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5/3【新日本】オーカーンが上村にKOPW再戦要求 「貴様が言ったルールで闘ってやる」

『レスリングどんたく 2024』福岡国際センター(2024年5月3日)
○上村優也&タイチvsグレート-O-カーン&カラム・ニューマン×

 KOPW王者の上村がオーカーン眼前でニューマンに快勝。悔しさを爆発させたオーカーンは再戦を要求し、「貴様が前回言ったキャッチルールでいいよ。貴様が言ったそのまんまの、その通りのルールで闘ってやるよ」とアピールした。

 上村は4・27広島大会でオーカーンとKOPW王座を懸けて対戦。異色の「地方再生マッチルール」で激闘の末にオーカーンを下し、KOPWのベルトを奪取した。そんな上村とオーカーンがタイトルマッチ以来初めて対峙。上村はタイチと、オーカーンはニューマンと組んで対戦した。オーカーンはベルト陥落後の大会ではノーコメントを貫き、今大会を迎えた。

 上村とオーカーンが先発で対峙。グラウンドでもスタンドでもレスリング勝負でしのぎを削る。オーカーンが巧みに脇固めに捕らえたが、上村はロープにエスケープ。同時にロープに飛んだ場面では、上手く腕を引っかけた上村がグラウンドに持ち込んでみせた。ならばとオーカーンもショルダータックルでやり返す。

 その後、タイチがローンバトルを耐えきって反撃に成功すると、上村が再登場。ニューマンのスピーディな動きに攻め込まれたが、ショルダースルー、ダブルチョップ、バックドロップとたたみかけて流れを変える。ダイビングボディアタックはニューマンのドロップキックに撃墜されたものの、オスカッターは阻止。ハイスピードの先読み合戦からニューマンがパワーボムの構えに入るが、不時着した上村はすぐさまカンヌキスープレックスホールドを繰り出して、鮮やかに3カウントを奪った。

 上村が快勝。敗れたオーカーンにKOPWのベルトを見せつけた。オーカーンは鉄柵を蹴り飛ばして悔しさを爆発させた。バックステージで上村は「俺はいつ何時、誰の挑戦でも受けるっつってんだよ。誰も来ねえじゃねーかよ。俺に興味ねえのか、このKOPWに興味がねえのか」と声を荒げると、「俺は、この新日本プロレスを強い新日本プロレスにしてええんだよ。過去よりももっと強い新日本プロレスにしたいんだよ。俺の意見になんかあるヤツは、来てくれ」と呼びかけた。

 一方、重い口を開いたオーカーンは「もう一度、KOPW闘わせろ。そんなに強い新日本、取り戻してえならよ、余が掲げるルールは、貴様が前回言ったキャッチルールでいいよ。貴様が言ったそのまんまの、その通りのルールで闘ってやるよ」と再戦をアピールした。

【タイチの話】「俺の視線感じたか? しっかりと。なんでずっと、ずっと見てたかわかるか? 俺だって言いたいことあんだよ。何が言いたいか、先に目で物語る(つもり)もあったよ。俺だって言いたいことあんだ。刺激受けたよ、たくさん。みんな言いたいことあんだよ。俺だってあんだよ。黙ってたらもったいないから……明日だな。明日、言いたいことは……言うかもしれないぞ」

【上村の話】「バックステージコメントで、俺はいつ何時、誰の挑戦でも受けるっつってんだよ。誰も来ねえじゃねえかよ。俺に興味がねえのか、このKOPWに興味がねえのか。まだこのベルト、俺の色が薄いと思うんで。俺はこの新日本プロレスを強く、強い新日本プロレスにしてえんだよ。過去よりももっと強い新日本プロレスにしたいんだよ。俺の意見になんかあるヤツは来てくれ。このKOPW、新日本プロレスを、このKOPWを使って熱い新日本プロレスを再生するぞ。以上。ありがとうございました」

【オーカーンの話】「(※イスを手に入ってきて、それに座って腕を組んで)上村、強い新日本って定義はなんだ? 余が思うに、強い新日本っつうのは、い〜っぱいいっぱい客が入ってることだ。結局、カネも人気も知名度も足りねえから、選手がいっぱい引き抜かれてんじゃねえのか? 余が思うに、強い新日本ではAEW、WWEよりも客がたくさん入り、クリス・ジェリコ、ジョン・シナ、ジョン・モクスリー、ザ・ロック……そいつらよりも有名なレスラーを輩出し、そして一番の売り上げをプロレス団体の中で叩き出すことだ。上村、貴様の(言う)強い新日本、ストロングスタイルのことなんだろうけどよ、そんなのはただの言葉で、しかも50年も前の言葉だ。そのストロングスタイルでも、暗黒期ってあったんじゃないのか。それを棚橋の脱ストロングスタイル、チャラいスタイルで黒字回復して、その功績で社長にまで昇り詰めたんじゃねえのか? まあただ、こんなのはただのイデオロギーだ。貴様と折り合いをつける気も論破する気もねえよ。(※立ち上がって)どっちが正しいとかじゃなくて、今は地方で客をたくさん入れて、1000人のキャパ(シティー)で500人じゃなくて、全会場、全シリーズですべて人を入れる、地方を盛り上げる、そういうマニフェストを守るためにも、もう1度、KOPW闘わせろ。そんなに強い新日本、取り戻してえならよ、余が掲げるルールは貴様が前回言ったキャッチルールでいいよ。貴様が言ったそのまんまの、その通りのルールで闘ってやるよ。そんなにストロングスタイル、アントニオ猪木、過去にしがみつきてえならしがみついてろ。それら丸くまとめて支配して、新しい新日本、新しい新時代、余が開いてやるよ」

【ニューマンの話】「ああ。やられてしまったが、それでも俺がこの惑星で一番速いプロレスラーだ。どこの団体にいるヤツだって、俺のスピードにはついてこられやしない。それにこの体を見てくれ。かなり大きくなっただろ。102kgだ。皆、カラムはなぜ『BEST OF THE SUPER Jr.』に出ないんだ?と言うが、俺はジュニアヘビー級じゃないんだ。俺はヘビーウエートセンシュ。俺が興味を持っているのは別のシリーズだ。それか、シェインが俺に見せつけてくるあのベルト。お前と対戦するなら、米国ビザを更新しないといけないな」

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