4/27【全日本】安齊2敗目 レイが三冠王者粉砕で白星先行「ゼンニッポンDOOM締め」

『チャンピオン・カーニバル2024』エディオンアリーナ大阪(府立体育会館)第2競技場(2024年4月27日)
Bブロック公式戦 ○斉藤レイvs安齊勇馬×

　安齊が2敗目。世界タッグ王者・レイが三冠王者粉砕で2勝目を挙げ、「ゼンニッポンDOOM!」で大阪大会を締めた。

　レイはここまで1勝1敗。3戦目となったこの日、前半のヤマ場といえる三冠王者・安齊との王者対決を迎えた。

　開幕戦に続き、新時代を象徴するようなメインとなったが、両者は期待にたがわぬ激闘を繰り広げた。レイがパワーと巨体で押し込みにかかれば、安齊は得意のスープレックスで対抗。レイがラリアットを叩き込んだ次の瞬間、安齊がジャーマンで巨体を投げるなど意地の攻防を展開した。

　先に勝機をつかんだのは安齊。前後からジャンピングニーを連発し、渕正信直伝フェースロックで絞め上げる。レイが耐えてもエルボーと逆水平のラリーに持ち込み、鈍い音とともにヘッドバットをぶち込んだ。

　するとレイも鈍い音ともに頭突きで徹底抗戦。頭突き合戦を連打で制すると、左右の張り手をぶち込む。さらにチョークスラムで叩きつけると、アイスバインでダメ押しして3カウントを奪った。

　レイが三冠王者・安齊を激闘の末に粉砕して2勝目。白星先行で折り返しの4戦目を迎えることになった。「俺はまだシングルで何の結果も残せてねえ。だからこそ、今年のこのチャンピオン・カーニバル、この俺が残りのヤツら、そして兄・斉藤ジュンをぶっ倒して、必ず決勝に行ってやるぜ! 全員楽しみにしてろ」と宣言したレイは「ゼンニッポンDOOM!」の叫びで大阪大会を締めた。

　次戦は明日4・28名古屋大会。新外国人クルーと激突する。バックステージでは優勝の前祝とばかりに大好物のビールをひと飲み。「安齊勇馬、さすが三冠チャンピオンだけあって、なかなか強かったな。最後、真っ向からやり合ったら普通に倒せると思ったら、全然そうはいかなかったな。いいファイトだった。だが、今日、勝ったのはこの俺、斉藤レイだ」と勝ち誇ると、「必ずこの俺が倒して、最後、うまい冷えたビールをまた飲んでやるぜ。全員楽しみにしてろ! フォー!!」と今から優勝後の祝杯を描いていた。

　一方、安齊は2敗目で足踏み。公式戦は残り2試合で次戦は4・28名古屋大会のジャクソン戦となる。首位のジュンが8点をマークしており、これ以上落とせない状況に追い込まれた。

【レイの話】「フォー! やったぜ! チャンピオンに勝ったぜ! ご丁寧にビール冷やしてあるから飲んでやるぜ。(と缶ビールを飲み始める)おお、こりゃIPAだな。普通のラガービールもいいが、俺はこういったホップの利いてるビールも大好きだぜ。(さらに飲んでから)安齊勇馬、さすが三冠チャンピオンだけあって、なかなか強かったな。最後、真っ向からやり合ったら普通に倒せると思ったら、全然そうはいかなかったな。いいファイトだった。だが、今日、勝ったのはこの俺、斉藤レイだ。まあ、さっきリング上でも言ったんだが、これから決勝戦にいって優勝するためには、残りのヤツらと、そして兄・斉藤ジュンを5月3日の仙台夢メッセ大会で倒さなきゃいけねえ。必ずこの俺が倒して、最後、うまい冷えたビールをまた飲んでやるぜ。全員楽しみにしてろ! フォー!!(とビールを飲みながら控室へ)」

【安齊の話】「最後、何が起こった? 最後の記憶まるっきりない。でも今こうやってリングから斉藤レイの言葉が聞こえてるってことは、俺は勝てなかったのか。これでチャンピオン・カーニバル2敗目か。まだまだこっから負けなきゃ優勝戦チャンスまだあるでしょう。まだ全然あきらめたわけじゃねえぞ。俺は三冠チャンピオンとして、このチャンピオン・カーニバル必ず優勝する」