ニック・ネメス)にも注目しているだろうが、見たいのはイシイだったはずだ。そこで俺は何をしたと思う? 俺は自分ができると、これまでに語ったこと全てをやったんだ。ただ少し上手くやってのけた。イシイと1対1の闘いなら、1秒で負けてしまうと思った。俺はIWGP GLOBALヘビー級王座を保持し、この先10年、世界に対して自分がニュージャパンの顔となる自分の夢のことを思った。イシイに激しく打ち込まれて、今夜終わることになるかもしれないと思った……だが言ったように、このアゴを見てくれ。プロレスラーにしてはキレイすぎると言うヤツもいるが、俺には当てはまらない。俺は傷跡が付いたり鼻が曲がったりすることにはならない。俺が拳やキックや頭突きを顔で受けても平気なのは、整ったアゴだけが理由じゃない! 違う。俺はやめないし、止まらない。俺は疲れないんだ。1998年にレスリングの練習を始めた時と同じスタミナを今も維持している。なぜなら俺より凄いことを成すヤツ、俺より勝ることをやるヤツはいないと自分に言い聞かせているからだ! 自分で目標を定めれば、次の夜にはその目標をさらに高くする! 誰でも、いつでも、どこでも! この王座、何よりもまずはタナハシ、あなたはレジェンドだ。世界の誰よりも尊敬していると言ってもいい。あなたを相手に防衛戦がしたい。時間と場所は任せる。ドリームマッチだ。あなたをこれほど尊敬しているからこそ、リングに上がるというだけでなく、あなたを倒してこの王座を守るということが俺にとっての夢なんだ。その時まで、そしてその後も誰でも、いつでも、どこでも俺が相手になる。俺はやめない。ワーカホリックなんだ。俺は止まらない。次の闘いを待ち望み、夜も眠れない。俺と闘いたいなら俺の所に来い。時間も場所も問わない。俺は誰よりも上手くあらゆることを成してきた。そして俺は止まらない。俺に感謝しろ。これからも続くぞ」

※石井はノーコメント

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