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4/15【NOAH/MONDAY MAGIC】ニンジャがGHCハードコア王座V3、ウルフ返り討ち 両国で石川修司迎撃へ

『MONDAY MAGIC season2 ep3』新宿FACE(2024年4月15日)
GHCハードコア選手権試合 ○ニンジャ・マックvsアルファ・ウルフ×

 GHCハードコア王者のニンジャが、ウルフとの反則、凶器ありのハードコアマッチを大乱戦の末に制して3度目の防衛に成功。5・4両国大会での石川修司迎撃が決定的となった。

 『MONDAY MAGIC season2 ep3』のメインイベントに据えられハードコア王座戦。レフェリーが特に危険と見なす行為以外は全ての反則が認められる何でもありのルールで争われた。

 序盤からウルフがハードコア戦に完璧に順応する。捨て身のトペコンヒーロで主導権を握ると、パイプイスや竹刀などを巧みに利用し、躊躇なく急所を蹴り上げた。ニンジャが空中殺法で挽回に出ても、ニンジャスペシャルをアルミ製のバケツで迎撃して、どよめきを誘う。さらに、エプロンでのフロントスープレックス、場外に設置したテーブルに寝かせてのトペコンヒーロと荒技を連発して、場内を沸騰させた。

 ニンジャも報復。コーナーに立てかけたテーブルめがけてウルフを豪快に投げつけると、テーブルは真っ二つにへし折れた。勢いを取り戻した王者はラダーも巧みに利用する。ならばとウルフはラダー上の天井スレスレの状態からフロントスープレックスを強行。ニンジャの帯を奪い取り、後ろ手に両手を縛って自由を奪うと、場外でパイプイスを何度も振り下ろしてメッタ打ちに。リング上でもなおも殴りつけにかかる。

 それを回避したニンジャは両手を拘束された状態でドロップキックや旋風脚をズバリ。イス攻撃の自爆も誘うと、最後はニンジャスペシャルで大逆転の3カウントを奪った。

 大乱戦を制したニンジャがGHCハードコア王座3度目の防衛に成功。場内が大・ニンジャコールに包まれたところで思わぬ男が現れた。

 ハードコアやデスマッチ経験も豊富な石川だった。石川は「素晴らしい試合でしたね。そのベルトに5月4日、両国で挑戦させてもらっていいですか」と礼儀正しく挑戦表明。迎え撃つ構えを見せたニンジャは握手を交わすが、その直後に態度をひょう変させた大巨人は、ファイヤーサンダーで突き刺し、王者をKOした。

 ブーイングも飛ぶなか、石川は「ニンジャ・マック、なんでも使っていいぞ。そうでもねえと俺は強えからな」と上から目線で通告してリングをあとに。タイトルを死守した直後の王者が叩きのめされ、『MONDAY MAGIC』は衝撃的なエンディングとなった。

【石川の話】「そうだね。まあ試合見てて、体張ったメチャメチャ凄い試合してたんで、ニンジャ・マック、メチャクチャ興味あります。自分もね、昔(大日本の)デスマッチヘビー持ってた。その時の引き出し開けて、5月4日、GHCのハードコアのベルト獲って、そのうち全部いっちゃおうかな。まずは第一歩。ニンジャ・マックと体張った試合して、あのベルトをまず(両手で腰を叩いて)この腰に巻きたいなと思います」

【ウルフの話】「すごく疲れた。今日は絶対チャンピオンになろうと思っていたのに本当に残念だ。でも俺はいつか必ずチャンピオンになる。GHCハードコアなのか、GHCナショナルなのか、もしかしたらGHCヘビー級チャンピオンかもしれない。アルファ・ウルフはヘビー級だ。ドラゴン・ベインも十分ヘビー級でやっていける。もうすぐ俺たちロス・ゴルペアドーレスが復活する!」

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