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4/27【スターダム】ゴッデス戦後に急展開…キッドが大江戸隊追放もたむが救出 王者・すず&星来はFWC迎撃へ

『ALL STAR GRAND QUEENDOM 2024』神奈川・横浜BUNTAI(2024年4月27日)
ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合4WAYバトル ○星来芽依&鈴季すずvsAZM&天咲光由vs葉月&コグマvsスターライト・キッド&琉悪夏×

 ゴッデス王座戦後に急展開。誤爆で敗戦したキッドを大江戸隊が追放したものの、中野たむが救出。タイトル防衛を果たしたすず&星来は葉月&コグマ迎撃が決定的となった。

 ゴッデス王者の“CRAZY STAR"すず&星来は4・21大阪大会でプロミネンスの世羅りさ&柊くるみを下して初防衛に成功した。試合後、1年8ヵ月ぶり3度目の戴冠を狙う“FWC"葉月&コグマ、さらにはQueen's QuestのAZM&天咲、大江戸隊のキッド&琉悪夏が挑戦表明。まとめて受けて立つ構えを見せたすずが4WAY戦を提案し、大荒れ必至のタイトル戦が決定した。

 ベルトへ熱い思いを持つ4チームの戦いは攻守が次々と入れ代わる熱戦に。奮闘したキッドはすずとスープレックス合戦を繰り広げた。4チームは大技合戦のみならず、丸め込み合戦でも火花。あわや3カウントの場面が連続して続くスリリングな展開になる。各チーム連係も駆使してせめぎ合った。

 大江戸隊コンビは星来に照準。セコンドにも介入させると、合体フィッシャーマンバスターで追い詰める。しかし、琉悪夏のダイブ攻撃は不発。スピーディに各選手の大技が連鎖してまたまた大混戦に。ここぞとばかりにキッドはボックス攻撃を連発するが、星来に避けられて琉悪夏に痛恨の誤爆。直後に星来が琉悪夏を丸め込んで3カウントをもぎ取った。

 CRAZY STARがゴッデス王座V2。試合後、星来は「スターダムの全タッグチーム倒していくぞ!」と吠えたが、そこにコグマが横やり。「私たちもクレイジーだから。今日はメチャクチャだったから、2対2のサシでやろう」とアピールすると、葉月も「クレイジースターがFWCにビビってなければ、5月5日、凱旋となる福岡でタイトルマッチどうですか!」と提案する。すずは「ビビるわけねえだろ。やってやるよ」と受諾した。

 その後もまさかの展開が待っていた。試合に敗れたキッドを琉悪夏がボックス攻撃で制裁。刀羅ナツコや吏南らも加わり、大江戸隊が総出でキッドを痛めつけると、場内はブーイングに包まれる。マイクを持った琉悪夏は「今日、私はお前のせいで負けたんだよ。そうだろ? スターライト・キッド、お前はもう大江戸隊には必要ねえんだよ」と通告。リーダーの刀羅は「長いこと客寄せパンダありがとうね。さよなら、キッド」と追放宣言を言い放った。

 キッドは2021年6月に大江戸隊に加入。当初はユニット抗争を経ての強制加入だったが、STARへの出戻りを自ら拒否し、その後は大江戸隊の中心選手として活躍してきた。しかし、約3年で追放される憂き目にあった。

 すると、過去に何度かキッドに興味を示していたたむが救出に登場。直前の試合でアジャ・コングに敗れただけに、ボロボロの状態だったが、キッドを助け出す。それを見た刀羅が「ちょっと前にもこんな光景見たな。仲良くやりなよ」と吐き捨てると、大江戸隊はリングをあとに。

 リングに残ったたむはキッドに声をかけて、手を差し伸べる。キッドが応じるか逡巡すると、たむは強引に肩を貸し、2人で花道を下がっていった。

 バックステージでたむは。「キッちゃんはさ、もうあんなところにいなくていいよ。わかってるんでしょ? たむはわかってる。あなたは強くて速くて、本当は凄く優しくて、真面目で、宇宙一のマスクウーマンなんだから。どんな逸材も場所を間違えたら、綺麗な花は咲かないんだよ」とエール。さらに、「明日から一緒に戦おう」と勧誘したものの、うなだれるばかりのキッドは「今は何も言わないでおく」と明言を避けた。


【試合後のすず&星来】

▼星来「クレイジースター、安定の2度目の防衛成功しましたよ」

▼すず「最高」

▼星来「頭もいいし、こういう4WAYとか得意だし」

▼すず「芽依ちゃんはね」

▼星来「お前も得意だろ。こんな調子でまずはスターダム一のタッグチームになっていきたいなと思います。あとは明後日。ディアナさんで自分はシングルのタイトルがあるんで、それをスターダムに持って来て、シングルとタッグで上に行っちゃうよって」

▼すず「行っちゃうよ、本当にさ。私と横浜BUNTAIとはさ、いろんな因縁というか、いろんな思い出があってさ。シングルのベルトを初めて巻いたのも文体だし、デビュー戦の予定だったところも文体だし、『さよなら文体』っていう文体最後のプロレス興行にも出ちゃったし。そんな新しくなった、リニューアルしたBUNTAIで、このゴッデスのベルトを持って、デカくなった姿を見せれて、本当によかった。あとはFWC、福岡・わんぱく・熊ゴロー、あの2人をとりあえずぶっ潰して、私も九州でやりたいからさ。とりあえずぶっ潰して、ゴッデス守ろうぜ」

▼星来「守ろう」

▼すず「よし。今日も焼き肉だ!」

▼星来「今日も? また?」

▼すず「また」

▼星来「たまには違うの食べよう」

▼すず「焼き肉でいいよ」


【試合後のキッド、たむ】

▼たむ「ごめんね、キッちゃん。こんなボロボロでカッコ悪い状態で。もうちょっとカッコ良く助けに行けたらよかったんだけど。キッちゃんはさ、もうあんなところにいなくていいよ。わかってるんでしょ? たむはわかってる。あなたは強くて速くて、本当は凄く優しくて、真面目で、宇宙一のマスクウーマンなんだから。どんな逸材も場所を間違えたら、綺麗な花は咲かないんだよ」

▼キッド「なんで? なに? さっきまでナツコの試合もよくやってたのにさ。なんなの琉悪夏、大江戸隊。たむちゃんも出てきて、守ってくれたの? それはありがとう。でもさ、ちょっと感情がいろいろグチャグチャで、何にも話せない。追いつかない」

▼たむ「わかった。いいこと考えた。(キッドのマスクの耳部分に口を近づけると、大きな声で)明日から一緒に戦おう!」

▼キッド「今は何も言わないでおく」

▼たむ「(キッドが立ち上がると)ひとりで帰れる? 肩貸そうか?」


【試合後の琉悪夏、刀羅】

▼琉悪夏「私は今日、あいつのせいで負けた。あんなヤツと組んでなかったらな、獲ってたに決まってる。またどこかでゴッデス。どうですか?」

▼刀羅「ええよ。誰に挑戦するの?」

▼琉悪夏「誰でもいいよ。持っているヤツに挑戦すれば獲れるわけでしょ」

▼刀羅「そんなことよりさ、キッドは今日で大江戸隊追放。リングでも言ったけど、何年間ぐらいかな。体よく客寄せパンダをありがとうって感じ。もうお役御免。いらねえよ、あんなヤツ。教育がなってないヤツには教育しなきゃ。キッドもそう。白川もそう。これからの大江戸隊は生ぬるいヤツはどんどん斬り捨てていく。以上だ」

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